死の森の紹介:2007年香港映画。自殺の名所であり、一度迷いこんだら抜け出せないと言われる死の森をテーマに幽霊番組の司会をするメイと、その彼氏で植物学者で現実派のシャム・シューホイ、死の森での事件の捜査をする女刑事ハ・チュン・チーの3人が共に、死の森を舞台に繰り広げるミステリーサスペンス映画です。日本の富士樹海を題材にした香港映画です。
監督:ダニー・パン 出演者:スー・チー(ハ・チュン・チー刑事)、イーキン・チェン(シャム・シューホイ植物学者)、レイン・リー(メイ)、ラウ・シウミン(ティン)ほか
映画「死の森」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死の森」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「死の森」解説
この解説記事には映画「死の森」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死の森のネタバレあらすじ:起
植物学者のシャム・シューホイは今日も、弟分と一緒に、植物と会話をする研究に没頭していました。シャムの彼女であるメイはテレビの司会者をしており、その日は死の森の番組をしていました。死の森は、樹海で一度迷い込んだら抜け出せないと言われる場所で自殺の名所でした。女刑事ハ・チュン・チーは死の森で起きた事件でパトリック・ウォンを取り調べしていました。前任の刑事は死の森で捜査中に発作を起こして死んでいました。自殺をしようと死の森に入ったウォンが首を吊った女性を見つけて蘇生を計ったという供述ですが、ハ刑事はウォンがレイプした後、殺害したと見て、一人で死の森に入りますが、迷子になり、元警官の森の番人のティンに助けられました。結局、物的証拠が出ず、暗礁に乗り上げていました。
死の森のネタバレあらすじ:承
メイが司会をする心霊や幽霊番組は人気が出始めていました。シャムとメイで誕生日を祝う約束をしていましたが、メイの番組の視聴率が良い事がプロデューサーに認められ、メイの番組を増やすという話が舞い込んできました。嬉しくなったメイはシャムとの約束を一方的に電話で断りました。怒ったシャムが研究室の植物たちを切り倒そうとした時、植物に繋げている配線から、器材に強力な信号が送られてきました。シャムは弟分に植物が切らないでくれと怖がっているのだと言いました。再びシャムが植物を切ろうとしますが反応はありませんでした。シャムはこの結果を公表しました。丁度この会見をテレビで見ていたハ刑事は、シャムに殺人事件の手伝いをしてくれと頼みました。シャムは依頼を受け、死の森に器材を運び、報道陣が見守る中、実験が始まりました。この中にはメイの姿もありました。
死の森のネタバレあらすじ:転
殺人事件があったとされる地帯の樹木に、配線を繋ぎ、ウォンによる現場検証が始まると、途中から強力な電波が流れ始めました。そして樹木が見たことを語っているかのように、ウォンが突然苦しみ始めました。そして自分が女性を殺したことを認めたのでした。このことで死の森には幽霊など存在しない事が証明され、植物が電波を使って話せる事も証明されました。メイは視聴率が下がり始めました。一方シャムは研究に対するスポンサーの出資が決まり、またハ刑事と今後の捜査においても協力体制を結ぶ約束をしました。メイに対し彼氏である、シャムをテレビ番組に引っ張り出すように要請がありました。しかしシャムは全く相手にしませんでした。また捜査に絡み、シャムの研究所へ頻繁に出入りするハ刑事に対する嫉妬も芽生え、死の森での番組収録中にメイは一人で森の中には泣きながら入っていって行方不明になりました。
死の森の結末
行方不明の連絡はシャムに入りました。シャムはハ刑事と一緒に、ティンの所に行きました。ティンは死の森には死者の霊がさまよっているが、死ぬ気のない人間には何もしないのでメイは生きていると言いました。夜の森の中を探すシャムにハ刑事が気持ちを伝えました。しかしシャムはメイに、貴女は大切な人だが、メイと比べる存在ではないと言いました。二人の前に死者の霊が沢山現れました。ハ刑事は発砲しました。探しに来たティンに弾が当たりました。そして死者の霊はメイを連れてきました。やがて夜が明けました。月日が流れ、シャムは植物学者として賞を受けていました。一緒に妻のメイがいました。メイは妊娠していました。ハ刑事は、ティンと一緒に死の森で話していました。
この映画の感想を投稿する