進め!ジャガーズ 敵前上陸の紹介:1968年日本映画。闇取引の相手と人違いされたばっかりに、命を狙われるはめになってしまったジャガーズのメンバー。ライブ活動を続けながら、敵の本拠地まで向かい全滅させるハラハラドキドキのドタバタコメディです。
監督:前田陽一 出演者:ジャガーズ(ジャガーズ)、アキ(中村晃子)、伊藤(伊東四朗)、雪子(尾崎奈々)、警部(三遊亭円楽)ほか
映画「進め!ジャガーズ 敵前上陸」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「進め!ジャガーズ 敵前上陸」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「進め!ジャガーズ 敵前上陸」解説
この解説記事には映画「進め!ジャガーズ 敵前上陸」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
進め!ジャガーズ 敵前上陸のネタバレあらすじ:起
ジャガーズは今日も大人気。絶好調でライブを終え、エンパイアホテルへ戻ります。その頃、空港に僧侶に扮した怪しげな三人組が降り立ちました。どうやら運び屋らしい彼らは、ボスに連絡をとります。ボスからの指示は、エンパイアホテルで髪が長くて胸に白い花を差した男にブツを引き渡せとのことでした。ホテルで偶然にも同じ格好をしていたジャガーズのボーカル・信は人違いで取引場所まで連れて行かれてしまいます。ファンからの贈り物だと勘違いした信が品物を受け取ろうとすると、ちょうど本物の取引相手が部屋に入って来ました。さらには、部屋を勘違いしたウェイター・伊東が誕生日ケーキを持って入ってきてしまい、現場は大混乱。ともかく、この取引の目撃者は生かしておけぬということで、信と伊東は分けも分からぬまま命を狙われることになってしまったのです。この取引の黒幕は、金の力で世界を制服しようと考えている秘密結社のボス・鬼頭の仕業でした。この組織は金塊の密輸など、裏で数々の悪事を働いていました。
進め!ジャガーズ 敵前上陸のネタバレあらすじ:承
なんとかその場を逃げてきた二人は、信の行きつけの喫茶店に身を隠します。信にぞっこんな看板娘・アキと双子のレイコとミツコがかいがいしく(主に信の)世話を焼いてくれます。信はホテルに戻れなくなってしまった伊東をジャガーズの新しいバンドボーイとして雇ってあげます。その後も、偽のライブ会場を教えられ、命の危機に瀕するジャガーズのメンバーたち。常にくっついて回るアキも一緒に危険な目に遭います。このままでは身が持たないと感じた皆は、双子の兄が警部をやっているというので助けを求めにいきますが、これがとんでもないナルシストっぷりでアキを口説いたりしだし、話になりませんでした。なかなか信と伊東を捕まえられないことに業を煮やした鬼頭は、新たに美女5人組の暗殺部隊を放ちます。
進め!ジャガーズ 敵前上陸のネタバレあらすじ:転
ところで、どこへいってもモテまくる信は、常にまとわりついてくる女の子たちをうっとうしく思うばかりで、まともに相手をしません。ほっといてくれる女の子を理想とする贅沢な信なのですが、あるとき偶然見かけた女性の肖像画に何故だか強く惹かれているのでした。このところ追われてばかりで、ノイローゼ気味になっていたみんなは信の提案で、ライブがてら雪山へ遊びにいく事にしました。すると、なんとそのライブハウスで例の肖像画の女性がいるのを発見します。信はすぐさま口説きにかかりますが、はぐらかされて逃げられてしまいます。けれども次の日、雪山で再会した二人。しかし喜びもつかの間、信の暗殺計画に彼女も巻き込まれ、誤って彼女が撃ち殺されてしまいます。とぎれゆく意識の中で、彼女は南の島の基地からあなたを殺す指令が出ているのだと告げます。彼女は黒幕である鬼頭の実の娘だったのです。
進め!ジャガーズ 敵前上陸の結末
信とメンバーたちは逃げずに戦うことを決め、船で島まで乗り出します。ところが、島に着くなり敵に包囲されてしまい、もはやここまでと思われたとき、その島にいた日本兵の生き残りが現れ、分けも分からずジャガーズに加勢してくれたのでした。翌日、この日本兵の指揮のもと総攻撃をしかけ、見事組織を散り散りにしたのでした。この様子をみた鬼頭は崖の上向かい、体にダイナマイトを巻き付けると、意味有りげに顔に青いペンキを塗って自爆したのでした。本拠地の喫茶店に戻ったジャガーズの面々。信は島での必死の協力を見て、ついにアキの気持ちに答えようと決めます。しかし、アキはどうにもならない信を諦めて、あのナルシストな警部と婚約をしてしまったというのです。なんとままならぬ世の中でしょうか。警部だけが、一人深紅のバラを持って微笑みを浮かべているのでした。
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