ベッドタイム・ストーリーの紹介:2008年アメリカ映画。子どもを寝かしつける際の物語が実現するという不思議を描いたコメディ&ファンタジー。ホテルで働くスキーターは、甥パトリック、姪ボビーを1週間預かることになる。毎晩2人と一緒にオリジナルの物語を作っていくスキーター。すると翌日、子ども達が考えたストーリーが次々と実現していった。スキーターはこれを利用して、自分に都合の良い物語を作ろうとするのだが。
監督:アダム・シャンクマン 出演者:アダム・サンドラー(スキーター・ブロンソン)、ケリー・ラッセル(ジル)、ガイ・ピアース(ケンドル・ダンカン)、ラッセル・ブランド(ミッキー)、リチャード・グリフィス(バリー・ノッティンガム)ほか
映画「ベッドタイム・ストーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベッドタイム・ストーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ベッドタイム・ストーリーの予告編 動画
映画「ベッドタイム・ストーリー」解説
この解説記事には映画「ベッドタイム・ストーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベッドタイム・ストーリーのネタバレあらすじ:思い通りにならない日々
舞台はアメリカ、ロサンゼルス。マーティ・ブロンソンは幼い娘ウェンディ、息子スキーターに手伝って貰いながら小さなモーテルを経営していました。特にスキーターはモーテルが大好きで、様々なアイディアを出します。マーティもそんなスキーターを可愛がり、夜はいつも自分で作った物語を聞かせてやっていました。ところがモーテルは赤字続きで、倒産の危機に陥ります。マーティの旧友バリー・ノッティンガムは、将来スキーターに見込みがあると判断した場合経営を任せると約束し、モーテルを買収しました。その後モーテルは立派なホテルへ成長しましたが、スキーターは25年も設備係として働いています。どうやらノッティンガムは約束を忘れているようです。そんなある日、ノッティンガムが新しいホテルの建設を発表。総支配人として指名されたのは、ノッティンガムの娘バイオレットの恋人で、太鼓持ちのケンドル・ダンカンでした。期待していたスキーターはがっかりしてしまいます。後日、ウェンディに呼び出され家を訪ねたスキーターは、甥パトリック、姪ボビーの世話を頼まれました。なんでもウェンディが校長を務める小学校が廃校となってしまうので、職を探しにアリゾナへ行かなければならないそうです。そのために1週間子ども達を預かって欲しいとのことでした。スキーターは嫌がりますが、渋々承諾します。両親の離婚と転校が重なったパトリックとボビーは、笑顔をすっかり忘れていました。
ベッドタイム・ストーリーのネタバレあらすじ:物語は現実に
早速ベビーシッター生活が始まります。スキーターは子ども達にせがまれ、寝かしつけるための物語を作り始めました。自分をモデルにした農民が、実力を発揮出来ないままワニに食べられてしまうというお話です。子ども達はハッピーエンドにすべきだと言い出し、話を変えていきました。農民は実力を発揮するチャンスを与えられ、祝福するようにガムが降り注ぐと喋る子ども達。翌日、ノッティンガムのテレビを直していたスキーターは、新しいホテルのテーマがロックンロールだと知り、同じようなホテルが既にあると指摘しました。それを聞いたノッティンガムは怒って発案者のケンドルを呼び出します。そしてようやくマーティとの約束を思い出したノッティンガムは、スキーターとケンドルにホテルのテーマをプレゼンさせ、優れた方を総支配人にすると宣言しました。週末に行われるノッティンガムの誕生日パーティで発表する予定です。喜んで車を走らせるスキーターの頭上に、大量のガムが降って来ました。スキーターは昨夜作った物語が実現したのだと考えます。
ベッドタイム・ストーリーのネタバレあらすじ:検証
