リターン・トゥ・アース 宇宙に囚われた1027日の紹介:2014年カナダ映画。地球の上空1万キロメートルを周回する宇宙ステーションでの1000日にわたるプロジェクトが終了目前、地球で大規模な戦争が起こります。地上と通信不可となった宇宙飛行士たちは、プロジェクトと愛する者たちへの想いとの間で葛藤します。
監督:エリック・ピコリ 出演者:ジャン=ニコラ・ヴェロー(ヴァンサン・コーラー)、ジュリー・ペロー(アンドレア・サケデリス)、ジュリアン・デシャン・ジョラン(ジョナサン・ラフォレ)、ピエール・ヴェルヴィーユ(リュック・コーテ)、ナディア・エサーディク(ジャスティン・ロベリヤル)ほか
映画「リターン・トゥ・アース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リターン・トゥ・アース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リターン・トゥ・アースの予告編 動画
映画「リターン・トゥ・アース」解説
この解説記事には映画「リターン・トゥ・アース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リターントゥアース宇宙に囚われた1027日のネタバレあらすじ:起・宇宙飛行士たち
水が貴重となっている近未来。大富豪リュック・コーテは、水や生命の可能性がある木星の衛星エウロパを無人機探査機オアシスに調査させています。地球の軌道上にある宇宙ステーションで宇宙飛行士が1000日間滞在し、木星の衛星エウロパへの有人飛行が実行可能かどうかを実験検証する“プロジェクトM”をリュック発案の元、カナダのケベック宇宙機関が指揮します。宇宙に飛び立ったMステーションのクルーのリーダーは火星を歩いた2人目のヴァンサン・コーラー、ジョナサン・ラフォレはオアシスから送信されるデーター分析、ジャスティン・ロベリヤルは電子機器系統全般の保守です。医療の経歴があるアンドレア・サケデリスは、実験の取りまとめや他のステーションの通信担当です。
リターントゥアース宇宙に囚われた1027日のネタバレあらすじ:承・異変
任務終了目前、木星の衛星エウロパに淡水が存在することが判明し、カナダはこのニュースに歓喜します。偉業を達成したクルーたちの元に、“モントリオールの地下鉄爆撃”とういニュースが入ります。ヴァンサンの息子は負傷し、アンドレアの婚約者で“プロジェクトM”のスタッフのサビイエルが亡くなります。926日目。地球で核戦争が始まり、通信不可となります。ヴァンサンと対立したジャスティンは、任務から解任されます。
リターントゥアース宇宙に囚われた1027日のネタバレあらすじ:転・孤立
1000日目。不安に陥ったヴァンサンは、帰還船で地球に向かおうとします。クルーたちが阻止しますが帰還船を失います。ヴァンサンはリーダーを解任され、アンドレアがリーダーとなります。1018日目から1019日目。絶望的な状況の中、宇宙服を装着したジャスティンは宇宙に身を投げます。ジャスティスの自殺に責任を感じるクルーの元に、ロシア・ステーションのケルヴィンから通信が入ります。救助されたケルヴィンは、被爆で助かる見込みはありませんが当面は安定しています。
リターントゥアース宇宙に囚われた1027日の結末:帰還
1019日目。エウロパで発見したのは淡水だけでなく、クルーの知らない所で未知の宇宙船を発見していたのです。水危機が戦争の原因だと思われていますが、宇宙船の発見は他国の知ることになり、戦争の発端となったと予測されます。宇宙船の存在を和平に繋げることを模索し始めたヴァンサンは、地球への帰還を決意します。1023日目。Mステーションに帰還船がないと知ったケルヴィンは、余命わずかな自分を残して、ヴァンサンたちがロシア・ステーションの3人乗りのソユーズで帰還すると疑心暗鬼になります。しかし、アンドレアの必死の説得で、ケルヴィンは落ち着きを取り戻します。1025日目から1026日目。彼らは、大規模な戦争中の地球に帰還する計画を立てます。帰還船を失った責任を取ってヴァンサンが残るつもりでしたが、土壇場でジョナサンが残ると言い出します。ジョナサンは、“プロジェクトM”で得た情報を誰でもアクセス可能にすると告げ、ヴァンサン、アンドレア、ケルヴィンはソユーズで地球に帰還します。
以上、映画リターン・トゥ・アース 宇宙に囚われた1027日のあらすじと結末でした。
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