となり町戦争の紹介:2006年日本映画。三崎亜記の同名小説を映画化。ある日突然始まった、となり町との戦争に翻弄される主人公・北原。ある日役場から、隣町への潜入捜査の依頼が来ます。戦争をしている実感のない北原ですが、ある日を境に状況は一変し…。
監督:渡辺謙作 出演者:江口洋介(北原修路)、原田知世(香西瑞希)、瑛太(智希)、飯田孝男(前田善朗)、小林麻子(本田)、ほか
映画「となり町戦争」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「となり町戦争」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「となり町戦争」解説
この解説記事には映画「となり町戦争」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
となり町戦争のネタバレあらすじ:起
旅行会社に勤める北原。ある日、北原が住む舞坂町と隣町の森見町とで戦争を始めることになりました。「開戦日は五月七日」と書かれた知らせを、何の気なしに見つめる北原。
ある日、役場から「戦時特別偵察業務従事者の任命」と書かれた手紙を受け取ります。
役場で働く「対森見町戦争推進室」の香西に詳しい説明を聞く北原。業務内容は、市内にある仕事場まで森見町を通って車で通う時に、見聞きしたことを報告。そんな簡単なことならと、北原は業務を引き受けます。
しかしいつもと変わらない穏やかな町の風景を見て、戦争が起きているとは考えもつかない北原。
となり町戦争のネタバレあらすじ:承
兵士は一般市民から募り、実際に死者も出ている戦争に疑問を持つ北原。あくまでも戦争は公共事業だと言い張る香西は、業務を遂行すべくだまって上からの命令に従います。
ある日夜遅く、北原の家に来た香西は無理やり北原を車に乗せて役場に向かいます。新たに敵地内への潜入捜査を任命される北原。香西と結婚し、森見町に住み潜入捜査を行うことになりました。
夫婦として森見町に住む北原と香西。小さなアパートで夫婦を演じる、奇妙な共同生活が始まりました。
開戦27日目、森見町の役場に転入届を出しに行く二人。二人でゆっくり森見町をデートし、まるで戦争が他人ごとのように感じる北原。
となり町戦争のネタバレあらすじ:転
開戦29日目、弟の智希が舞坂町の志願兵となったことを知り落ち込む香西。
次の日、対森見町の戦争説明会に出席する北原。住民の前で説明する香西に、一人の男性が戦争をする必要性を質問します。最初から戦争ありきですすめられている行政のやり方に議論を唱える男性は、香西の弟の智希でした。
ある日、戦闘に巻き込まれた会社の同僚が亡くなり、戦争は身近に起きていると再認識する北原。家に帰った北原に、森見町を今すぐ出るよう香西から電話で指示があります。急いで森見町を脱出しようとする北原ですが、銃声が聞こえ北原を殺そうとする人物もあらわれます。香西からの指示通り暗い用水路を進むと、死体を見つける北原。するとパニックになる北原を智希が助けにやって来ました。
となり町戦争の結末
安全な場所まで出た北原と別れ、智希は森見町に戻ります。しかしその直後、銃声が聞こえ急いで戻ると、そこに会社の上司があらわれました。上司は森見町の兵士として智希を殺し、北原に襲い掛かります。しかし間一髪、香西が助けに来て北原は救われました。
舞坂町と森見町が終戦し、北原は会社に辞表を出します。すると上司から、智希が来ていた服の一部を受け取る北原。
北原は香西に服の一部を届け、自分の気持ちを伝えます。香西は森見町へ異動の辞令が出たことを伝えます。いずれおこりうる戦争に向けて、森見町への潜入捜査です。
別れを言う香西を引き止める北原。抱きしめ合う二人に、突然サイレンが鳴り響きます。そして隣町と再び戦争が起きたことを知る二人。
以上、映画「となり町戦争」のあらすじと結末でした。
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