ロクサーヌ、ロクサーヌの紹介:2018 年アメリカ映画。実在した黒人女性で、ヒップホップ界に旋風を巻き起こしたロクサーヌ・シャンテの半生を描いたヒューマン映画です。1980年代のニューヨーク、貧困地域で育った彼女がいかにしてラップで人生が変わったのかを描いています。
監督:マイケル・ラーネル 出演:シャンテ・アダムス(シャンテ)、マハーシャラ・アリ(クロス)、ニア・ロング(ペギー)、ジャーメイン・クロフォード、トニー・パタノ、ミッチェル・エドワーズ、ケヴィン・フィリップス、カーティス・クック、シンディ・チャン、ヘザー・シムズ、ほか
映画「ロクサーヌ、ロクサーヌ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロクサーヌ、ロクサーヌ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロクサーヌ、ロクサーヌの予告編 動画
映画「ロクサーヌ、ロクサーヌ」解説
この解説記事には映画「ロクサーヌ、ロクサーヌ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロクサーヌ、ロクサーヌのネタバレあらすじ:起
黒人のシャンテはラップが得意で、4人姉妹の長女です。母親ペギーは真面目な人でした。ペギーは家族のために家を買いたいと考えており、家購入の頭金を揃えるために少しずつ貯金をしていました。その貯金がついに溜まり、当時付き合っていた彼氏にそのお金を託しました。しかし、引越し当日、彼氏はお金を持っていったまま帰ってくることはありませんでした。この日を境に、ペギーは酒に溺れるようになりました。シャンテは学校をさぼるようになり、ラップと万引きでお金を稼いでいました。友達と店にいると、電話をしたいからその間子供を見て欲しいと男に頼まれました。シャンテはその見返りにお金をもらいました。
父親と会う約束をした4姉妹。おめかして父親を待ちましたが、日が暮れても父親は現れませんでした。痺れを切らした母親は「男なんて待つものじゃない。ことを教訓にしろ。」と言います。束縛の激しい母親が嫌になったシャンテは週50ドルで一人暮らしを始めます。友達のトーンが家を貸してくれました。しばらく一人暮らしをしていたシャンテでしたが、トーンにレイプされかけ、家を出て行かざるをえなくなります。行くところがなくなったシャンテは本当の家に帰ります。母親には無愛想な態度を取られましたが、妹たちには歓迎されました。
ロクサーヌ、ロクサーヌのネタバレあらすじ:承
シャンテは近所に住むマーリーに、自分のビートでラップを歌ってほしいと頼まれます。シャンテはしぶしぶ了承をします。するとそのラップがラジオに流れ、たちまちシャンテは有名人になりました。そして、ロクサーヌ・シャンテという名前でデビューすることになりました。シャンテのファンが何人も駆け寄って来ましたが、シャンテは冷たい態度を取っていました。その中の一人であったクロスはシャンテの前に何度も現れます。その男は以前シャンテに子供の世話を頼んだ人物でした。クロスからミンクをプレゼントされるなど、シャンテはクロスと付き合うようになりました。
ロクサーヌ、ロクサーヌのネタバレあらすじ:転
シャンテの初ツアーが始まります。マネージャーに、スターの仕事として求愛してくるファンに優しく接しろと命じられます。その言葉通り、シャンテはファンからのプレゼントであるベンツの車や宝石を受け取りました。それに怒ったマーリー。これでは売春婦であるとシャンテを責め立て喧嘩になります。そしてマーリーはツアー中にも関わらず、シャンテのDJを辞退しました。悪いことは続き、ツアーの売り上げが盗まれてしまいます。これにより、シャンテの取り分がなくなってしまいました。これをきっかけに、シャンテはラップ界から退くことになります。
シャンテは母親にクロスを紹介しますが、年が離れすぎていることを理由に反対されます。
それでもシャンテはクロスといることを選びます。クロスとの間に子どもが出来、夫婦になりますが、クロスがシャンテにDVをするようになりました。
ロクサーヌ、ロクサーヌの結末
あの栄光から4年後、ワーナーブラーザーズがシャンテに契約話を持ちかけます。しかし、シャンテは断ってしまいます。理由は、ロクサーヌ・シャンテのせいで毎日殴られる生活になってしまったからだと言います。シャンテは遂にクロスと別れる決断をします。別れ話をしたときにシャンテはクロスを殴りましたが、さらにひどいDVを受け、シャンテのあばらが3本折れてしまいました。入院していたシャンテのところに、母親がお見舞いに来てくれました。そこでシャンテは今までの思いを母親にぶつけます。「ただ私は子供でいたかっただけ。あなたがお酒を飲み始めたときに私から母親はいなくなってしまった。そして全部私の肩にのしかかった。」そして母の胸で泣き始めます。それを受けて母親はシャンテをなだめながら謝り続けました。
退院した後、息子のチャッキーをクロスから取り戻すために電話をすると、1万ドル用意しろと言われます。シャンテは迷わずその金額で息子を買いました。息子を取り戻し笑顔が戻ったシャンテ。当時シャンテがヘタクソなラップだと罵ったファンが現れ、見事なラップをシャンテの前で披露します。その姿を見て、シャンテはさらに笑顔になるのでした。
以上、映画「ロクサーヌ、ロクサーヌ」のあらすじと結末でした。
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