女のみづうみの紹介:1966年日本映画。重役の妻が、若い男と不倫中に撮影した自分の裸体のフィルムを、帰り道に男に襲われ奪われたことから、不倫相手、脅迫相手、夫との間で揺れ動く女を描いたサスペンス映画です。川端康成の小説「みづうみ」が原作となっています。
監督:吉田喜重 出演者:岡田茉莉子(水木宮子)、芦田伸介(水木有造)、露口茂(桜井銀平)、早川保(北野)、夏圭子(町枝)ほか
映画「女のみづうみ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「女のみづうみ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「女のみづうみ」解説
この解説記事には映画「女のみづうみ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
女のみづうみのネタバレあらすじ:起
水木宮子はデパートの重役の妻で何不自由ない生活をしていましたが、彼女には室内装飾をする若い北野という愛人がいました。月に2~3回ホテルで愛し合う関係でした。ある夜、北野が宮子の裸体を思い出に写真に撮りたいと言い、宮子も写真を撮らせました。次に会った時、北野がまだフィルムを現像していないことを知り、宮子がフィルムを現像すると言って貰い受けました。ホテルからの帰り道、宮子は男に襲われバッグを奪われました。早速バッグを奪った男から宮子に連絡が入りました。金を要求するわけでもなく、ただ会ってくれということだけでした。宮子は夫に嘘をつき男に会うため列車に乗ろうとしていました。
女のみづうみのネタバレあらすじ:承
駅に北野がやって来て、金で解決する予定であることを伝え出発しました。途中で列車事故に遭い足止めを食らった宮子の前にサングラスの男が現れました。男は桜井銀平という名で、元予備校の教師でフィルムの入ったバッグを奪った男した。宮子が定期的にホテルに入る姿を予備校の教室から見ていました。そしてこれから僕と何処かへ行こうと言い、断れば裸体の写真を旦那さんに渡すだけだと言いました。宮子は金で解決できないのなら警察に訴えると言うと、銀平はどうぞ勝手にやってくださいと言いました。その時、宮子が館内放送で呼ばれました。しかし呼んだ主の男はいなくなり、一人でいると、そこに北野がやって来ました。北野は心配で追いかけてきたと言いました。
女のみづうみのネタバレあらすじ:転
宮子はもうどうなってもいいと、北野と旅に出ました。ホテルに泊まり、二人だけの世界を味わいました。しかし北野の婚約者の町枝がやってきました。北野は町枝に部屋を取ると言いますが同じ部屋で良いと町枝が言い、婚約者と不倫相手が一緒にいるという変な関係になりました。北野は宮子に、町枝と一緒になる気はないと言いますが、宮子の気持ちはだんだん離れて行きました。そのころ銀兵は温泉町の写真屋で宮子の裸体を現像していました。写真屋の親父も宮子の裸体に見とれ、焼き増しして自分のものにしました。宮子は写真屋を訪ね、親父から写真を買い取りました。そしてミヤコは止める北野をよそに銀兵に会いに行きました。
女のみづうみの結末
宮子と銀平は海岸線を歩きました。そこに北野がやって来て銀平に襲い掛かりました。これで宮子の気持ちがふっきれたのか、銀平と再び歩き始め、途中で映画の撮影現場をしばらく見た後、難破船に乗り込み抱き合い、身体を求め合いました。そして二人は断崖に向かいました。宮子は銀平の写真を回収して断崖から突き落としました。東京へ帰る列車に乗った宮子は、列車に乗っていた夫の席に着きました。夫は北野からすべて聞いたと言いました。宮子は銀平を殺し写真は回収したと耳打ちしました。夫は納得した時、銀平に似た男が横切りました。銀平は生きていました。宮子に僕は死んでいないと言い、目を見つめました。
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