映画「沈黙の包囲網 アジアンコネクション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
沈黙の包囲網 アジアン・コネクションの紹介：2015年アメリカ,タイ映画。アジアに拠点を置く麻薬組織のボス・シランキリ役をスティーブン・セガール氏が演じる。現代カンボジア、何もしらない二人組ジャックとサムは銀行強盗を計画し見事成功します。しかしそこにあったお金はある犯罪組織のボス、シランキリのお金でした。ジャックとサムはシランキリの手から逃げ切れるのか？
監督：ダニエル・ジリーリ 出演：スティーヴン・セガール（ガン・シランキリ）、ジョン・エドワード・リー（ジャック）、バイロン・ギブソン（サム）、ピム・ブビア（アヴァロン）、サハジャック・ブーンタナキット（ニラン・カタナ）、ほか
この解説記事には映画「沈黙の包囲網 アジアンコネクション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
現代、とある島の浜辺で運命の出会いを果たす二人がいました。男の名はジャック、女の名はアヴァロン。それから月日は流れ、カンボジア・ブノンペン、麻薬組織のボス、ガン・シランキリはライバル組織との抗争に終止符を打つため相手の拠点を訪れていました。交渉は決裂、相手組織のボスはシランキリとの直接勝負を仕掛けます。勝負は剣。達人である相手ボスをなんなくいなすシランキリは相手ボスを打ち負かし止めを刺します。一方、夜道を走る二台のバイク。ジャックとサムです。翌朝、バイクを降りヘルメットを被り直し銃を用意する二人。向かう先は銀行です。そう彼らは銀行強盗でした。なるべく傷つけないよう仕事を完了し撤収。驚いたことに銀行には多額のドル紙幣が保管されていました。そしてある準備のため田舎道で止まります。彼らはこの後カンボジア国境を越えようとしています。国境には警察の出入国管理をしている検問所があります。そこを通るためには大量の紙幣を隠さなくてはいけません。彼らはおもむろにテープを取り出し紙幣を自分の体に貼り付け始めます。無事手荷物検査を通過し疑われることなくタイ・バンコクに入る二人。強盗は成功でした。
ジャックは食べ物屋で働くアヴァロンの元を訪ねます。二人は家に戻り一時の安らぎを得ます。アヴァロンに高価なネックレスを贈るジャック。驚く彼女に強盗で得た多額のドル紙幣をみせます。彼女はお金をどうやって手に入れたのか訪ねますがジャックは言葉を濁します。首を傾げるも彼女とジャックはベッドで愛し合うのでした。その頃、組織のボス、シランキリの元に組織の幹部であるニランが報告にきます。「取引銀行に強盗が入りボスの金２０万ドルが盗まれた」と。シランキリはニランの勧めで銀行に自分の金を預けていました。シランキリはニランに金を取り返せと命じます。盗んだドル紙幣を両替し相棒サムと次の仕事について話すジャック。その夜ジャックはアヴァロンを誘いレストランへ。そしてお金の大半を彼女に贈ります。ある日ジャックは家に帰ると何者かに襲われます。目を覚ますと身体を拘束されていました。その目の前にシランキリの部下ニランが現れます。惚けるジャックを殴りつけるニラン。ニランはお金を追跡中、多額の両替を行ったジャックに気付きたどり着いたのです。ジャックは殺されるのか？しかしニランはある提案をジャックにします。”俺の指定する銀行を襲って来い”と。指定する銀行には多額のお金が保管されておりその情報の手数料として手に入れた金の半額をニランに支払うこと。拘束され銃を突きつけられるジャックに選択肢はなかったのでした。そして逆らえばアヴァロンを殺すと念押ししてニランは傍に連絡用の携帯を置き去ります。その後帰宅したアヴァロンに助けられたジャックは金を全て持ち去られたこと、金の持ち主が悪党だったことを彼女に話します。心配するアヴァロンに慰められるジャック。
