カラー・ミー・ブラッド・レッドの紹介:1965年アメリカ映画。売れる絵だけを描くアダムが、指を切った助手の女性の血をキャンパスに塗ったことにより、人間の血で絵を描いてしまいます。その絵が傑作扱いされた為、アダムは血を求めて殺人を繰り返すようになるという、スプラッター映画の帝王と言われたハーシェル・ゴードン・ルイスの初期の作品です。
監督:ハーシェル・ゴードン・ルイス 出演者:ゴードン・オアス=ハイム(アダム)、キャンディ・コンダー(エイプリル)、スコット・H・ホール(フランソワーズ)、エリン・ワーナー(ギギ)、パット・リー(シンディ)、ジェローム・イーデン(ラルフ)ほか
映画「カラー・ミー・ブラッド・レッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カラー・ミー・ブラッド・レッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カラー・ミー・ブラッド・レッド」解説
この解説記事には映画「カラー・ミー・ブラッド・レッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カラーミーブラッドレッドのネタバレあらすじ:起
フランソワーズの画廊では1枚の絵画が庭で焼かれていました。そして燃えている絵画からは赤い絵の具が流れ出していました。画家のアダムが赤の絵の具で描いていますが色が気に入らないのでやり直していると助手の女性のギギが入って来て個展の話になり言い争いになりました。フランソワーズの画廊ではアダムの個展が開かれていました。評論家がやって来て、売れる絵は描くが才能は無いと言われた為アダムは文句を言って主催者から注意を受けました。
カラーミーブラッドレッドのネタバレあらすじ:承
海辺の自宅でギギが絵画の木枠の釘が指にささり血が出ました。その血を見たアダムはその赤色が自分が求めていた色に見えました。翌朝ギギの指のを持って血で色を塗るとアダムは興奮しました。そして自分の指をカミソリで切り、血で色を塗り始めました。やがて1枚の絵が完成しましたが、アダムは疲れ果てて眠ってしまいました。目覚めたアダムはギギに血て絵を描く画家なんて聞いたことがないととがめられて、アダムはギギの顔を傷つけ血まみれにしました。そしてギギの血で絵を描きはじめました。
カラーミーブラッドレッドのネタバレあらすじ:転
若いカップルが海辺でいちゃついていました。そのころギギを死なせてしまったアダムはギギを砂に埋めていました。そしてフランソーズの画廊に血で描いた絵を持っていきました。評論家に見せると絶賛しました。別の女性がぜひ買いたいと言ってきました。しかしアダムは才能の証明だと言って売りたくないと言いました。評論家はそれならもう1枚描いてくれと頼むとアダムは描くと言いました。しかし自宅には床に落ちた血しかありません。そしてアダムは海で遊ぶ若いカップルをモリで襲い男を殺し、女を自宅に連れてきました。女を壁に貼り付けお腹を切りそこから血を確保しました。その血で描いた絵画を画廊に見せに行きました。
カラーミーブラッドレッドの結末
エイプリルらは4人で海に遊びに来ました。エイプリルは一人で散策に歩きました。アダムの家に近づいたときアダムが家の外で絵画を描きはじめエイプリルの注意を引きました。そしてアダムはエイプリルにモデルになってくれと頼みますが断られます。エイプリルの母親が自分のファンだと知ったアダムは絵画を差し上げるからモデルになってくれと再度頼みますが、エイプッルは一旦皆の所に帰りました。エイプリルは彼氏の了解をもらいアダムの家に行きました。そしてモデルになりアダムは絵を描き始めました。しかしアダムはエイプリルの手を縛り、エイプリルが怒り始めました。そのころエイプリルの友人の女性が砂に埋まったぎぎの死体を見つけました。電話を借りるために彼氏がアダムに家に入るとアダムがエイプリルを斧で殴ろうとした瞬間でした。二人は銃を構えアダムが今までの事をすべて話しました。友人二人もアダムの家に入って来た為アダムが斧を振り上げエイプリルを殴ろうとしましたが彼氏は銃でアダムの顔を撃ちました。そして血まみれになったアダムは白紙のキャンパスに倒れ込みました。
「血の祝祭日」「2000人の狂人」のハーシェル・ゴードン・ルイス監督作品。売れない画家がふとした拍子にキャンバスに飛び散った血を見て、血を絵の具代わりに使うために連続殺人を犯すというものだが、とにかく観ていて退屈。とはいうもののルイスの映画に退屈はつきもの。未見でぜひ観たいと常々思っている「悪魔のかつら屋」も相当退屈だという評判が。これは超極私的な意見になってしまうがやはりルイスといえば「血の祝祭日」と「2000人の狂人」の2作品だけはホラー・ファンの間で語り継がれていくと思う。