ゴースト/ニューヨークの幻の紹介:1990年アメリカ映画。強盗に殺された男がゴーストになって、身の危険が迫っている恋人を守るラブ・ファンタジー。ヒロインを演じたデミ・ムーアは本作出演を機に一躍有名になりました。主題歌のライチャス・ブラザーズ「アンチェインド・メロディ」も大ヒットとなり、現在も繰り返しテレビにも登場しています。「ゴースト/ニューヨークの幻」は2010年には日本で松嶋菜々子主演「ゴースト もういちど抱きしめたい」というタイトルでリメイクもされています。
監督:ジェリー・ザッカー 出演者:パトリック・スウェイジ(サム)、デミ・ムーア(モリー)、ウーピー・ゴールドバーク(霊媒師)、トニー・ゴールドウィン(カール)ほか
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴースト/ニューヨークの幻の予告編 動画
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」解説
この解説記事には映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴースト/ニューヨークの幻のネタバレあらすじ:ゴーストとなったサム
モリー(デミ・ムーア)は、銀行員の恋人のサム(パトリック・スウェイジ)と幸せに暮らしていました。モリーはサムとの結婚を考えるほど、サムのことを愛していましたが、ある日の夜、強盗に襲われサムは亡くなります。
亡くなったサムはゴーストとなって、モリーのことを見守ります。しかし、モリーには、サムの姿は見えていません。そんな中、2人が住んでいた家に、強盗がやってきます。強盗の跡をつけ、サムは強盗の名前と住所を知ります。
ゴースト/ニューヨークの幻のネタバレあらすじ:恋人に危険を知らせるために
町を歩いていると、サムは偶然、霊媒師の店を見つけます。霊媒師(ウーピー・ゴールドバーク)はイカサマでしたが、驚くべきことに、サムの声を聞くことができました。サムは、モリーを助けるため、霊媒師にモリーに身の危険が迫っていることを伝えて欲しいと頼みます。
死後の世界を信じていないモリーは、なかなか霊媒師のことを信じようとはしませんが、サムは2人でしか知りえないことを霊媒師に言わせ、モリーは霊媒師の言うことを信じます。
ゴースト/ニューヨークの幻のネタバレあらすじ:友人カールの正体
サムは、霊媒師を通じて、モリーに強盗の名前や住所を教え、警察に相談するように言います。モリーは、霊媒師から聞いたことを友人のカール(トニー・ゴールドウィン)に相談します。カールは、騙されていると言って、その話を否定します。しかし、実はカールは強盗の仲間でした。カールは、金目当てにサムを裏切っていたのでした。
モリーは、強盗の話を警察にしますが、警察からは全く相手にされません。カールは金を狙うだけでなく、落ち込むモリーにつけいろうとします。カールがモリーにキスをするのを阻止しようと、サムは2人の写った写真を落とします。その時を境に、サムはものを落とすコツをつかみます。
ゴースト/ニューヨークの幻の結末:恋人を守り抜いたサム
秘密を知った霊媒師を殺そうと強盗がやってきます。サムは霊媒師に危険を伝え、霊媒師は命拾いします。サムは、再び霊媒師に力を貸して欲しいと頼みます。霊媒師の力を借りて、見事、カールの企みを阻止します。企みを失敗したカールは焦って、霊媒師の命を狙います。
そのことをサムは霊媒師に伝え、霊媒師はモリーの家に逃げこみます。そこへ、カールがやってきます。サムは2人を助けるため奮闘し、カールは死亡します。2人を守り抜いたサムは、2人に別れを告げ、天国へと召されていきました。
以上、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のあらすじと結末でした。
「ゴースト/ニューヨークの幻」感想・レビュー
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自分が生まれる前の作品だと知り驚いた。愛するモリーの命を救おうと必死なサムの姿に感動。愛する人や大切な人の何気ない癖や、かけがえのない思い出がその人の存在を証明するって素敵だなと思った。本当のお別れの時に、サムとモリーがキスをし、やっと「愛してる」と言ってくれたシーンには涙が止まらなかった。
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殺された主人公が超能力で硬貨を相手の女性役に渡し、自分はまだ側にいると伝えるシーンがとても印象に残っています。そして主人公と死んだ人の声が聞こえる能力がある役の人の掛けあいがとても楽しかったです。この映画で本当の愛を知ることが出来て嬉しかったです。
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映画だけ見るとゴーストになっても恋人を守る姿に感動しましたが、サムにしても、モーリーにしてもハッピーエンドにならないわけで、悲しい後味でした。
自分が死んでもなお、愛する人を守りたい一心でゴーストになり彼女の前に再び現れる主人公を、今は亡きパトリック・スウェイジが熱演した作品。美しい映像と音楽で、涙なしでは見られません。この作品への出演で一躍大スターとなったデミ・ムーアのショートヘアも話題になりました。時を経ても色褪せない、不朽の名作です。