数日後、ジャックの元にニランからターゲットの連絡が入ります。銀行を襲うには銃が必要。それも火力の高い銃が。そのためグリーディーという人物に会いに行きます。一応の知り合いですが銃取引の話をすると警戒し始めるグリーディー。ジャックは誤解を解き自動小銃やショットガンといった銃器を手に入れます。手に入れた銃器に興奮するジャック。そしてニランに指定された銀行を次々と襲います。タイからカンボジアにバイクで移動、銀行を襲い再びタイへ。半額をニランに渡していますがジャックの元にも多額の現金が。一方、ニランは女性とくつろぐシランキリに強盗犯を見つけたと報告します。そうして出て行くニランを見てシランキリは腹心の部下になにやら合図を送ります。ジャックのほうでは相棒サムが盗んだお金を使い高級車を買っていました。軽率すぎるとジャックはサムを怒鳴りつけます。しかしジャックは女のために使っているじゃないかと指摘、自分も好きなようにやるとサムは反論して去ってしまいます。そんな中次の仕事にでるジャック達。しかし今度は警察への通報を許し、かけつけた警官と銃撃戦になります。またシランキリ側からも武装した組織の人間が。激しい銃撃戦の末、警官と組織の人間の大半を倒しバイクで逃走するジャック達。しかし生き残った組織側の手練れが執拗に追跡してきます。バイクと走る人間の追跡劇。ですが組織の手練れは地形を生かし追跡を諦めません。遂に追いつかれバイクから振り落とされるジャック達。二対一の格闘戦がはじまります。手練れだけあって二人を圧倒するもサムが銃を抜き発砲。あっけない幕切れでした。
ニランに脅迫されジャック達が銀行を襲い始めてからシランキリは５０万ドルという大金を失っていました。そして狙って自身の金を奪っている可能性を疑います。当然それは組織内に裏切り者がいることを表わしています。組織の幹部を集めての会議の中、ニランに銃を向けるシランキリ。”お前を殺すことになるとは”そもそもニランが預金することを提案しこの事態が起こっています。怪しむシランキリ。しかし明確な証拠がないため一時保留にします。そして裏切り者に２５万ドルの賞金を掛ける事を宣言します。一方、ジャック達は謎の武装した人間がシランキリの手のものじゃないかと推測します。そもそも彼らは自分達が誰の金を奪っているのか知りませんでした。そしてニランからの連絡。次の標的を伝えるニランに今回が最後と言うジャック。しかしまだ主導権を主張するニランに今の連絡内容を録音したと告げます。そしてシランキリの手下にこの情報を渡すと。結果的に最後の仕事ということで落ち着きます。その後ジャックとサムは街へ。酒を買ってきてくれと頼まれ車を降りるジャック。サムはそのまま車を移動させます。しかしその最中サムの高級車を狙うストリートギャングがサムを襲います。不意をつく銃撃。サムは致命傷を受け倒れます。駆け付けるジャック。サムを失い失意の中それでも計画を実行しなくてはなりません。そこにアヴァロンが手伝うと言い出します。その頃シランキリは腹心の部下とともに裏切り者を探っています。一方ジャックはアヴァロンを連れ車で銀行の傍に。金の奪取には成功するも駆け付けた警官達と銃撃戦に。車へと逃げるジャックは弾丸を肩に喰らいます。それでもなんとかその場を逃走します。ジャック達は逃走中ニランからの連絡を受けますが負傷のため合流するのを後にするよう告げます。そして薬局で治療用の薬を購入。アヴァロンがジャックの肩に埋まった弾丸を抜き取ることに。一方シランキリはニランに刺客を送ることを決断、その夜ニランは襲撃を受けます。しぶとく生き残るニランでしたが後がありません。ジャック達はニランに待ち合わせ場所を連絡。しかし移動するニランの車を発見した部下がシランキリに連絡、それを聞き自身が対処することに。ジャックは取引場所で銃を持つニランを射殺。アヴァロンと立ち去りますが大型トラックでニランを追っていたシランキリ達と遭遇、追いかけられます。激しく銃撃を交わす二組。何度も振り切ろうとしますがそうはさせないシランキリ達。そんな中、道の端に物資が積まれた場所を通過、ジャックはその中の燃料が入ったドラム缶を攻撃。シランキリの乗るトラックの傍で爆発が起こります。遂に振り切ることに成功するジャック達。その後、埠頭にある倉庫へ逃げ込みます。ここでシランキリに追いつかれ銃撃戦が展開。シランキリやその部下達を銃で牽制しアヴァロンを逃がそうとするジャック。しかし多勢に無勢、部下達の数名を倒すもシランキリの放つ弾丸がジャックを捉えます。致命傷を負ったジャックはシランキリにアヴァロンの命乞いをして最期を迎えます。シランキリは彼女に金を置いて去れと言い見逃します。船で立ち去るアヴァロン。
以上、映画 沈黙の包囲網 アジアン・コネクションのあらすじと結末でした。
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