山猫は眠らない6 裏切りの銃撃の紹介:2016年アメリカ映画。アメリカ海兵隊の伝説の凄腕スナイパー、トーマス・ベケットとその息子ブランドンの戦いを描いた人気ミリタリー・アクションシリーズの第6作です。今回は、任務の失敗に苦悩するトーマスの息子ブランドンが、父の盟友ミラーと共に新たな任務に就くなかで苦悩と葛藤を乗り越えて成長していく姿を描きます。
監督:ドン・マイケル・ポール 出演:チャド・マイケル・コリンズ(ブランドン・ベケット)、ビリー・ゼーン(リチャード・ミラー)、ステファニー・ボクト(ロビン・スレイター)、デニス・ヘイスバート(コロネル大佐)、ドミニク・マフハム(ビッドウェル少佐)、イーノック・フロスト(ジョー・バーンズ)、プレシリアナ・エスパロリーニ(ジーナ・アウングスト)、ニック・ゴメス(ミゲル・セルバンテス)、ラビル・イシアノフ(アンドレイ・ゾトフ)ほか
映画「山猫は眠らない6 裏切りの銃撃」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「山猫は眠らない6 裏切りの銃撃」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
山猫は眠らない6 裏切りの銃撃の予告編 動画
映画「山猫は眠らない6 裏切りの銃撃」解説
この解説記事には映画「山猫は眠らない6 裏切りの銃撃」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
山猫は眠らない6 裏切りの銃撃のネタバレあらすじ:起
アメリカ海兵隊の伝説の凄腕スナイパー、トーマス・ベケットを父に持つ狙撃手のブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)は上官のコロネル大佐(デニス・ヘイスバート)の指揮下のもと、父トーマスの親友リチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)や同僚たちと共にトルコ付近で暗躍するイスラム系過激派組織からアメリカ人の人質数人を奪還する作戦に従事していました。
ブランドンは川をボートで移動して人質を処刑場に連行する標的に狙いを定めますが、ブランドンは標的の処刑人がまだ幼い少年兵だと知り、仲間たちから早く撃つよう促されながらも狙撃をためらってしまいます。
結局人質の一人を処刑されてしまい、過激派組織は大佐が差し向けた戦闘ヘリや無人戦闘機によって壊滅したものの、ブランドンはミラーや同僚のジョー・バーンズ(イーノック・フロスト)、ジーナ・アウングスト(プレシリアナ・エスパロリーニ)らから精神的な甘さを見透かされ、「この世界ではチャンスは一度きりだ。次はない」とたしなめられました。
山猫は眠らない6 裏切りの銃撃のネタバレあらすじ:承
トルコ・イスタンブールで仲間たちと酒を飲んでいたブランドンは魅惑的な金髪の美女を口説こうとしたところ、一人のスナイパーに命を狙われました。幸いスナイパーはかつての上司ビッドウェル少佐(ドミニク・マフハム)が射殺して事なきを得ましたが、ブランドンがシリアの過激派に命を狙われていることを指摘したビッドウェルは良心は時として任務の妨げになるとし、時には汚れ役を演じなければならないこともあると檄を飛ばしました。
ブランドンのチームは先ほどの美女であるロビン・スレイター(ステファニー・ボクト)の指揮のもと、ジョージア(旧・グルジア)から西ヨーロッパに天然ガスを運ぶパイプラインおよびガス施設を訪れる要人の警護命じられました。パイプラインは中東やアジアのテロ集団が狙っており、とりわけ中東の大物テロリスト、ガザコフは要注意人物としてマークされていました。
ブランドンらは草原に潜んでテロ集団の動向を探っていましたが、テロ集団は隙を突いて要人の乗った車を銃撃、仲間2名が隠れ場所を特定されて射殺されました。テロ集団は大佐が差し向けた軍事ドローンによって始末されましたが、ブランドンは死んだ仲間が身を隠すプロフェッショナルであったことから、味方の中に敵に情報を漏らしている内通者がいるとの疑いを抱きました。
山猫は眠らない6 裏切りの銃撃のネタバレあらすじ:転
上官と衝突したブランドンは単身で雪の残る大カフカス山脈へと向かい、ガイド兼観測手と共にロシア人スナイパーのアンドレイ・ゾトフ(ラビル・イシアノフ)一味の山小屋へと入りました。ブランドンはチェチェン人強盗団を叩くというゾトフ一味と行動を共にし、映画「ダイ・ハード」のネタをかましつつも強盗団を制圧しました。
その夜、ゾトフはかつてのライバルだったトーマスの思い出話をブランドンに語り、自分もブランドンと同じように少年兵を撃てなかった過去があることを打ち明けました。ブランドンは同僚にゾトフは探し求めているガザコフではないと報告、引き続きゾトフ一味に帯同することにしました。
ゾトフ一味はチェチェン人武装勢力と銃撃戦を展開、ブランドンもゾトフに加勢して敵兵を狙撃していきました。敵もロケットランチャーで反撃、敵味方はブランドンとゾトフを残して全滅しました。やがて上空に大佐が飛ばした無人偵察機が飛び交い、ブランドンはゾトフと別れてチームに復帰することになりました。
山猫は眠らない6 裏切りの銃撃の結末
ブランドンはガザコフの情報を得るため、武装勢力に近い地質学者を通じて武装勢力に取り引きを持ち掛けました。その一方で大佐らは偵察のドローンを飛ばし、武装勢力の中にガザコフがいないかどうか確認を試みました。ブランドンは武装勢力の一員がパソコンとGPSでドローンをハッキングしようとしている様子を見逃しませんでした。交渉は決裂、ブランドンは武装勢力のボスにナイフを突きつけられますが、味方ドローンの攻撃により難を逃れました。
基地に戻ったブランドンは、武装勢力がドローンをハッキングすることによって自チームの位置情報を得ているとロビンや大佐に報告しますが、ロビンや大佐はハッキングは不可能だとして取り合おうとはしませんでした。それでもブランドンはハッキングに必要なログイン情報は闇市場で売買されていると告げ、引き続きガザコフ掃討の任務続行を訴えました。
海沿いのガス基地に到着したブランドンは仲間たちと合流、一方のガザコフ一味もドローンをハッキングしてブランドンのチームの情報を得ようと試みていました。ガザコフ一味はブランドンのチームを誘き寄せるためにジョージア軍の警備隊を銃撃、ブランドンの仲間たちも次々と狙撃されていきました。ロビンや大佐もようやくブランドンの見解が正しかったことを認め、ブランドンのチームはGPS機器を持たずにガザコフ一味に接近する作戦を立てました。
ガザコフ一味は施設を襲撃するため周囲に展開、ハッキングを試みますがブランドンらの動向をつかむことはできませんでした。一味は施設襲撃を強行、大佐もライフルを手に交戦しました。ブランドンのチームは敵に気付かれぬよう背後から狙撃を開始、ブランドンはガザコフと1対1の勝負を挑み、見事にガザコフを射殺してケリをつけました。ボスを失った武装勢力は撤退を開始、ブランドンはミラーから作戦成功を称えられました。イスタンブールに戻ったブランドンたちは大佐を交えて酒を飲み、ブランドンはロビンと和解して打ち解けました。
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