アポカリプス・ナウの紹介:2012年アメリカ映画。異常気象によって海面が上昇、世界中が大洪水に見舞われるなか、極秘裏で政府機関により建造された現代版ノアの方舟「アーク」の辿る運命を描いたB級ディザスター・パニック作品です。
監督:ピーター・ギーガー 出演者:アレックス・カーター(ジョン)、モニカ・キーナ(テッサ・ニコルス)、クリスティアナ・カーマイン(リン・マスターズ)、ミッチ・ラーナー(フリーマン)、ヴィクトリア・バラバス(オーツ)ほか
映画「アポカリプス・ナウ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アポカリプス・ナウ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アポカリプス・ナウの予告編 動画
映画「アポカリプス・ナウ」解説
この解説記事には映画「アポカリプス・ナウ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アポカリプス・ナウのネタバレあらすじ:起
全世界に突如として巨大な雨雲が立ち込め、やがて未曽有の巨大な嵐と大洪水が世界各地で猛威を振るい始めました。アメリカ軍はその頃、アメリカ・ロッキー山脈にある秘密施設で2年前から約5万人の人員と10万種の生物のDNAサンプルを積み込むための現代版“ノアの方舟”というべき巨大船“アーク”の建造を進めていました。しかし、米軍の想定以上に異常気象は急速に発達、5週間後には地球全体を飲み込んでしまうということでした。しかも他の米軍施設で建造中の同型船は完成が間に合わず、米軍上層部はDNAサンプルを大至急ロッキー山脈の施設に集積することを決定しました。
しかし、DNAサンプルを満載した貨物列車が土砂崩れで立ち往生してしまい、遺伝子学者のテッサ(モニカ・キーナ)や女性軍人マスターズ(クリスティアナ・カーマイン)らが軍用ヘリで回収に向かいましたが、あまりの悪天候の強さに断念せざるを得ませんでした。
アポカリプス・ナウのネタバレあらすじ:承
その後もなお全世界規模で異常気象が続き、各地で甚大な被害が相次ぎました。テッサの婚約者であるタービン担当の技術者ジョン(アレックス・カーター)は助手のフリーマン(ミッチ・ラーナー)と共にアークの動力源となるタービンの最終調整を行っていましたが、試験中にドラブルを起こして故障してしまい、予備機も間に合わないことから、ある発電所の沖合いにあるベイから同等品を回収することになりました。一方、フリーマンは密かに恋人アマンダ(ヒラリー・ワグナー)に電話をかけ、大規模な嵐が近づいていることを告げるとセントルイスまで逃げるよう促しましたが、アマンダとその家族は車で逃げるも大渋滞に巻き込まれ、やむなくモーターボートで川を移動していたところ超巨大な波に飲みこまれてしまいました。
アポカリプス・ナウのネタバレあらすじ:転
DNAサンプルの回収に失敗したテッサとマスターズらは、ミツバチのDNAを採取するため山の上の洞窟に向かい、巣を回収しようとしましたが突然洞窟が崩壊を始め、犠牲者も出たことからテッサとマスターズは回収を断念して脱出しました。
一方、ジョンはアークの操縦クルーのひとりであるアマトー(タイ・バーネット)と共に発電所に潜入、何とかタービンを回収して基地に戻り、急ピッチで取り付け作業を行いました。
その頃、辛うじて生き延びていたアマンダとその家族は人々に真実を告げ、これまで政府の発表である「普通の嵐」だと信じ切っていた人々は大挙して軍の施設に押し寄せました。そして外部に機密情報を漏洩したことがバレたフリーマンは嵐が吹き荒れる施設の外に追放されました。やがて巨大な波は人々に容赦なく襲い掛かり、アマンダや人々は押し流されて行方不明となってしまいました。程なくして、テッサとマスターズは飛行機を捨ててパラシュートで脱出、無事施設に帰還しました。
アポカリプス・ナウの結末
異常気象の進行は予測を上回るものであり、アークは未完成のまま出航を余儀なくされました。ロッキー山脈の秘密施設はあっという間に猛烈な嵐と巨大な津波に襲われ、ジョンやテッサら関係者は間一髪でアークに乗り込み、操縦クルーのブリッジズ(ケヴィン・ジャクソン)やオーツ(ヴィクトリア・バラバス)らの操縦により発進しました。ところが、交換したはずのタービンがまたもやトラブルを起こし、ジョンらは急いで修理に追われました。しかし今度は岩山に囲まれてしまい、やむなくDNAサンプル保存用の冷却剤を爆発させるという奇策で乗り切りました。
それから数十日後、ようやく嵐は収まり、アークに突然通信が舞い込んできました。それは他の基地でギリギリ間に合ったアークの同型船からのものであり、そこには追放されたフリーマンの姿もありました。ジョンやテッサらは朝焼けの空をいつまでも見つめていました。
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