エル・トポの紹介:1969年メキシコ映画。奇才アレハンドロ・ホドロフスキーによる伝説のカルト・ムービー。西部劇の体裁を取りながら、キリストの死と再生を連想させる衝撃的な内容が話題を呼びました。
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー 出演:アレハンドロ・ホドロフスキー(エル・トポ)、ブロンティス・ホドロフスキー(幼少時のブロンティス)、マーラ・ロレンツィオ(マーラ)、ポーラ・ロモ(女ガンマン)、ロバート・ジョン(成人したブロンティス)ほか
映画「エル・トポ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エル・トポ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エル・トポ」解説
この解説記事には映画「エル・トポ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エルトポのネタバレあらすじ:起
息子ブロンティスを連れて荒野を旅するガンマン、エル・トポは、ある村を皆殺しにした山賊たちに奇襲をかけ、ボスの大佐を死に追いやりました。大佐の情婦であったマーラに見初められたエル・トポはブロンティスを置き去りにしてマーラと去ってしまいます。エル・トポはマーラとともに、砂の中から食料となる卵を見つけ出したり、岩を撃って水を出現させたりしながら砂漠をさまよいます。マーラは「私を愛している証としてこの砂漠にいる四人のガンマンをどんな手を使ってでもすべて殺して」とエル・トポにせまります。
エルトポのネタバレあらすじ:承
マーラに言われるがまま、エル・トポはガンマンたちを一人ずつ、卑怯な手口を使って殺していきます。途中で合流した女ガンマンがやがてマーラと同性愛の仲になります。最後の一人、四人目のガンマンは弾丸を網で受けることができましたが、エル・トポに「決闘に勝つことに意味などない」ことを教えるため、エル・トポの拳銃で自らの命を絶ちます。罪悪感に苦しむエル・トポを女ガンマンが銃撃し、傷を負わせ、マーラに「あたしかエル・トポのどちらかを選んで」と銃を渡します。結果、エル・トポはマーラによって射殺されます。
エルトポのネタバレあらすじ:転
20年後、エル・トポはフリークスたちが住む洞窟で目を覚まします。洞窟の出入り口は上るのに何日もかかる岩の上の穴一つだけでした。エル・トポはフリークスたちを解放するために、洞窟と町をつなぐトンネルを掘ることを宣言します。そのための資金を稼ぐため、エル・トポは金髪に変わった髪をそり落とし、町に出ます。そこでフリークスの一人をパートナーにパントマイム芸を披露して、町民から投げ銭を得たりして資金稼ぎに汗を流します。が、そこまでして洞窟を脱出して向かおうとしている町では妙な宗教が流行し、荒れ果てた状況でした。
エルトポの結末
そんな中、エル・トポはパートナーのフリークスと恋に落ち、結婚式をあげようと訪れた教会で息子のブロンティスに再会します。捨てられたことを恨むブロンティスはエル・トポを殺そうとしますが、トンネルの完成まで猶予することにします。やがてブロンティスも資金集めを手伝うことになります。そしてついにトンネルが完成し、洞窟を出たフリークスたちが町に押し寄せますが、町民たちによって皆殺しにされます。それを見たエル・トポは町民たちを銃で殺して回ります。そして自らの体に火を放ち焼け死にます。そして、ブロンティスは残された恋人のフリークスとともに馬で去っていきました。
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