スター誕生の紹介:1976年アメリカ映画。1937年の映画『スタア誕生』の2度目のリメイク。今回は映画業界から音楽業界に舞台を移しているが、やはり酒浸りの男性スターと彼に才能を見出される女性のラブストーリー。プロデューサーで主演のバーブラ・ストライサンドが作曲もしている主題歌「スター誕生の愛のテーマ」はアカデミー賞主題歌賞やグラミー賞最優秀楽曲賞を受賞した。2018年には3度目のリメイク作品「アリー/ スター誕生」が公開。
監督:フランク・ピアソン 出演者:バーブラ・ストライサンド(エスター・ホフマン)、クリス・クリストファーソン(ジョン・ノーマン・ハワード)、ポール・マザースキー(ブライアン)、ゲイリー・ビジー(ボビー・リッチー)その他
映画「スター誕生(1976年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スター誕生(1976年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スター誕生(1976年)の予告編 動画
映画「スター誕生(1976年)」解説
この解説記事には映画「スター誕生(1976年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スター誕生(1976年)のネタバレあらすじ:破滅的なスター
スピードウェイというバンドを率いるロックスターのジョン・ノーマン・ハワードは、コンサート開始を5時間も待たせたうえ観衆に悪態をつく。その後ロード・マネージャーのボビー・リッチーが早く寝ろと言うのを無視して一人入ったクラブでエスター・ホフマンの歌声に魅了される。妻がジョンのファンだと言う男ともめごとになったところをエスターに外へ助け出される。翌朝ジョンはエスターに頼んでコンサートにいっしょに来てもらう。ヘリコプターで会場に到着する。しかし、ジョンはオートバイをステージ上で乗り回してステージから転落して負傷する。混乱の中、エスターは会場に置いてきぼりになってしまう。
スター誕生(1976年)のネタバレあらすじ:二人の共同作業
めちゃくちゃになったコンサートの損害を補おうとマネージャーのブライアンを始めとする関係者はジョンの豪邸に集まるが、ジョンが一番気になっているのはあの日以来連絡が取れないエスターのことだった。そこへラジオ局のDJがヘリコプターから番組にでないかと呼びかけるが、ジョンはヘリコプターに向けて拳銃で発砲する。後日ラジオ局へ謝罪にジョンが訪れるがDJがジョンを落ち目のスーパースターとののしるのに腹を立てスタジオのガラスを割り火に油をそそぐ結果になる。だが、そのラジオ局でエスターと再会する。ジョンの強引さに折れてエスターはしぶしぶジョンの屋敷についていく。しかし、ピアノに向かって二人で歌を作るうちに二人の間に愛が芽生える。
スター誕生(1976年)のネタバレあらすじ:アメリカン・ドリーム
自分のバンドの仕事そっちのけでエスターのレコーディングに熱心なジョンにボビーは困る。だが、チャリティー・コンサートの自分の出番でジョンがステージ袖にいたエスターをうながして歌わせことで事態は一変。観客は熱狂し、ブライアンたちは彼女に群がる。
コンサートからの帰りに自動車の中でエスターはジョンに結婚を申し込む。ジョンは酒浸り、借金まみれの俺はやめておけと言うが、二人はある市役所で結婚して砂漠の中のジョンの「牧場」に行き、そこに家を建てて馬を飼い新婚生活を楽しむ。
スター誕生(1976年)のネタバレあらすじ:過去のスターと新しいスター
牧場にブライアンたちが来る。エスターの歌は既にヒットしていた。ブライアンはジョンに君はお終いだがエスターはもうスターだと言い放つ。エスターは不安を抱いていたがジョンにもすすめられて、ジョンのサポートなしに音楽活動を始め大成功を収める。
久しぶりにボビーに会いに行ったジョンはスピードウェイがフリーウェイになりジョン抜きで活動を始めたことを知る。ジョンは自分も新しい仲間と仕事を始めつつあると言ってはみたが、豪邸で寂しく過ごす。今や大スターの夫に過ぎない存在になっていた。
スター誕生(1976年)のネタバレあらすじ:結婚生活の危機
グラミー賞発表の晩、受賞したエスターがスピーチを始めた時に、酒に酔って遅れて到着したジョンがステージに上がりグラミー賞最低賞をくれと話し始め授賞式をぶち壊す。
エスターは仕事で忙しくジョンは牧場にこもって曲を作り、二人の生活はすれ違う。久しぶりに豪邸にジョンが戻ってきた時、雑誌のためにエスターの独占インタビューを取りたい女が潜り込んでいた。エスターが帰ってきた時ジョンはその女とベッドに。エスターは怒りを爆発させる。しかし、それでも二人は愛し合っていた。
スター誕生(1976年)の結末 : エスターの再起
二人は再び牧場で過ごす。エスターはジョンといっしょにツアーをしたいと考えるが、ジョンは自分がエスターの足を引っ張ってしまうのではと感じていた。早朝ジョンは空港にブライアンを迎えに行くために、ベッドにいる妻の顔を見てから愛車の赤いフェラーリを猛スピードで走らせる。事故でジョンは命を落とす。
ジョンを失った苦しみに耐えてエスターは再び歌い始める。「皆さんエスター・ホフマン・ハワードです」というアナウンスに続いてエスターがジョンの追悼のためのステージに立つ。
以上、映画「スター誕生(1976年)」のあらすじと結末でした。
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