ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白の紹介:2007年イギリス,ハンガリー映画。アドルフ・アイヒマンは第二次世界大戦の際にユダヤ人ホロコーストにかかわっていたとして逮捕されました。戦後はアルゼンチンに潜伏して軍事裁判から逃れていたアイヒマンは身柄を確保され裁判が行われることとなりました。この映画はイスラエル政府の公式な尋問記録を元に作られました。
監督:ロバート・ヤング 出演:トーマス・クレッチマン(アドルフ・アイヒマン)、トロイ・ギャリティ(アヴナー・レス警部)、フランカ・ポテンテ(ヴェラ)、スティーヴン・フライ、 デレイン・イェーツ、テレーザ・スルボーヴァ、ユディット・ヴィクトル、スティーヴン・グリーフ、ほか
映画「ヒトラーの審判 アイヒマン最期の告白」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒトラーの審判 アイヒマン最期の告白」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白の予告編 動画
映画「ヒトラーの審判 アイヒマン最期の告白」解説
この解説記事には映画「ヒトラーの審判 アイヒマン最期の告白」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白のネタバレあらすじ:起
レス警部と妻のヴェラはユダヤ人で親戚や友人の多くをホロコーストで失いました。そんなある日戦犯アドルフ・アイヒマンがアルゼンチンで逮捕されたというニュースが飛び込んできてアイヒマンの尋問官としてレスが選ばれたのでした。アイヒマンの情報をくまなく集めそれをレスがまとめてアイヒマンに自白させるというものでした。
ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白のネタバレあらすじ:承
アイヒマン自身はホロコーストは命令だったからしただけに過ぎないと言いました。殺害には直接関与していないとのことでした。レスは他の戦犯の証言を元に関与したことを認めさせるために尋問を続けました。アイヒマンは女性関係がルーズで異動の度に別の女性と交際をし贅沢をしていたのでした。しかしアイヒマンはそれを否定しました。アイヒマンが嘘をつくのは三回同じことを繰り返す時だとレスは気づいていましたが、はっきり証拠がないものは自白させられずむずがゆい状態になりました。
ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白のネタバレあらすじ:転
そんなレスにレスの父親がホロコーストで亡くなっていたという情報がきました。警察としては関与していない人物に尋問を担当させなければならない決まりでした。しかしここまできたので上司からは自白を急がせろとレスに言いました。しかし既に記者らはその事実を掴んでいました。それを公表するまで一週間の猶予は与えられたのでそれまでに自白させなければなりません。しかしストレスでレスも倒れてしまいました。ところがレスはまだ時間が残されているのだからと自白させることを決意します。
ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白の結末
アイヒマンは上司のヒムラ―と関わっていなかったと言います。しかしレスはそんなわけないと思いこの二人が関わっていたという証拠を見つけようとします。そしてついに見つけました。それは当時ホロコーストの中止をヒムラ―が命令したにも関わらずアイヒマンはそれを聞かずユダヤ人の殺害を続けていたというものでした。これによりアイヒマンには絞首刑が言い渡されました。アイヒマンにはまだ幼い息子がいて彼に父親がいないのはかわいそうだと泣きました。しかしユダヤ人の子どもたちを今までどれだけ殺してきたのかを思うとレスは同情せず、何故そんなことをしたのかを問いました。アイヒマンはただ、ユダヤ人だったからと答えました。そしてアイヒマンはレスに息子らに手紙を送って欲しいとレスに手渡しました。レスはそれをポストにそっと入れたのでした。
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