サウンド・オブ・ミュージック(Sound of Music)の紹介:1964年アメリカ映画。サウンドオブミュージックは、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。修道女見習いのマリアはおてんば娘、そんな彼女がトラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師に派遣されます。いたずらな子供達と頑固な大佐が音楽を通じて心通わせるようになります、そして家族は大きな決断をします。
監督:ロバート・ワイズ 出演:ジュリー・アンドリュース(マリア)、クリストファー・プラマー(ゲオルク、エリノア・パーカー(エルザ)、ペギー・ウッド(修道院長)、シャーミアン・カー(リーズル)ほか
映画「サウンド・オブ・ミュージック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」解説
この解説記事には映画「サウンド・オブ・ミュージック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ
マリアは修道女見習い、しかし彼女は修道女らしくないお転婆娘です。いつも怒られていますが、修道女たちからは娘のように可愛がられています。そんな彼女を外の世界に触れさせようと、修道院長が、トラップ大佐の7人の子供たちの、家庭教師に行くことを命じます。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:マリアがトラップ邸にやって来た
ゲオルク・トラップ大佐は、ンガリー帝国海軍の退役軍人で、妻を亡くしています。子供たちを軍隊式に教育していますが、それでも子供たちは明るく素直に育っていました。次から次へと、家庭教師にいたずらをして追い出してしまいます。マリアも初日からカエルで驚かされます。マリアは、ゲオルクが子供たちに笛で指示していることに抗議します。ゲオルクは、マリアに自分の教育方針に口を出さないように注意します。負けずに「大佐を呼ぶ笛はどうすればいいのですか」と反論します。そんな折にゲオルクに電報が届いて、ウィーンに出かけることになります。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:マリアの家庭教師
長女のリーズルは電報配達のロルフと恋愛中です。中庭で二人が愛を語るシーンでミュージカルが始まります。マリアは、リーズルの恋の悩みを聞いてあげたりしながら、だんだん子供たちと打ち解け合ってきます。制服のような子供たちの服はかわいそうだと、部屋のカーテンで動きやすい遊び着を作ってあげます。そして山に遠足に出かけて、子供たちからいろいろ話を聞きます。家でいたずらをするのは、父親にかまってもらいたいからだと告白します。厳しく教育されても、子供たちは父親が好きなのです。そして、母が亡くなってからゲオルクが音楽を禁止していることを知ったのです。マリアは、歌を基礎から教えることにしました。ドレミの音階を教えるのに言葉を付けて歌いました。あの有名なドレミの歌です。マリアは、すっかり子供たちに受けいれられました。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:ゲオルクの後悔
川遊びをしている姿を、帰宅したゲオルクに見られてしまいます。ゲオルクは交際相手のエルザ・シュレーダーと友人マックス・デトワイラーを連れています。ゲオルクはあんな変な服を着て外に出るなんて、恥だと怒ります。マリアは子供たちが父親を求めて寂しがっていますと訴えるが、聞こうともせずに解雇を言い渡されます。その時、子供たちが歌を合唱します。その綺麗な歌声に惹かれて、ゲオルクも一緒に歌います。歌うことで素直に子供たちの気持ちに気づいた、ゲオルクはマリアに詫びて、家庭教師を続けてほしいと頼みます。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:子供たちの合唱
マリアと子供たちはエルザとマックスを歓迎するために練習した歌を披露します。新しい合唱団を探していたマックスは、子供たちを合唱団としてデビューさせることを進めるが、ゲオルクに断られます。ゲオルクに次はあなたの番とギターを手渡します。受け取ったゲオルクは照れながらも静かにエーデルワイスを歌いだします。マリアはうっとりとゲオルクを見つめています。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:マリアの愛の芽生え
エルザの提案でトラップ邸にて舞踏会を開くことになります。舞踏会は成功してマリアは子供たちとダンスを踊って楽しんでいました。曲がオーストリアの民族舞踊に変わると、ゲオルクがマリアの手をとってダンスを始めます。しかし、目が合うと、マリアは「これ以上はもう忘れた」と言って踊りをやめるのです。これを見ていたエルザは、二人の間に愛が芽生えていることを感じます。部屋に戻る子供たちが一人ずつ歌を歌いながら離れていきます(さようなら、ごきげんよう)。舞踏会の後で地元の指導者ゼラーから国旗をドイツ国旗に変えるように言われるが、ゲオルクは逆に非難する。着替えに上がったマリアにエルザは、ゲオルクがマリアに気があるのではないかと伝える。エルザはゲオルクの気持ちを本気にするなと優しさをほのめかせながら注意します。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:マリア修道院に戻る
自分の気持ちの変化に気づいたマリアは、これ以上トラップ邸にいられないと、置き手紙をして修道院に戻ってしまいます。子供たちは修道院にマリアを訪ねるが、マリアは会おうとせずに帰してしまう。修道院長に懺悔して、罪を犯した自分は一生神に仕えると誓います。修道院長に人を愛することは決して罪ではない、人を愛することと神を愛することは同じ、自分に正直になりなさいと諭されます。修道院長の歌が響きます。そしてマリアは修道院を飛び出します。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:ゲオルクとマリアの愛の告白
