映画「アリスvsモンスター・スクワッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アリスvsモンスター・スクワッドの紹介：2016年アメリカ映画。魔法の鏡が割れバランスを失った世界。そこで怪しくうごめく死神の計画を阻止するため、アリスが曲者揃いのモンスター軍団を組織して立ち向かいます。どこを切ってもB級テイスト溢れる、B級映画好きにはたまらない作品です。
監督：ジェレミー・M・インマン 出演： ジョニー・レイ・ディアス（ランペルスティルツキンスティルツキン）、クリスティーナ・リッチャルディ（アリス）、リンジー・ソーヤー（ゴルディロック）、タリア・デイビス（ゲルダ）、ニック・プリンシピ、ほか
この解説記事には映画「アリスvsモンスター・スクワッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
さびれた路地裏の薬の取引現場に男がやってきます。
しかし、男が求めているのはただの薬ではなく、なんと“魔法の鏡”の粉で、しかも魔法の鏡を割った張本人だったのです。
その男ランペルスティルツキン（グリム童話にでてくる娘に取引を持ちかけたドワーフ）はゴルディロック（“三匹のくま”の熊の家に入りこんだ少女）とパイパー（ハーメルンの笛吹き男）に捕らえられ、アリスの待つ鏡の国へ連れていかれます。
鏡の国でアリスはランペルスティルツキンに協力を要請します。
死神が何かを企んでおり、それを阻止したいというのです。
アリスは更に、青ひげ（グリム童話では妻を次々に殺害していた金持ちの男）、狼男、魔女を捕え、チームに加えようとします。
しかし、魔女が見張りのトゥイードルディー（マザーグースの歌より。兄弟のようなトゥイードルダムがいる）を殺害し脱走します。
魔女は死神を呼び出し、死神を完全にする儀式を行わせて欲しいと懇願します。
死神は使者を使い、アリスの拠点を襲います。
死神の使者の強襲に人手がたりないアリスはランペルスティルツキンに爆弾をつけて、かつて恋人だったハートの女王ゲルダを味方につけるように言います。
ゲルダはランペルスティルツキン以外の男を操れるという強力な能力をもっているのです。
ランペルスティルツキンの説得で仲間となったゲルダはその能力で青ひげを服従させ、狼男と共に次々と死神の使者を倒していきます。
その頃、ランペルスティルツキンはアリスに死神との関係について話していました。
ランペルスティルツキンは、冥界から出て鏡の世界を乗っ取ろうとした死神に命令され魔法の鏡を盗もうとしました。しかし、あまり気乗りせず、結果、魔法の鏡を割ったというのです。
アリスは次の手を考える為、ハッター（不思議の国のアリスにでてくる“おかしな帽子屋”）に冥界に“トリップ”してもらいます。ハッターは冥界の様子を感じ取り死神の儀式が行われる前兆をアリスに告げます。
死神はランペルスティルツキンと接触し、ランペルスティルツキンの身体を差し出せば冥界を渡すと取引を持ちかけます。
その取引を断り、ランペルスティルツキンは武器庫に籠城するゲルダの元に向かいます。
そこで愛を確かめ合い口づけを交わしますが、ランペルスティルツキンはゲルダを刺殺してしまいます。
ゲルダの死により青ひげの洗脳がとけ、立場が逆転したアリス達は死神と魔女によって囚われの身となります。
そして、魔女によって死神を完全に蘇らせる為の儀式がはじまるのです。
儀式を阻止しようと懸命に戦いますが、アリス側は防戦一方となります。
パイパーは生贄として身動きがとれず、狼男は青ひげに倒されてしまいます。
ゴルディロックがかろうじて青ひげを討ちとりますが、形勢は悪いままです。
そんな時、ランペルスティルツキンがアリスに取引を持ち掛けます。
隠し持っていた魔法の鏡の粉を砕いて魔力でアリスを操り、ランペルスティルツキンが魔女に握手を求めた瞬間、アリスにランペルスティルツキンの爆弾を爆破させたのです。
ランペルスティルツキンは魔女とともに吹き飛び、死神を復活させる儀式は失敗に終わります。
アリス達は勝利し、死んだはずの仲間も蘇り、皆で喜び合います。
微笑むアリスが進んだ先には、使者の姿を借りたランペルスティルツキンがおり「魂をいくつか返しておいた」と告げます。
アリスとランペルスティルツキンでそれぞれの世界で目を光らせる取り決めを交わし、冥界で新しい支配者となったランペルスティルツキンはゲルダと共に幸せに暮らすのでした。
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