ガキ帝国の紹介:1981年日本映画。昭和40年代に実際にあった大阪の少年愚連隊をモデルにした井筒和幸監督のデビュー作品です。喧嘩と勢力争いに明け暮れる少年たちを、リアルに再現し、今では上映できないような内容まであります。
監督:井筒和幸 出演者:島田紳助(リュウ)、松本竜介(チャボ)、趙方豪(ケン)、升毅(高/明日のジョー)、玉野井徹(クロ)、中浩二(グリコ)、永田憲一(オバQ)、篠田純(チビ太)、山本孝史(工藤)、藤田佳昭(ゴキブリ)、北野誠(服部)ほか
映画「ガキ帝国」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガキ帝国」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ガキ帝国」解説
この解説記事には映画「ガキ帝国」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガキ帝国のネタバレあらすじ:起
少年院を出所したリュウを待っていたのは同級生のチャボとケンでした。一緒にいた高とチャボが喧嘩になりましたが、リュウが止めました。喫茶店ではチャボとケンは、北は北神同盟、ミナミはホープ会が勢力を伸ばしているという話を聞かされました。高と別れた3人は北の街へ行きました。闊歩する北神同盟の連中を挑発し滅多打ちにしました。リュウが喫茶店で働いていると、高がやって来ました。リュウは2階に北神同盟が集まっているのを知ってここで働いていましたが、高は北神同盟に入会するためにやってきたのでした。高は入会の儀式に耐え、上部組織の竜神会の小野から明日のジョーと名付けられました。
ガキ帝国のネタバレあらすじ:承
北神同盟とトラブルが続くリュウ達ですが、ケンと京子がミナミで東京の愚連隊に絡まれたときホープ会に助けられました。ミナミはホープ会が牛耳っていました。一方チャボがアパッチと呼ばれる在日の愚連隊たちに暴行を受けました。リュウとケンが復讐し、最後には仲良くなりました。北神同盟の会議で明日のジョーが曽根崎支部の代表に選ばれました。竜神会の小野の推薦でした。北神同盟内部で大きな態度を取り始めたジョーに幹部たちから不満が出始めました。ホープ会のたまり場では会長の服部が高と合い、メンバーに北神同盟の明日のジョーと紹介しました。その時在日の愚連隊にホープ会のメンバーがやられ、服部らが仕返しに行き、ゼニが足を刺しました。刺された男は、ジョーの知り合いでしたがケンの親友でもありました。北神同盟で内紛が起り、ジョーが副会長のグリコら幹部を滅多打ちにしました。
ガキ帝国のネタバレあらすじ:転
竜神会の小野に北神同盟の会長の黒木、副会長にのし上がったジョーが呼ばれました。ジョーは小野の前で黒木を瓶で殴り、小野に会長が怪我をしたので自分が会長になると言って認められました。北神同盟が勢力を広げ始めました。そしてホープ会をも傘下に収めました。ホープ会に刺された在日のゼニがホープ会に撃ち殺されました。それを聞いたケンは怒り狂ってホープ会に向かいました。ケンの在日で親友同士でした。リュウとチャボも加勢しホープ会を滅多打ちにしました。そして服部らに報告が入り、服部らが現場へ行きました。ミナミで暴れる北神同盟にいらだちを見せるリュウがジョーに正面切って喧嘩を挑むと、ジョーは、会でも作っててっぺんになったら相手してやると言われ、ホープ会の残党を集めてピース会を結成しました。
ガキ帝国の結末
ピース会を率いて闊歩するリュウに対し、会に参加しなかったケンが怒りをぶつけました。北では北神同盟が集会を開いていました。暴走族らも傘下に収め大人数でした。そして、女をさらってくる指示が、ジョーの付き人の工藤から発せられました。チャボの彼女の和子が行方不明になりました。北神同盟にさらわれている思いリュウらが殴り込みに行きますが、ジョーの付き人にやられました。リュウがポルノ映画を見ていると、女優が京子でした。その後北神同盟から文章が回って来ました。梅田会と名称を変え、暴力団化していました。夜ケンが一人で歩いていると梅田会にやられました。それを見たリュウとチャボは二人で梅田会と闘う決意をしました。南港での決闘を申し込みました。チャボがフォークリフトで車を突き刺しジョーを殺しました。呆然とするメンバーたちですが、工藤がチャボをボコボコに踏みつけ殺しました。それを見ていた小野は、工藤が釈放されたら新梅田会を作らせて頭にしろといいました。しばらく後ケンが夜の街を歩いていると、かつての愚連隊たちが機動隊員になっていました。
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