死びとの恋わずらいの紹介:2000年日本映画。母と一緒に生まれ故郷に帰ってきたみどりは転校した学校で幼馴染の龍介と再会しました。そして昔の思い出を語りながら再び龍介と遊ぶようになったみどりには、同じ夢を見る悩みがあり、龍介の家が思い出せないことが気になっていました・・・という伊藤潤二のホラー・コミックの実写映画化です。
監督:渋谷和行 出演者:後藤理沙(深田みどり)、松田龍平(柴山龍介)、秋吉久美子(和子)、三輪明日美(田中鈴枝)、三輪ひとみ(榎本はるか)、高橋慎二(手島光太郎)、猪俣ユキ(鈴木珠代)ほか
映画「死びとの恋わずらい」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死びとの恋わずらい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「死びとの恋わずらい」解説
この解説記事には映画「死びとの恋わずらい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死びとの恋わずらいのネタバレあらすじ:起
みどり(後藤理沙)は母の和子(秋吉久美子)との二人暮らしでした。みどりの悩みは同じ夢をいつも見る事でした。生まれ育った地元に帰り、今日は転校した学校への初登校の日でした。途中で田中(三輪明日美)という女子学生に会い、同じクラスとわかり一緒に登校しました。そこにクラスのイケメンの手島(高橋慎二)が通りかかり声をかけました。初登校は遅刻でした。授業中みどりは幼馴染の龍介(松田龍平)を見つけました。屋上で声をかけ、二人は幼い頃一緒に遊んだ思い出を語り合いました。そのころ教室では珠代(猪俣ユキ)が手島に告白するための占いを友達とやっていました。友達の話では辻占いが効果があると言っていました。お堂の前で顔を隠して、初めに通りかかった人に占ってもらうというものでした。しかし辻占いには変な噂が立っていました。黒い服を着た美少年が現れると言うものでした。
死びとの恋わずらいのネタバレあらすじ:承
モテ男の手島を好きなのは、珠代以外に田中もいました。しかし手島はみどりの事が好きになっていました。田中の家に皆で遊びに行った時、みどりが帰ると言うと、手島が送って行くと言って一緒に帰りました。この時珠代の怒りは頂点に達していました。翌日珠代はみどりに陰湿な嫌がらせをしました。それを察知した田中が珠代を叱りました。投げやりになった珠代はお堂の前で辻占いをやりました。現れたのは黒い服の美少年でした。珠代に対し、貴女の恋は何一つ実らないと告げました。珠代はカッターを取り出し自殺しました。一方みどりは龍介と楽しい日々を送っていました。家に帰り、和子に龍介の話をすると和子の態度が一変し、浴槽の壁の染みを、狂ったように落とし始めました。
死びとの恋わずらいのネタバレあらすじ:転
母の態度を見たみどりは図書室で古い新聞を探して見ると、龍介は7歳の時に行方不明になっていました。そして教室に帰ると龍介の席には別の男子が座っていました。龍介の存在が消えていました。みどりは思い出した龍介の家を訪ねました。そこには母の和子がいました。みどりは錯乱し始めました。そのころ田中はお堂で辻占いをしていました。黒い服の美少年がやって来て、自分の気持ちに正直になれと言われました。教室で田中は手島の事が好きだと何度も繰り返し、カッターで首を切って自殺しました。精神病院で和子が石と話していました。和子は龍介の母親でした。同じ病院のみどりをさらって病院を長い間、抜け出していたのでした。
死びとの恋わずらいの結末
和子の家の壁から夫の死体が見つかりました。みどりは子供時代にお堂であった出来事を思い出しました。みどりと龍介が遊んでいると、龍介の父の愛人がやって来ました。全身に父の刺青を彫って、せっかく妊娠したのに降ろせと言われ、その代わりに龍介を殺すと言い出しました。怖くなったみどりは逃げ出しました。その後愛人は首を切って自殺しました。みどりは龍介と行った秘密の場所を思い出しました。たどり着いた場所には古い冷蔵庫が捨てられていました。長い間ごめんねと言って冷蔵庫を開けました。今日もお堂の前では女子学生が辻占いをやっていました。
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