リトル・ランボーズの紹介:2007年イギリス,フランス映画。映画を作ることの虜になった少年たちの友情と絆をユーモラスに描くハートフルコメディドラマ。インディペンデント映画を対象としたアメリカの映画祭、サンダンス映画祭でプレミア上映されました。監督は、「SING」などのガース・ジェニングが努め、少年たちの心温まる作品となっている。
監督:ガース・ジェニングス 出演:ビル・ミルナー(ウィル・プラウドフット)、ウィル・ポールター(リー・カーター)、ジェシカ・スティーヴンソン(メアリー・プラウドフット)、ニール・ダッジェオン(ジョシュア)、ジュール・シトリュク(ディディエ・ルボル)、エド・ウェストウィック(ローレンス)、ほか
映画「リトル・ランボーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リトル・ランボーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リトルランボーズの予告編 動画
映画「リトル・ランボーズ」解説
この解説記事には映画「リトル・ランボーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リトルランボーズのネタバレあらすじ:起
1982年のイギリス。父親のいないウィル・プラウドフットは、プリマス同胞教会の影響下の元で育てられたため、音楽やテレビ・映画といった娯楽を一切禁じられていました。彼の唯一の楽しみは、空想、聖書や学校の壁に落書きをしたり、金魚の水槽に微量の水を足していくことでした。ある日、学校一の悪ガキ、リー・カーターと知り合い、彼の家へ訪れることになります。カーターの家は、両親が不在で暴力的な兄がいるだけ。そんな兄の世話ばかりしているカーターは、必然的に孤立してしまい、子供らしく甘えることができずにいました。カーターの自宅で映画「ランボー」を見たウィルは、たくましく戦うランボーの姿に衝撃を受けます。ランボーに憧れたウィルは、カーターが自主制作する映画に“ランボーの息子”として出演することを決めます。
リトルランボーズのネタバレあらすじ:承
それから二人は共同で映画製作を始めます。水に打たれたり、木から飛び降りたり、危険な撮影をする中で、二人は次第に友情を深めていき、血の絆を結びます。ある日、カーターはウィルの空想の産物、空飛ぶ犬を手作りし、学校で飛ばして遊んでいました。風に流された空飛ぶ犬は、学校の教室に突っ込み、カーターは一週間の停学を食らってしまいます。そんな中、ウィル達が映画製作をしていると知った、フランスからの交換留学生で映画スターを志すディディエ・ルボルは、自分も映画に出して欲しいと頼みます。二人はディディエのパーティーに誘われ、初めて目にする世界にウィルはのめり込んでいきます。
リトルランボーズのネタバレあらすじ:転
一方でカーターは自身の映画を知らない奴に邪魔されたことが気に食わず、ウィルとは次第に距離を置くようになります。ついに二人は喧嘩し、カーターは撮影から外れることになってしまいます。仕切ることとなったウィルは、ディディエの仲間とともに車を使ったアクションシーンを撮影することに。しかし、タバコの火に気を取られたディディエのせいで、車が事故にあい、ウィルだけ石油の中に放り出されてしまいます。他の仲間達が逃げ惑う中、カーターだけが助けに現れます。しかしカーターは崩れ落ちる材木の下敷きになってしまい、入院することに。
リトルランボーズの結末
カーターが怪我をしたのは自分のせいだと責めるウィルの姿に、母親は信仰よりも、息子の自由を選択します。ウィルは自身の行いを謝りますが、カーターは一向に拒み続けます。しかし、どうしても映画を完成させたいウィルは、カーターの兄と共同で映画の続きを作成します。退院したカーターは救急車で自宅に運ばれる途中、映画館に連れて行かれます。「ここを動くな」とだけ告げられたカーターの前で、映画が上映され始めます。始めこそ驚きで、照れていたカーターですが、次第に自身の作った映画にのめり込んでいきます。そして、映画のラストシーンでは兄から弟に向けて「家族はお前だけだ」とメッセージが。映画が終了し、大きな拍手が巻き起こる中、「兄は最悪の役者だ」と涙を浮かべつつ語るカーター。無事に仲直りをしたウィルとカーターは映画館を出て行きます。
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