愛の亡霊の紹介:1978年日本,フランス映画。車引きの義三郎の妻せきは26歳年下の若い豊次と不倫関係に陥ったことで、二人で共謀し義三郎を殺害し、妻せきが義三郎の幽霊に連夜悩まされるという作品です。公開当時は成人映画でしたが、SEXシーンはあるものの、ソフトで怪談映画といってもいい内容です。
監督:大島渚 出演者:田村高廣(塚田儀三郎)、吉行和子(塚田せき)、藤竜也(田中豊次)、川谷拓三(堀田重五郎)、小山明子(西の家のお内儀)、殿山泰司(ツン東)、河原崎建三(西の家の若旦那)ほか
映画「愛の亡霊」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛の亡霊」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
愛の亡霊の予告編 動画
映画「愛の亡霊」解説
この解説記事には映画「愛の亡霊」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛の亡霊のネタバレあらすじ:起
儀三郎は車引きで妻のせきと幼い息子と暮らしていました。娘は奉公に出ていました。この家に若い豊次が出入りするようになりました。義三郎はせきに対し、豊次はお前に気があるんじゃないかと話していましたが。せきは26歳も若い男となんてとまともに聞いていませんでした。ある日豊次が餅を買ってせきの家に来ました。二人で一緒に餅を食べました。その後豊次がせきの家を訪れると、せきは胸をはだけて息子と昼寝をしていました。これを見た豊次はせきに関係を迫り豊次とせきは結ばれました。
愛の亡霊のネタバレあらすじ:承
義三郎が仕事をしている間に二人は関係を持ちますが、お互い本気になり、豊次が義三郎を殺そうと言い始めました。豊次に惚れきったせきも同調し、焼酎を大量に飲ませ眠らせて首を絞めることにしました。そしてせきは泣きながら義三郎の首を絞めました。義三郎の死体は二人で森の中にある古井戸に落としました。それ以来豊次は山の落ち葉を拾っては古井戸に投げ込みました。この光景を西の若旦那に見られてしまいました。世間を気にした二人は今までと同じように別々に暮らし、せきは義三郎が東京へ出稼ぎに行ったと近所には行っていました。やがて3年がたち、周囲では義三郎が帰って来ないはおかしいと言い始めました。
愛の亡霊のネタバレあらすじ:転
娘が帰省していました。父の義三郎が井戸の中で寒いと言っているという夢を見たと言いました。また近所の噂も激しくなりました。警官の堀田も事情聴取を始めました。そしてせきの前に義三郎の幽霊が現れるようになりました。車を引いたり、家で座っていたりと頻繁に現れ始めました。怖くなったせきは豊次に話しますが豊次には見えないといわれます。豊次も近所を探り始めました。そして古井戸の中に義三郎がいるという噂が広まりだした頃、豊次は唯一見られた西の若旦那を殺しました。
愛の亡霊の結末
警察のマークも厳しくなり、近所の疑いも強くなったことで、せきは自殺を図り、家の中に火を付けました。それを見た豊次は戸を壊し中に入りせきと交わりました。そこに警官と村人がやってきて二人を取り押さえました。二人は木に縛り吊るされ拷問を受けました。古井戸からは白骨化した義三郎の遺体が引き揚げられました。その後せきと豊次は死刑を執行されました。
以上、映画「愛の亡霊」のあらすじと結末でした。
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