君は裸足の神を見たかの紹介:1986年日本映画。カンヌ国際映画祭で二度受賞歴がある今村昌平監督がプロデューサを務めた青春群像劇。金秀吉の第一回監督作品であり、石橋保の映画初出演作品でもあります。
監督:金秀吉 出演:石橋保(吉村茂)、児玉玄(鈴木真二)、洞口依子(寺島瞳)、会沢朋子(菊地春代)、入江雅人(高梨勉)、樋浦勉(吉村良三)、小熊恭子(吉村妙子)、出川哲朗(渋谷肇)ほか
映画「君は裸足の神を見たか」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「君は裸足の神を見たか」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「君は裸足の神を見たか」解説
この解説記事には映画「君は裸足の神を見たか」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
君は裸足の神を見たかのネタバレあらすじ:起
高校生の茂と真二は幼馴染の親友同士です。茂は絵が好きで、同じ高校に通う春代に想いを寄せています。詩を書くことが好きな真二は、中学校の同級生で別の高校に通う瞳に片思いしていますが、駅で見かけても話しかけることすらできずにいました。見かねた茂は瞳に連絡を取って会うことになります。実は茂と瞳は中学時代に面識がありました。瞳は茂に、真二とつきあってやってくれと頼まれます。いったん断りますが茂に食い下がられ、仕方なく、翌日、瞳は駅で真二に声をかけます。が、実は瞳は幼い頃から茂のことが好きでした。
君は裸足の神を見たかのネタバレあらすじ:承
緊張のあまりまともに口もきけない真二に瞳はうんざりしている様子です。その後、真二は、瞳に茂と三人で日曜日にどこかに行こうと誘い、瞳は了承しますが、茂は都合が悪くなり、結局二人きりでのデートになります。瞳は真二とつきあうよう茂から頼まれたことを真二に打ち明けます。茂は、コンクールの出品予定の絵の制作に苦慮しており、絵を見てもらうために、部屋に呼んだ瞳と体を重ねます。そして、その後も二人は真二の目を盗んで関係を続けます。ようやく完成した絵を見た真二に「モデル本人にそっくりだ」と言われたことが気に食わない茂は、さらに絵に手を加え始めます。
君は裸足の神を見たかのネタバレあらすじ:転
ある日、真二の書いた詩が新聞に掲載されます。が、自分の絵の才能に疑問を抱き始めていた茂は、素直に祝福することができず、真二につらく当たってしまいます。そして、真二の詩をほめた瞳をも責めたてます。瞳の気持ちは次第に真二に傾きはじめ、二人の仲は真二の家で一緒に食事をするほど親密になっていきます。ある日、瞳は真二に結婚を申しこまれますが、茂との関係に罪悪感を抱いていた瞳は苦しみ、学校にも行かなくなります。そんな中、結局茂の絵はコンクールに落選してしまいます。
君は裸足の神を見たかの結末
やけになった茂は瞳を呼びだし強引に関係を持とうとします。ずっと学校を休んでいる瞳を心配して、家まで様子を見に来た真二に、瞳は茂と何度も関係をもったことをほのめかします。ショックを受けた真二は自ら命を絶ちます。通夜の帰り、茂は店がつぶれて夜逃げ同然に家を出ようとしている瞳に出くわします。その夜、茂は家を飛び出し、雪の中を駅まで走り、やって来た列車に飛び乗ります。そして窓ガラスを拳でたたき割り、どこに向かうのかもわからない列車に揺られて行くのでした。
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