ミーン・マシーンの紹介:2001年アメリカ,イギリス映画。プロサッカーで大スターでありながら、八百長試合でサッカー界から追放されたダニーが交通違反と警官への暴行で刑務所へ送り込まれました。刑務所で待っていたのは看守たちの酷い扱いと、サッカーの試合で国を売った男への冷酷な仕打ちでした。そんな時、看守チームと囚人チームでサッカーの試合をすることが決まり…という内容のイギリス映画です。ダニーを演じるヴィニー・ジョーンズは実際のイギリスのプロサッカー選手だったと言う経歴を持っています。
監督:バリー・スコルニック 出演者:ヴィニー・ジョーンズ(ダニー・ミーン)、ラルフ・ブラウン(バートン)、デヴィッド・ヘミングス(刑務所長)、デイビッド・ケリー(ドッグ)、ジョン・フォージハム(サイクス)、ヴァス・ブラックウッド(マッシブ)、ジェイミー・サイブス(チッヴ)、スティーヴン・ウォルターズ(ニトロ)、ロビー・ギー(トロジャン)、ダニー・ダイア(ビリー)、ジェイソン・ステイサム(モンク)ほか
映画「ミーン・マシーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミーン・マシーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミーン・マシーン」解説
この解説記事には映画「ミーン・マシーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミーン・マシーンのネタバレあらすじ:起
元プロサッカーのスター選手だったダニー・ミーンが、スポーツカーで飛ばしていてパトカーに追われていました。ダニーはそのままバーに入り酒を飲み干しました。入ってきた警官に暴行を振るい、スピード違反、飲酒運転と傷害罪に問われ、3年の実刑を受けました。
ダニーはイギリス代表のサッカー試合で相手にわざとPKを与えた八百長行為でサッカー界を追放されていました。刑務所に送られたダニーは早速、看守長のバートンからひどい扱い受け、所長からサッカーチームのコーチを要請されても断れと言われました。バートンがコーチをする看守のサッカーチームがあり、各刑務所の対抗試合で2位が精一杯だったからです。
やがて所長室に呼ばれたダニーはコーチの要請を断りました。相部屋のトロジャンとラジはダニーに一目置いていました。老人のドッグはダニーに優しくし、囚人のボスのサイクスや、23人を素手で殺した誰も近寄らないモンクを紹介されました。しかし多くの囚人たちは八百長試合をやった大スターだと馬鹿にしていました。
ミーン・マシーンのネタバレあらすじ:承
デニーにはマッシブという仲間が出来ました。それでもデニーに突っかかってくる囚人は多く、すぐ喧嘩になり独房へ入れられました。刑務所内ではサイクスが賭博好きの所長の指南役をやっていたため、サイクスのみ差し入れが許され、刑務所内でLSDの販売をし、また賭博も行っていました。
マッシブと仲良くなったことからマッシブの提案で、看守チームと囚人チームでサッカーの対抗試合をやらせてくれと所長に直訴しました。これは受けられましたが、八百長試合で国を売ったダニーには敵が多く、メンバーが集まりませんでした。そんな時マッシブが看守に暴行を受けました。ただ一人止めに入ったダニーでしたが、看守への暴行とみなされ再び独房へ入れられました。
数日後、ダニーが独房から出てきた時、モッシブを助けたことが功を奏して、トロジャンやラジを始め数人がメンバーに加わりました。更にサイクスの手下の爆破男のニトロも加わりました。これでもまだサッカーのメンバーが足りず、サイクスにメンバーを貸してくれと頼みました。しかしサイクスはいったん断りました。
ミーン・マシーンのネタバレあらすじ:転
しばらくしてサイクスがメンバーを貸す代わりに、賭博対象の刑務所内公認のケンカに出ろと言われ、ダニーは受けました。ダニーの相手は35連勝中のケッチでした。フラフラになりながらも勝ったダニーはメンバーを借りることができました。後はゴールキーパーでした。ニトロがモンクを指名しました。実はモンクの唯一の友人はニトロでした。やがてモンクとダニーの大ファンのビリーも加わり練習が始まりました。
そのころ所長は、賭博の負けがかさみ、飲み屋から取り立ての電話が頻繁にかかっていました。これを知ったサイクスはサッカー試合のオッズが囚人チームに集中しているので看守チームに賭けろと教えました。囚人チームの人気が高い事で、バートンはニトロを呼びつけ、ダニーを試合に出れないようにしろと命令しました。
ニトロはダニーのロッカーに爆弾を仕込みました。サイクスの部屋でミーティングをしていたダニーでしたが、看守チームのビデオを忘れたため取りに行こうとしたら、ドッグが代わりに行ってくると言って、爆死しました。バートンは失敗したニトロをイギリスで一番悪い環境の刑務所に送りました。
ミーン・マシーンの結末
サイクスは試合前、ダニーに、囚人チームに賭けたと言いました。そして死んだドッグからの贈り物を渡しました。それはミーン・マシーンというチーム名のユニフォームでした。
試合が始まりました。一進一退が続き、前半終了間際にダニーがゴールを決め、1点リードでハーフタイムを迎えました。所長に呼ばれたダニーは、この試合に負けないと、ドッグ殺しの共犯として20年は刑務所から出さないと脅しました。
後半戦、ダニーは覇気がなくミスを連発しました。しかし囚人たちが自力で2点目を入れました。しかし調子に乗った囚人たちは、あっという間に同点に追いつかれました。残り時間が少なくなり、ダニーはわざとに転倒し退場しました。マッシブがまたオレ達を売るのかと迫りました。サイクスも所長からの脅しを察し、もういいと見捨てました。そしてマッシブが、お前は好きにしろ!と言った時、ダニーは目覚めました。
再びピッチに戻りロスタイムでボールを取り、フリーになりました。ゴール前でシュートせず、走り込んできたサッカーの上手くないビリーにパスをしました。ビリーのシュートはゴールに突き刺さりました。囚人たちは大喜びでした。
その時、所長がやって来て「覚悟しろ」と言いますが、バートンが「私の囚人だ」と言って制止しました。所長の車がノミ屋によって爆破されました。最後は看守たちにも認められたダニーでした。
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