母が教えてくれたことの紹介:2016年アメリカ映画。ニューヨークで脚本家志望だったデヴィットが、母のがんをきっかけに里帰りをします。久しぶりに家族と過ごす時間を通じて、家族と自分と向き合う様子を描いたヒューマンドラマ映画です。
監督:クリス・ケリー 出演:ジェシー・プレモンス(デヴィット)、モリー・シャノン(デヴィットの母)、モード・アパタウ(アレクサンドラ)、マディセン・ビーティ(レベッカ)、ブラッドリー・ウィットフォード(デヴィットの父)、ジョン・アーリー(ゲイブ)ほか
映画「母が教えてくれたこと」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「母が教えてくれたこと」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
母が教えてくれたことの予告編 動画
映画「母が教えてくれたこと」解説
この解説記事には映画「母が教えてくれたこと」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
母が教えてくれたことのネタバレあらすじ:起
ニューヨークで脚本家志望のデヴィットは、母ががんになったことをきっかけに、実家のサクラメントに帰ります。デヴィットには妹が2人います。デヴィットはすごくネガティブな性格で、テレビ関係の脚本を応募しても採用されないことが続きました。デヴィットは9年前にゲイであることを家族の前でカミングアウトしましたが、父親はそれ以来そのことには触れずにデヴィットと接してきました。
デヴィットは5年間ポールと付き合っていましたが、最近破局していました。母には心配をかけたくなかったので、そのことは秘密にしていました。年越しのパーティーで母は明るく過ごしていました。デヴィットはそんな母が無理していると感じていました。
母が教えてくれたことのネタバレあらすじ:承
幼なじみのゲイブとゲイバーに行く約束をするデヴィット。サクラメントの田舎にあるゲイバーは今までで最悪と嘆くデヴィットでしたが、久しぶりに友人とも話せて気分転換になりました。両親とデヴィットで、母が死んだときのための決め事を話し合います。臓器提供はどうするか、火葬にするか埋葬にするかなど。父は棺や土地代がかかるから、埋葬には反対です。しかし、母は火が苦手で火葬を絶対嫌だと喧嘩になります。そこでデヴィットがグリーン埋葬を提案します。それは、棺に入れずに公園にそのまま埋めて自然の土に帰る方法でした。その提案で二人は納得をします。
抗がん剤治療と戦う母。その姿はあまりにも辛そうで黙って見る息子と娘。これほど辛い治療を行っても母のがんが良くなることはありませんでした。そこで、母は抗がん剤治療をやめることにします。そして、残りの時間は穏やかに過ごしたいと言います。
母が教えてくれたことのネタバレあらすじ:転
家族全員でデヴィットの住んでいるニューヨークにやってきます。母はそれを楽しみにしていました。デヴィットが出演している即興ショーを見に行きます。母はすごく楽しそうに参加をします。その後、デヴィットの家に家族で行こうとしましたが、父はデヴィットの家に入るのを拒否しました。仕方無く、父抜きでデヴィットの家に行くと、そこにはポールが出迎えてくれました。ポールとの関係は終わっていましたが、母には順調であるとアピールをします。
実家に帰ってきてからゲイブにオススメされたOKキューピッドという出会い系サイトにデヴィットは登録します。9月には母の声がほとんど出なくなっていました。母なしでの食事会。いまだに父はポールの存在に触れずにデヴィットと会話をしてきます。それをデヴィットが妹たちに愚痴ると、「お兄ちゃんだって私たちに興味ないじゃん。」と言われてしまいます。
母が教えてくれたことの結末
OKキューピッドで知り合った男性と飲みに行きます。しかしうまく喋れずにお開きになってしまいました。その帰りにデヴィットは、スーパーへ父に頼まれた便秘薬を買いに行くも、どこに置いてあるか見つけることができずに発狂してしまいます。
テレビの脚本を応募しましたが、また不採用になってしまいました。家族で教会にいるときに、ポールからそのことについて励ましのメールが届きました。それを見て、デヴィットは黙って教会を抜け出します。その後を追う父。父は意を決して、デヴィットに「ポールを夕食に招待したかったら招待したらどうだろう。」と言いましたが、その発言にデヴィットはぶちぎれました。「ポールとは別れた。5年たっていまさら何?」。それをきっかけに全ての不満を父親にぶちまけます。父は反論することはありませんでした。
ある日、母が浴室で転んでしまい、ナイーブになってしまいます。それを励ますデヴィット。母が難しい状況だったのにきてくれてありがとうと感謝しました。デヴィットはそこでポールと別れたことを母に告げると、「知っている。」と返事をされました。「テレビの脚本も採用されなかった。でも頑張るから心配しないで。」すると、「私に会いたくなったら妹たちに会いにいきなさい。彼女の顔は私に似ているから。妹たちをよろしくね。」とデヴィットは母に言われます。
12月、家族に見守られながら母は永眠しました。父からポール分の飛行機のチケットが用意されていました。そこには「是非ポールにも来て欲しい。」と書かれていました。デヴィットは妹の部屋に行って、妹を見つめながら横になるのでした。
以上、映画「母が教えてくれたこと」のあらすじと結末でした。
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