住み込みで働いている部屋にパトリックとボビーを連れて来たスキーターは、友人ミッキーも交え意気揚々とストーリーを紡ぎ始めます。今夜は自分をモデルにしたカウボーイがフェラーリという名の馬を貰い、更にバイオレットをモデルにした美女のピンチを救って大金を手に入れるというストーリーでした。これでフェラーリと大金が手に入るとほくそ笑むスキーターでしたが、面白くないと感じた子ども達が勝手に結末を変え、美女のキスを貰おうとするも小人に蹴られて笑われる、という話になりました。子ども達が眠った後早速街に繰り出すスキーターですが、フェラーリは貰えず逆に財布をすられてしまいます。落胆したスキーターは帰り道でパパラッチに追われるバイオレットを見つけ、そのピンチを救いました。そこでスキーターは自分の物語ではなく、子ども達が作った物語が実現するのだと気付きます。
ベッドタイム・ストーリーのネタバレあらすじ:思わぬ展開
パトリックとボビーは、昼の間は教師のジルに面倒を見て貰っていました。スキーターはジルと子ども達を連れて、ホテルの敷地内でキャンプを始めます。それまでスキーターに好意的でなかったジルも笑顔を見せました。ジルが帰った後、自分の成功を夢見て物語を作り始めるスキーター。古代ギリシャの英雄の話をしながら、子ども達が上手く話を作ってくれるよう誘導します。ボビーが「主人公は必ず国で一番の美人と結ばれるの」と言うのを聞き、これでバイオレットと親密になれると喜ぶスキーター。主人公は国一番の美人と居酒屋に入り、そこで過去自分をいじめていた女性達と再会。ビーチで倒れていた男性を助け、秘密の洞穴に入ります。途中まで上機嫌で聞いていたスキーターでしたが、思い通りの結末にならなかったため思わず怒鳴ってしまいました。子ども達はそれきり話すのを止めてしまいます。翌日、ビーチに出かけたスキーターの前に現れたのは、バイオレットではなくジルでした。その後子ども達の物語通りの出来事が続き、スキーターはジルこそが「国で一番の美人」なのだと気付きます。次第に惹かれ合うスキーターとジル。その夜、スキーターは明日のプレゼンでケンドルに勝てるようなストーリーになるよう子ども達を誘導します。見事勝利を収める物語になりましたが、子ども達は最後に誰かが火の玉を投げてスキーターは燃えかすになってしまう、ととんでもないことを言い出しました。
ベッドタイム・ストーリーの結末:ヒーローとハッピーエンド
パーティ当日。予め消化器を用意したスキーターは、ケンドルとのプレゼン勝負に挑みました。スキーターが提案したのは、客を日常から解放するホテル。子どもにとってホテルはいつもと違う体験が出来る場所で、楽しいことを無限に広げていくのが大切なのだと訴えます。感銘を受けたノッティンガムはスキーターを賞賛し、新しいホテルの総支配人に指名しました。祝福を受け喜ぶスキーターでしたが、ケンドルから思わぬ事実を告げられます。新しいホテルの建設予定地は、パトリック達が通う小学校だったのです。廃校に追い込まれた理由を知り、慌てるスキーター。そこにバースデーケーキが登場し、炎に怯えたスキーターは消化器を使ってケーキごとノッティンガムを真っ白にしてしまいました。激怒したノッティンガムは「クビだ!お前は燃えかすだ!」と叫びます。職を失い、真実を知ったジルや子ども達からも拒絶され、深く落ち込むスキーター。しかし子ども達のヒーローになるため行動を開始します。役所に勤める同級生にホテルの建設予定地には問題があると教え、建設許可の申請を却下させました。激怒するノッティンガムには、代わりにサンタモニカのビーチに土地を見つけておいたと言い和解。そして爆破される寸前の小学校に駆けつけ、爆破を阻止して学校を守りました。パトリックやボビー達の誤解も解け、スキーターはようやくジルと結ばれます。その後スキーターとジルは家族で営む小さなモーテルを始めました。2人は幸せな結婚をして、この物語もハッピーエンドを迎えます。
以上、映画ベッドタイム・ストーリーのあらすじと結末でした。
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