映画「眠れぬ夜のために」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
眠れぬ夜のためにの紹介：1984年アメリカ映画。不眠症を患う平凡な男が、たまたま出会った行きずりの女性を助けたことから国際的な犯罪に巻き込まれていく姿と、男女が巻き起こす騒動を豪華キャストで描いたサスペンス・コメディです。
監督：ジョン・ランディス 出演者：ジェフ・ゴールドブラム（エド・オーキン）、ミシェル・ファイファー（ダイアナ）、リチャード・ファーンズワース（ジャック・ケイパー）、イレーネ・パパス（シャヒーン・パーヴィッチ）、キャスリン・ハロルド（クリスティ）、ダン・エイクロイド（ハーブ）、デヴィッド・ボウイ（コリン・モリス）、ヴェラ・マイルズ（ジョーン・ケイパー）ほか
この解説記事には映画「眠れぬ夜のために」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロサンゼルスで平凡な生活を送るエド・オーキン（ジェフ・ゴールドブラム）は、かねてから仕事の行き詰まりがたたって不眠症に悩まされていました。エドを心配する同僚のハーブ（ダン・エイクロイド）は気晴らしにラスベガスで遊ぶことを提案しますが、エドはどうも気乗りがしませんでした。会議の途中も気分が乗らないエドは自宅に戻りますが、そこで妻のエレン（ステーシー・ピックレン）が上司のスタン（カーメン・アルジェンツィアノ）と浮気をしている様子を目撃してしまいます。やがて職場で目覚めたエドは、それらが夢だったことに気付きました。
ある夜、またしても眠れないエドはいつの間にかロサンゼルス国際空港へと車を走らせ、そこで殺し屋（ジョン・ランディス）たちに追われる謎の美女ダイアナ（ミシェル・ファイファー）を助けて車に乗せ、そのまま空港から逃走しました。
エドはダイアナを彼女の兄チャーリー（ブルース・マッギル）のアパートまで送ろうとしますが、チャーリーはダイアナが家賃を払わず勝手にヨーロッパ旅行に出かけたとして、ダイアナをエドに押し付けて追い出してしまいます。ダイアナは仕方なく友人で女優のクリスティ（キャスリン・ハロルド）を頼ることにし、エドを伴って彼女がいるテレビ番組の撮影現場に向かいました。二人はクリスティの恋人でプロデューサーのバド（ポール・マザースキー）を介してクリスティに会い、小さな包みを彼女に預けました。
その後、ダイアナは国際シンジケートの影の実力者であるジャック（リチャード・ファーンズワース）に電話をかけますが、居合わせたジャックの妻ジョーン（ヴェラ・マイルズ）に電話を切られてしまいます。エドはダイアナに事情を話すよう求め、ダイアナは小さな包みの中身はイラン革命の際に何者かに強奪されたペルシャ王朝伝来の秘宝である6個のエメラルドであり、自分は運び屋として報酬2万5千ドルでエメラルドの密輸を引き受けたのですが、空港でブツを渡すはずだった相手の男はイラン秘密警察“SAVAK”に殺害されてしまい、自分も生命を狙われているというのです。
ダイアナはエメラルドの受け取り手であるハミードという人物に匿ってもらおうと思いつき、どうしてもダイアナを見捨てることのできないエドは交渉役としてハミードの部下と話をつけることに成功しましたが、その途中でエドはメルヴィル（ロジェ・ヴァディム）という人物から依頼されたという殺し屋コリン・モリス（デイヴィッド・ボウイ）に銃を突き付けられ、エメラルドの在り処を吐くよう脅されましたが、たまたま近くをパトカーが通りかかった隙に逃げ出し、ダイアナと合流してハミードのもとへ向かいましたが、既にハミードは殺害されていました。ハミードの部下とコリンが揉み合っている隙にエドはダイアナと共に逃げ出しますが、今度はSAVAKが二人を執拗に追ってきました。何とか追っ手をかわした二人でしたが、その頃クリスティもSAVAKに追われて殺害されてしまいました。
エドとダイアナはエメラルドを狙うメルヴィルに捕まるも何とか逃げ出し、ジャックの家に向かい彼に助けを求めました。ジャックはエメラルドを狙う女ボス、シャヒーン（イレーネ・パパス）と交渉することを勧め、二人はエメラルドを手にシャヒーンとの取引に臨み、エドの決死のホラ話もあってエメラルド3個を売り払うことに成功しました。
ロサンゼルス国際空港からメキシコへ高飛びしようとしたダイアナとエドでしたが、空港にはメルヴィル一味やSAVAKが待ち構えていました。しかし、そこにはたまたまFBIの捜査官たちも居合わせており、三者は三つ巴の銃撃戦を展開、その隙に逃げ出そうとしたエドとダイアナはFBIに保護されました。
翌朝、ホテルで眠りこけていたエドは、ダイアナが大金と共に姿を消していることに気が付きました。その直後、エドの前にダイアナが現れ、彼女から空港に送ってほしいと頼まれたエドは思わず微笑みました。
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