ギニーピッグ2 血肉の華の紹介:1985年日本映画。ホラー映画全盛時代に作られた日本製スナッフムービーです。さらってきた女性を薬で眠らせ解体する様子を延々写した作品ですが、ドキュメンタリータッチで作られており本物と勘違いする人も出たほどの衝撃的な内容です。
監督:日野日出志 出演者:田村寛、夕顔きらら、ほか
映画「ギニーピッグ2 血肉の華」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ギニーピッグ2 血肉の華」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ギニーピッグ2 血肉の華」解説
この解説記事には映画「ギニーピッグ2 血肉の華」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ギニーピッグ2 血肉の華のネタバレあらすじ:起
オープニングのクレジットに文字が流れます。「日野日出志の元に送られてきた8ミリビデオテープと50数枚のスナップ写真は、女性をバラバラに解体したものでした。このビデオを日野日出志が自ら編集し作り上げたものがこのビデオでドキュメントです・・・」という内容でした。夜の駅で女性を物色している車がありました。一人の女性に目をつけ後を追います。公園の中で女性を押し倒し、薬品で眠らせ、さらいました。
ギニーピッグ2 血肉の華のネタバレあらすじ:承
目が覚めた女性は両手両足を縛られ口にはタオルを巻かれてベッドに寝かされていました。近くで砥石でカマを研ぐ音が聞こえます。女性は恐怖に怯え叫びだします。その男は戦国武士の恰好をしカマを持って女性の目の前で鶏の首を撥ねました。そして男は薬品を水に溶かし女性に注射しました。すると女性は大人しく眠りました。注射針の後の血をなめて喜ぶ男でした。
ギニーピッグ2 血肉の華のネタバレあらすじ:転
男は眠る女性の服をハサミで切り裂きました。お腹にキリを突き刺しました。そして男が喋りはじめました。「女は薬により痛みを感じないというより、快感にさえ感じているのだ」と言いました。そして手首に赤い華が咲くと言って女性の両手首を切り取りました。その間女性は薄目を開けますが痛みは感じていないようです。そして次は乱れ華です。ノミなどを使い方から腕を切り離しました。次は大輪の華です。ノコギリで足を切り離しました。次ははらわたの華の乱舞です。女性の腹を切って内臓を取り出しました。
ギニーピッグ2 血肉の華の結末
いよいよ女性の首に赤い華のネックレスです。斧で女性の首を切り離しました。バラバラになった女性をベッドの上でつなぎ合わせ、男は喜びに浸ります。そして最後の仕上げとして宝石を取り出すと言ってスプーンで目玉を取り出しました。男はこれで完璧に血と肉の華々が咲きそろったと言いました。そして男は私のコレクションに加えると言ってカーテンを開けました。そこには男が今までに惨殺した人や鶏の体の一部が数多くコレクションされていました。一部のものには虫も沸いていました。そしてエンディングで警察が捜査を開始したと言うクレジットが流れるのでした。
<映画の内容はすべてフィクションです>
「ギニーピッグ2 血肉の華」感想・レビュー
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>90年代を代表するスプラッタームービー。神戸事件の少年Aもこの映画が大好きだったそうです。
怪しい話ですね。見たとか影響されたってのは憶測の報道しかなかったはずです(というか80年代の映画ですね)
宮崎勤の時も4が家にあってそれが原因のように扱われてましたが、
あれは内容は馬鹿みたいなナンセンス映画で、ピーターとか久本がでてくるやつでしたね。(むしろグロホラーダラケというのはマスコミの印象操作で、実際には数本しかなく、ワイドショーの撮り溜めがやたらとあったと)その後マスコミのその偏向報道がきっかけで色々規制されていったので、
逆に、90年代は今よりも入手困難な時期ですね。
色々とレンタルでも規制され。作品自体も、過大評価で当時よくあった海外の70年代くらいから盛んだったゾンビや食人族系のエログロナンセンスものの何番煎じ程度の実験作品でしかないですね
技術的にもいうほどすごくなく、チャーリーシーンの通報エピソード等、内容がすごいというよりは、「怪しいアジア人ならやりなかねないという差別意識から生まれた偏見でより箔がついてしまった」+「海外の反応系による逆輸入の話題性」だけの話ですしね(そういう、歪んだオリエンタリズムが通用し、いまだ続いてるのもホラーか)
偏見によりプレミア感は商売にもなるという現実がちょっと怖いですね。売り?の目玉の描写も既にゾンビ映画等で既出のオマージュで入れたのでしょう。サンゲリアあたりは80年代どころか70年代に既にやってましたね。
まー猟奇殺人が起きるたびに、同じような偏向報道はされるでしょうね。
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かの悪名高き「ギニーピッグ」が映画ウォッチのページにあるとは驚きです。何故悪名高いのかは、察する人には察しがつくでしょう。今から30年ほど前に起こった連続幼女誘拐殺人事件の犯人が所有していたビデオ・コレクションのなかにこのビデオがあったというだけで所謂「ホラー・バッシング」現象が起こったからです。
私も当時からホラーファンだったので随分、不快な思いをしました。この「ギニーピッグ」はアメリカの所謂スナッフビデオを模倣したもので、ストーリーらしいストーリーもなく、ただ男が女性の体を解体するというだけのものです。
たしかに子供には観せたくない映画の部類ですが、大人の世界でフィクションとノンフィクションを一緒にされるとスプラッター・ホラー作品ファンとしては不服だったりします。 -
当時初めてこのビデオを見たときは「切断された手首の指がゆっくり握られる」シーンに衝撃を受けたものです。でも日野日出志監督なのに、原作漫画の「赤い花」とはえらく違う内容にしたのは何故だろう?あの内容で日野日出志起用の意味があったのかな?
先程衝撃を受けたと書きましたが、それは演出の細やかさに対してで、残虐演出については小学生時に読んだ「デスハンター」で散々夢想していた脳内シーンには及ばないので、耐性がありました。
「血肉の華」の良さは、女優さんのビジュアルが微妙であるがゆえのリアリティですかね。 -
正直、これを見たときこんなものが、実際作れるのだろうか?と怖くて再度見ることはしませんが、リアルすぎる これが作り物であるとすると ある意味相当な命作、すごすぎる
90年代を代表するスプラッタームービー。神戸事件の少年Aもこの映画が大好きだったそうです。内容はとにかくグロイ。血が好き、えぐいもの好きな人にはオススメですが、そうでない人は絶対に見ないほうがいいです。要注意映画です。