自由が丘で の紹介:2014年韓国映画。愛する女性に会うためソウルへやってきた日本人男性のモリ。彼女の帰りを待ちながらゲストハウスやカフェ自由が丘で様々な人々と交流し、ゆったりとした時間は流れていきます。モリは果たして愛する女性に会えるのか。「3人のアンヌ」のホン・サンス監督が加瀬亮を主演に迎えて描く異色の恋愛映画です。
監督:ホン・サンス 出演者:加瀬亮(モリ)、ムン・ソリ(ヨンソン)、ソ・ヨンファ(クォン)、キム・ウィソン(サンウォン)、ユン・ヨジョン(ゲストハウスの女主人)、ほか
映画「自由が丘で」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「自由が丘で」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「自由が丘で」の予告編 動画
映画「自由が丘で」解説
この解説記事には映画「自由が丘で」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「自由が丘で」のネタバレあらすじ:起
舞台はソウル。ある語学学校にクォンという韓国人女性がやってきて、分厚い手紙を受け取ります。差出人はモリという日本人の青年です。クォンは階段で手紙を落としてしまい、順番はバラバラになってしまいます。クォンは手紙を拾い集めると丁寧に一枚一枚を読み始め、モリがソウルで過ごした時間を辿り始めます。モリがソウルにやってきたのは愛するクォンに会うためです。しかしゲストハウスのほど近くにあるクォンの部屋を訪ねたものの彼女は不在でした。モリは自由が丘8丁目という日本名のカフェに入ります。そこはクォンが大好きなカフェでした。モリはクォンに宛てて日々の暮らしについて手紙に綴りはじめることにするのでした。
「自由が丘で」のネタバレあらすじ:承
ある日自由が丘の店主の女性ヨンスンの飼い犬を救いだしたことから、モリはヨンスンやアメリカ帰りの中年男性サンウォンと親しくなります。モリは自由が丘によく立ち寄るようになりますが、横柄な態度のヨンスンの恋人だけは好きになることができません。モリは恋人とは別れるべきだとヨンスンに助言するのでした。モリは二年前韓国で語学講師をしていた時にクォンと知り合いました。クォンは彼にとってもっとも尊敬できる韓国人女性です。モリは何度もクォンの部屋を訪ねてはメモを残してますが、彼女は依然として家を空けたままで会うことは叶いません。クォンへの恋慕を募らせるモリは次第に無気力になっていき、夕方まで眠り続けることも多くなります。ゲストハウスの女主人やサンウォンはそんな彼のことを心配しはじめます。
「自由が丘で」のネタバレあらすじ:転
サンウォンはモリを元気づけるため飲みに誘い出します。サンウォンからクォンのどこに惚れ込んでいるのかと尋ねられると、欲がなく優しいところだとモリは答えるのでした。モリはヨンスンから友達以上の感情を抱いていることを打ち明けられます。二人は寂しさを埋める合うようにベットを共にしてしまうのでした。その後モリはクォンの通っていた語学学校に行きますが、彼女の連絡先を突き止めることはできませんでした。クォンへの想いが高まるモリはヨンスンとの関係を清算しようと彼女の元を訪れますが、またしてもヨンスンの魅力に引き寄せられベットを共にしてしまうのでした。
「自由が丘で」の結末
モリの手紙は消印が一週間前でした。手紙を読み終えたクォンはモリの滞在するゲストハウスを訪ねます。モリの帰国は翌日に迫っていました。サンウォンとゲストハウスの女主人はモリとの別れを惜しみ、いつか必ず日本に遊びに行くと告げます。モリが部屋へ戻ってくるとそこにはクォンが座っていました。クォンは病の治療のためしばらく家を空けていたこと、今は身体の調子がよくなったことをモリに話します。二人は再会できたことを心から喜び、翌日クォンはモリとともに日本へと旅立つのでした。その後モリとクォンは結婚し二人の子供に恵まれました。モリはヨンスンに呼びかけられ目覚めます。どうやら飲みすぎて深く眠ってしまったようです。クォンとの再会はモリの願望から生まれた夢なのか、はたまたこれから起きる出来事なのかと思わせるところで物語の幕は閉じます。
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