アンディフィーテッド 栄光の勝利の紹介:2011年アメリカ映画。アメリカテネシー州のメンフィスはとても治安の悪い地域です。そこにマナサスタイガースというアメフトのチームがありました。西エリアはアメフトがとても弱く、マナサスが相手なら練習はいらないとまで言われていました。そこへビル・コートニーというコーチがボランティアでやってきて、無敗のチームへ成り上がっていくドキュメンタルストーリー。
監督:ダニエル・リンゼイ/TJ・マーティン 出演:モントレイル・マネー・ブラウン、OC・ブラウン、ビル・コートニー、チェイヴィス・ダニエル
映画「アンディフィーテッド 栄光の勝利」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンディフィーテッド 栄光の勝利」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アンディフィーテッド 栄光の勝利の予告編 動画
映画「アンディフィーテッド 栄光の勝利」解説
この解説記事には映画「アンディフィーテッド 栄光の勝利」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンディフィーテッド 栄光の勝利のネタバレあらすじ:起
ビル・コートニーコーチが選手に向かって話をしています。「この2週間は自分の中でも最悪だった。でもこのチームが大切だし良い成績を取ってほしいから命をかけている」と。
舞台はテネシー州メンフィス北部のマナサス高校アメフト部。メンフィスはタイヤ工場ができ栄えていたが、今は工場がなくなり荒地になっていて犯罪率も高い街。マナサス高校のアメフト部はとても弱く、10回勝負して0勝10敗するほどです。そんな高校にビル・コートニーという男性がやってきて、アメフト部のコーチをすることになります。ビルは練習初日、選手にメンフィスの置かれている状況を話します。メンフィスはアメフトでは認識されていなく、アメフトやチームより自分を優先していると思われていると。ビルは自らマナサス高校アメフト部のコーチを志願しました。
1年目に4戦すると周りが驚き、弱小チーム脱却だと騒がれたそうです。2年目になると中2の子たちがやってきました。大勢でウエイトルームにやってきて、チームが勝つのを見てたと言いました。ビルはその子たちに、全員入ってくれ!みんなでチームを作ろうと言ったそうです。まだまだ惨敗続きですプレイオフでは1度も勝ったことがありません。ですが、O.C.を筆頭に今シーズンは勝てそうな予感がしていたビル。選手の練習風景をスカウト分析に送ると、O.C.の才能に気付いてもらえました。無名なマナサス高校にスカウトはなかなかきません。なので動画にあげると、大きな体で素早い動きをしている選手が話題になり、O.C.は1日にいくつもの大学からスカウトが来るようになりました。メンフィスの典型的な家庭で育つO.C.は祖母と小さな家で2人暮らし。今期活躍すると奨学金が出るそうです。
ビルはアーロン・ハットという友人を選手に紹介します。アーロンは選手に、両親どちらか大学を出てる人がいるか聞きます。ほんの数人だけ手が上がります。家族や親戚で服役者がいるか聞くと半分以上の手が上がりました。アーロンもその1人だそうです。でも生い立ちは関係ないと選手に言います。大事なのはどんな人間に自分がなるかだと。
アンディフィーテッド 栄光の勝利のネタバレあらすじ:承
マネーという選手がいます。彼はアメフトをするには体が小さいですが、精神力と頭の良さで自分よりも大きな体の選手に勝つのです。シーズン開幕。ビルは初戦を勝たないと士気が落ちると言います。弱小チームというのをなんとか打ち負かしたいのです。初戦は負けてしまいましたが、ビルは選手1人ひとりを信じて残りの試合は勝てるぞと言いました。
少年院に15ヶ月入っていたチェイヴィスがチームに戻ってきました。彼はちょっとしたことで怒ってしまうのです。初戦敗退のビデオを見ようとチームが集まります。チェイヴィスのとなりにマネーが座りました。チェイヴィスが気に食わなかったようで喧嘩が始まります。ビルは止めに入りますがマネーは出て行ってしまいます。
ビルは自分の息子の試合を放ってまで、マナサスのコーチをしています。そこで選手の争いが始まれば止めに入らなくてはならないのです。ビルはこんなことは自分の仕事ではないと言います。ですが、チームのためにマネーを連れ戻しにきてチェイヴィスにも言って聞かせます。
次の試合で相手チームがマナサスに負けたらケンカを売ると言っています。警官も出動し、マナサスの選手に警官は相手チームに何をされても喧嘩を買うなと言います。相手チームは反則を繰り返し20対0でマナサスが負けています。ビルはここで諦めずに価値を取りに行けと言います。すると、マナサスがどんどん追い上げてきました。結果はマナサスの勝利です。なんとか暴動も起きずに済みました。
O.C.の成績が悪く部活を辞めさせられそうになります。ビルも成績の悪さを気にかけています。そこで、マイクが数日自分の家に泊めて家庭教師をつけてくれることになります。成績が悪ければ奨学金が出て推薦で大学へ行っても働くことになってしまいます。
