グレート・ディベーター 栄光の教室(別題:グレート・ディベーター 挑戦者たち)の紹介:2007年アメリカ映画。1930年アメリカテキサス州の黒人大学ワイリー大学で教鞭を執っていたトルソン教授がディベートチームを結成した。記憶力抜群のヘンリー、弁護士志望の女生徒サマンサ、ほハミルトンとそして14歳の少年ジェームス・ジュニア、トルソン教授に追随し、彼らは言葉だけで戦うディベートで多くの人々の心を掴んでいく。
監督:デンゼル・ワシントン 出演:デンゼル・ワシントン、フォレスト・ウィテカー、デンゼル・ウィッテカー、ネイト・パーカー、ジャーニー・スモレット、ジャーメイン・ウィリアムズ、ジーナ・ラヴェラ、ジョン・ハード、キンバリー・エリス、デヴィン・タイラー、ほか
映画「グレート・ディベーター 栄光の教室」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グレート・ディベーター 栄光の教室」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グレートディベーター栄光の教室の予告編 動画
映画「グレート・ディベーター 栄光の教室」解説
この解説記事には映画「グレート・ディベーター 栄光の教室」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グレートディベーター栄光の教室のネタバレあらすじ:起
1930年アメリカテキサス州の黒人大学ワイリー大学で教鞭を執るトルソン教授はある時、ディベートチームを結成することにしました。同大学で神学教授を父に持つジェームスは選抜オリエンテーションに参加。補欠でしたが、メンバーに選ばれました。優れた記憶力を持つヘンリ-、ディベートのために転校してきた弁護士志望の女生徒サマンサ、金持ちの息子ハミルトン達を加えた4人は日々の練習や合宿をこなしていきます。
グレートディベーター栄光の教室のネタバレあらすじ:承
あるパーティーの晩、ジェームスは小作農たちが集会をしているところにトルソン教授のいるのを発見。さらにその直後警察が押し入り集会をしていた小屋に放火、2人は逃げ延びるも、このことは周囲には秘密にされました。その後チームは初めてのディベートから幾度となく勝利を手にしてきました。ところがトルソン教授の政治的思考がアメリカ的でないと知ったハミルトンはチームを離脱してしまいました。一方で良いニュースもありました、白人大学から対戦の申し込みが舞い込んできたのです。
グレートディベーター栄光の教室のネタバレあらすじ:転
今まで補欠だったサマンサはデビュー戦で見事な演説を披露し、応援に駆けつけていた黒人達から大きな拍手を貰いました。しかし幸せな気分に水を差すように州警察がトルソン教授を逮捕し警察署に連行していきました。ジェームスの父でトルソン教授の同僚のジェームスシニアは弁護士を伴い警察に抗議。小作農組合の設立の恩恵か、差別意識のあった南部の白人も抗議に訪れていました。トルソン教授はすぐに出所しました。4人はその後別の白人大学からの申し込みがあり、車で移動することになりました。日も暮れ一本道を通っていると、木にくくりつけられた焼死体とそれを囲む白人の集まりを目撃。4人は命からがら逃げ切りましたが,この事件は生徒達の心に大きな傷を作りました。
グレートディベーター栄光の教室の結末
ある日トルソン教授の自宅にハーバード大学からディベートの対戦申し込みが届きました。東海岸の最高位大学からの申し出を断ることもなく、生徒達は大喜び。しかし保釈の代わりに州から出ることを禁止されてしまったトルソン教授はハーバード大学の対戦に同伴することはできませんでした。3人は自力で会場へ向かいました。事前に議題を貰い、戦略を練っていたのですが、主催大学の意向で議題を改め、48時間以内に意見を固めるようにと指示されました。トルソン教授なき今、3人は参考文献などを読みあさり対策を考えますが、不安は残ります。そして対戦当日。トルソン教授の意向でヘンリーではなく、ジェームスとサマンサが選出されました。サマンサの表現力豊かな演説もさることながら、4人の心に傷を残したあの事件を引き合いに出し、オーディエンスを引き込んだジェームズの演説に拍手の嵐。ワイリー大学は事実上アメリカのディベート大会でトップに輝いたのでした。
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