映画「リアル・スティール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リアル・スティールの紹介：2011年アメリカ映画。突然生き別れた子供マックスと生活することになった主人公チャーリー。チャーリーの生きがいはロボットボクシングだけだった。連戦連敗で途方に暮れていた二人にスクラップ工場のロボットが奇跡を起こす。そして二人の関係も少しづつ変わり始めていく。
監督：ショーン・レヴィ 出演：ヒュー・ジャックマン（チャーリー・ケントン）、ダコタ・ゴヨ（マックス・ケントン）、エヴァンジェリン・リリー（ベイリー）、アンソニー・マッキー（フィン）、ケヴィン・デュランド（リッキー）、カール・ユーン（タク・マシド）、オルガ・フォンダ（ファラ・レンコヴァ）、ホープ・デイヴィス（デブラ）、ほか
この解説記事には映画「リアル・スティール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
そう遠くない未来の話。人間同士のボクシングが衰退し、ロボット同士のボクシングが人気を博していた。チャーリーもそんなロボットボクサーの一人である。しかし正規の試合には出れず、連敗が続き、生活が貧困していた。そんなチャーリーのもとに二人の男性が訪ねてくる。それは元恋人が死んだというもので、ふたりの間には11歳の子供マックスがおり、その養育権に関するものだった。
裁判所へ出向いたチャーリーは元妻の姉妹で大富豪のデブラと養育権を争う事となる。元々放棄するつもりだったが、彼女達が身に着けている高級品に目を付け、デブラの夫と内緒で１０万ドルで養育権を譲る相談を持ち掛ける。彼は近日中に旅行を控えているのでその間だけはチャーリーが預かるという条件付きで了承した。
前金で５万円受け取ったチャーリーは「ノイジーボーイ」というロボットを購入。
そして居候先で昔から付き合いがあるジムの娘ベイリーにマックスを預け、試合に出ようとする。しかし、金の事がマックスにバレてしまい、仕方なく連れていく事に。金で自分を買ったチャーリーは嫌いだったが、ゲーム好きが相まって、試合を楽しんでしまう。結果はノイジーボーイもスクラップとなる。しかし、マックスは試合中に相手の動きを読むチャーリーの洞察力に興味を持つ。ロボットが無くなった二人はスクラップ場に忍び込み、使えそうな部品を探す。そこでマックスが崖から落ちるアクシデントが発生。事なきを得たが、マックスは自分の足元にロボット埋まっている事に気が付き、命の恩人だとそのロボット「ATOM」を持ち帰った。
ジムに戻ったチャーリーは、今の生活が限界だとベイリーに諭される。考えたチャーリーだったが最後に一つだけお願いをする。それは「ATOM」を修理してもらう事だった。
動きを真似する機能シャドウを備えたATOM。チャーリーが練習用ロボットだと説明してもマックスは戦えると確信し、勝手に非公式の試合に申し込む。相手が子供だとなめてかかった相手だが結果はマックスの勝利。これが「ATOM」の初勝利となる。マックスの改造で音声認識機能も備えたATOM、そしてチャーリーの提案で試合前にマックスと一緒にダンスを見せるというパフォ―マンスが話題を呼び、次々勝利を挙げていく。それがWRB興行主の目に止まり、ついに前座で公式試合への切符を獲得する。
ところ変わり、ベイリーはマックスに昔チャーリーもボクサーだったことを明かし、その偉業を懐かしく悲しそうに伝える。それを聞いたマックスは「ATOM」にボクシングを教えて欲しいと懇願する。戸惑ったチャーリーだがこっそり「ATOM」にボクシングを教え始める。
いよいよ公式戦。公式戦にはファラ・レンコヴァ、タク・マシドが所有する絶対王者ゼウスが存在する。試合前マックスたちはファラか0らVIPルームへ招待される。そして「ATOM」を２０万ドルで買いたいと言い出す。マックスは激怒し、「ATOMは売り物では無い」と部屋を出た。
公式戦の相手は大変凶暴で苦戦を強いられたがチャーリーが相手の弱点を見付け、見事公式戦初勝利を収めた。そしてマックスはマイクを手に取り、ゼウスに挑戦状をたたきつけた。
その帰り道、チャーリーがずっと借金を押し倒してきた人物が現れ、チャーリーはリンチされてしまう。その一件があり、チャーリーはマックスをベイリーたちに引き渡すことを決意する。何も言わないマックスだったが、「僕のために戦って」とだけ言い残し、去っていった。自宅へ戻り落ち込みをかっくせないチャーリーだったがベイリーに励まされ、もう一度マックスに会いに行き、最後に一晩だけマックスと戦いと懇願する。
ゼウスとの決戦当日。1ラウンド目から何度もダウンし、それでも立ち上がる「ATOM」4ラウンド目には音声認識装置も破壊され、戦う術を無くしたかに思われた二人だったが、チャーリーのシャドウでマックスが戦うことを提案する。勇ましく戦うチャーリーの姿にマックスとベイリーは涙する。結果は判定に持ち込まれ、判定結果はゼウスの勝利だった。しかし観客はブーイングの嵐。そこでレフリーが言った。
「会場のみんなはATOMが勝者だって知ってるよ」
マックスとチャーリーは抱きしめ合い、肩を組んで勝利を喜んだ。
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