ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲の紹介:1993年香港映画。武闘家でもあり、医術にも長けていた伝説の人間、フォンフェイフォンを題材とした映画ですが、今作はツイ ハーク監督作のフォン三部作ではなく、新たな監督のもとコメディタッチで作られた番外編とも呼べる作風となりました。
監督:リー・ヤンジョン 出演者:リー・リンチェイ(ジェット・リー)、レオン・カーヤン、ディッキー・チョン、チョン・マンほか
映画「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲」解説
この解説記事には映画「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲の紹介
中国史上最強の武道家、黄飛鴻の痛快無比の活躍を描く武術アクション。主演のリー・リンチェイは、ツイ・ハーク製作・監督のもと「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ(89-92)で黄飛鴻役を演じていたが、トラブルのため3作目で降板。ツイ・ハークは黄飛鴻役に若手のジャウ・ウェンジュオを起用してシリーズを第5作まで続行。本作はこうした事情のもと、リー・リンチェイが自身で起こした製作会社正東製作有限公司で装いも新たに製作した番外編というべき1作。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雄覇』と『ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲』はタイトルが違いますが同じ作品です。
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲のネタバレあらすじ:義和拳の暗躍
中国は清の時代、ヨーロッパ諸国が中国を侵略し始めていたころ、広東では義和拳と呼ばれる組織が暗躍し、女性を売り飛ばすという行為に手を染めていました。そのころ、フォンは駅で義和拳の団員の3人を逮捕する功績を残します。
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲のネタバレあらすじ:道場の移設
フォンが経営する広州の武術道場では、多数の門下生が武術に鍛錬していました。フォンは彼らの練習ぶりを見て、もっと広い場所に移すことに決めます。しかし移った先は広い屋敷ではあるものの、隣は女性たちの屋敷だったので、門下生の気が散ってしまうという欠点がありました。さらに屋敷の主人の妹が何かとフォンに対して誘惑してくるので、フォンは激怒します。フォンは門下生に一層の修練に励むように伝え、それにより彼らは一生懸命練習を繰り返します。それにより警察から功績を認められ、周囲の治安維持をする道徳推進員に選ばれることとなりました。
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲のネタバレあらすじ:女性の救出
そんなとき、四川からフォンの父と娘がやってきて、妹を探すこととなりました。フォンの妹は義和拳に連れさられていたのです。そのことに気づいた門下生と屋敷の女性たちは協力して女性のいる寺へと向かいます。そこへは遅れてやってきたフォンも戦い、敵を倒します。女性を解放しますが、寺の住職はフォンが女性に悪さをしたとして警察に報告、警察は彼を投獄しようとします。そこへイギリス人がやってきて、式典に出てもらいたいために釈放してほしいと警察に願い出ます。
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲のネタバレあらすじ:式典での獅子舞
イギリス人の圧力により釈放されたフォンはそのまま式典で獅子舞を披露します。しかし、彼は耳が悪くなっていたため、相手の獅子に負けてしまいます。そこで耳の治療に専念することとなりました。その治療をしている際に門下生が彼のもとへ行き、義和拳が次の式典でイギリス人を誘拐するという計画があることを知ります。式典の当日、フォンは鶏のような姿に化けて見世物を行います。対する相手は警察高官ですが、実はこの人物こそ義和拳の中心人物だったのです。相手はフォンより強く、最初は太刀打ちができなさそうでしたが、酒を飲み、酔拳を行うことで勝利を収めます。
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