子供たちは修道院へ行って昼食に遅れ、父親から叱られて落ち込みます。元気を出そうと歌を歌うと、その歌に合わせてマリアの声が重なります。子供たちは喜び、マリアを囲みます。その夜、バルコニーで結婚を楽しそうに語るエルザにゲオルクは婚約解消を告げます。エルザもゲオルクの気持ちがマリアに移っていることに気づいていたので、淑女らしく笑って承知します。邸宅の庭でゲオルクはマリアに愛を告白し、マリアも同じ気持ちだと告白します。二人の愛の歌が続きます。二人は子供たちと修道女たちに祝福されて結婚式を挙げます。そして、そのまま新婚旅行に出かけます。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:ゲオルクの決意
二人が新婚旅行に行っている間に、ドイツ軍がザルツブルクにも駐屯してきました。急いで新婚旅行から戻ったゲオルクは、家にハーケンクロイツの旗が掲げられているのを見て、激昂してその旗を引きずりおろします。マックスは、ゲオルクが居ない間にコンクールへの出場を決めていました。ゲオルクはそれでも反対しました。そんな時にリーズルから渡された電報は、ゲオルクへのドイツ海軍からの出頭命令でした。ドイツのオーストリア併合に反対するゲオルクは、出頭する気はなかった。そして、スイスへ一家で亡命することを決意するのです。その夜、トラップ一家が亡命する為に屋敷を出ると、ゼラーが待っていた。トラップ邸の執事のフランツが密告していたのです。ゼラーは出頭命令に従い、ゲオルクを護送しようとするが、ゲオルクはコンクールに出場するのだとごまかします。ゼラーはコンクールが終わり次第護送すると許可します。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:合唱コンクール
ザルツブルクの祝祭劇場のコンクールでドレミの歌と、エーデルワイス、さようなら ごきげんようを歌って家族は少しずつ舞台から消えます。観客から歓喜の拍手が聞えます。審査の結果発表で最後に優勝したトラップ一家が発表されるものの、舞台には現れず、トラップ一家は劇場から逃げ出していた。騙されたと気づいたゼラーは、急いで追いかけます。
サウンド・オブ・ミュージックのネタバレあらすじ:トラップ一家の亡命
一家はマリアのいた修道院に逃げ込みますが、国境が閉じられたことを知り、山を越えることを決意します。親衛隊が修道院に到着して修道院内を捜索します。墓地に隠れていたゲオルクはロルフに同行するように説得するが、騒がれて一家は車で逃げ出します。親衛隊が追跡しようと車を発車しようとしたがエンジンがかからず追跡出来ません。修道院長に罪を犯したと告白する修道女たちの手には、車の部品が握られていました。国境線が閉鎖されているため、トラップ一家は車を捨て、歩いて山を越えてスイスへと希望を抱いて進むのでした。
「サウンド・オブ・ミュージック」感想・レビュー
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7人の子供たちは最初は悪ガキな感じだったのに、マリア先生にとことん懐くところが可愛らしいです。最初は仲が悪かったトラップ大佐とマリア先生が良い雰囲気になる展開も素晴らしいです。大好きな楽曲がたくさん生み出された映画なので思い入れが深いです。
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ドレミの歌を始め、誰でもが知っている曲が散りばめられていて楽しいミュージカル映画です。子供の時に音楽の授業で観て夢中になり、ミュージカルごっこをした覚えが・・・。クック―の歌が大好きでした。内容がわかっていても、何度も観たくなる映画ですね。とてもロマンチックですが、ほぼ実話で、トラップ一家は実際に歌い手として活躍していたというのが驚きです。
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古い映画でも良い映画は世代をこえると思います。この映画もその中の一つです。ジュリー・アンドリュースを始めとする出演者たちの綺麗な歌声が映画の終わった後でも頭の中で流れています。何度も聞いたことのあるドレミの歌は、初めて映画を観る人でも一緒に歌って楽しめるはず。でもただのミュージカル映画ってわけでもなく、反戦であったり、家族の絆であったりと、とても深い映画だと思います。
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トラップ大佐が、やさしくなってうれしかったです。
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ものすごく面白いです!お気に入りです
自然が美しく、マリアが綺麗です✨ -
私はこの映画を観たのは、中3の音楽の授業でした。
マリア演じる、ジュリー・アンドリュースの素敵な歌声、また、子供達のへの素敵な振る舞い。
何回見ても、飽きない名作ですね。 -
私もこの映画を観たのは 13歳、もう56年も前のことです。ジュリーアンドリュースの美しい声、ザルツブルクの素晴らしい風景、今でも 忘れられない映画です。音楽の素晴らしさを教えられ その後の音楽との付き合い方を決定してくれた映画です。
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誰もが一度は聴き覚えがあるような歌が、ちりばめられています。
前半は明るく楽しいミュージカルですが、後半は打って変わって、ナチス侵攻、ユダヤ人迫害のシーンになります。
ミュージカルは好きなジャンルではないのですが、この映画と「ウェストサイド物語」「ラ・ラ・ランド」は、良いなと思えます。
オーストリア・ザルツブルクの美しい大自然を背景に、ギターを弾きながら歌うジュリー・アンドリュースと子供達。一度見たら忘れられない素晴らしい場面がたくさんある作品です。そして誰もが一度は耳にしたことのある、エーデルワイスやドレミの歌といった名曲の数々が、子供から大人まで惹きつけて温かい気持ちにさせてくれます。思わず一緒に口ずさんで踊りたくなるかもしれません。