ビルは自分の家族を大切にしていて、良い父親でいようとすると妻が言います。ビルは4歳の時に父親が出て行ってしまい父親のいない自分を無価値に思っていたと言います。マナサスの選手もそういう子たちがたくさんいて、自分の重なる部分があると言います。
チェイヴィスが次々と問題を起こします。ビルは向き合おうと一生懸命チェイヴィスに話をしますが、チェイヴィスはイマイチ向き合おうとしてくれません。アメフトを辞めさせるのではなく、長期の出場停止にすることにしました。
アンディフィーテッド 栄光の勝利のネタバレあらすじ:転
シーズン半ばビルは選手に地区大会に勝てばプレイオフに行けると言います。そして地区大会で勝てる確率も高いと。その話をしてすぐの試合でマネーがヒザの前十字靭帯を怪我してしまいます。
チェイヴィスがチームに戻ってきます。マネーのいないチームは試合でピンチになりますが、チェイヴィスがコーチのために死ぬ気で頑張るといい巻き返しを図ります。チェイヴィスの成長が垣間見れました。
弱小と言われたマナサス高校は次々と勝っていき、マナサスの奇跡と新聞に取り上げられるようになります。
ビルは家に帰っても試合のビデオを見直しています。そして家族との時間を犠牲にしていると言います。まだまだ子供たちはパパと遊びたい盛りです。
卒業間近の4年生は進学で焦りも出てきます。マネーはシーズン最後の試合に出たいと怪我の経過を先生に診てもらいますが、激しいぶつかり合いをする試合には出すことができないと言いマネーは落ち込みます。
ある日ビルはマネーが学校をやめると言っていると選手から聞きいたたまれなくなります。ビルがマネーの家へ行くと、マネーは子供のように泣きじゃくりました。怪我をしたことでチームを外された気分になっていたのです。
頑張りを讃える敢闘賞をコーチは毎年あげています。今年はチェイヴィスがその賞をもらいます。そこでチェイヴィスは一言話します。「みんなが手本にできる人がいるがいる。それはマネーだ。そのマネーは辛いことが降りかかっている。でも彼は勇敢に戦っていて、彼こそ敢闘賞にふさわしいと思う。マネー絶対に道は開ける」チェイヴィスはマネーを気にしていたのです。ビルは感無量という表情をします。
アンディフィーテッド 栄光の勝利の結末
ビルは神に選手を守ってくれるよう願います。アメフトで得て欲しいのは人間性と選手に言い続けてきました。あわよくば勝利も与えてほしいと。
マナサスはプレイオフに出られることになりました。ビルは4~5年前では考えもつかなかったことだと言います。選手もどこか嬉しそうな表情を見せています。
マネーが戻ってきました。激しいぶつかり合いを頻繁にしない約束で、試合に出られるよう練習をします。すると何やらビルが関係者と話をしています。「本当の話か?大富豪だぞ?」「あぁ。本当の話だ」と言って電話を始めました。「正真正銘の話なのですね?本当にありがとうございます。恩に着せます」そう言って練習中のマネーを呼びます。マネーは練習から外されたと思い苛立っています。ビルがマネーに言います。「以前リハビリに行かないと言ったお前を無理矢理にでも行かせただろう?その姿を誰かしら見ていて努力をすることに意味がある。辛いことを続けるのには理由があるんだ。そして最後の試合に戻ってきたぢろ?いるべき場所に戻ってきたんだ」マネーは真剣にビルの話を聞いています。「ジャーマニーコーチの富豪の友人が君の話を聞いた。君をどこの誰かは知らないが話を聞いて考えた。君の大学でかかる費用を全て負担すると」マネーは泣き崩れます。マネーは頭がとても良いですが、大学に行かせてもらえるお金がありませんでした。「正しい事を続けていれば良いことがあるんだ」とビルはマネーに再度言いました。
O.C.は学力に問題がありましたが、何度もテストに挑戦して合格ラインの点数を取りサザン・ミシシッピ大学へ奨学金で入学が決まりました。O.C.は「素晴らしいコーチと出会うことができ、同じ道を歩むために教育学を取りたい」とインタビューで語りました。
ビルは息子のアメフトを見に行きます。マナサスでの仕事は潮時だと言います。今後は自分の子供のためにやれることをやってやりたいと。
プレーオフが始まります。かつて、マナサスの選手に経験を積ませるためにお金を払って呼んでいたチームに勝ちました。
そしてプレーオフ最後の試合。接戦を繰り広げましたが、1点差で負けてしまいました。選手は目に涙を浮かべています。ビルは言います。「マナサスにきて君たちを教えることができたことが誇りだと。ここからがスタート。自分の道を切り開け」
ビルはマナサスのコーチを辞めることを選手に伝えます。プレーオフで負けたことは後悔しているが、マナサスでコーチをして人生が豊かになったと。
次のシーズン、最終学年になったチェイヴィスはディフェンスのキャプテンになりました。O.C.はサザン・ミシシッピ大学のアメフトチームに入り、8万人の観衆がいる中でプレーをしました。マネーもサザン・ミシシッピ大学へ入学し、アメフト部のマネージャーになりました。ビルは子供の学校のアメフトコーチになりました。初試合の相手はマナサス高だったそうです。そしてエンディングが流れて終わりです。
以上、映画「アンディフィーテッド 栄光の勝利」のあらすじと結末でした。
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