名探偵ピカチュウの紹介:2019年アメリカ映画。ゲームで人気を博した日本発のポケット・モンスター、通称ポケモン。アニメやコミックも人気がありますが、ポケモンの魅力は他者と対戦ができるポケモンバトルです。ポケモンの種類も多くどのキャラクターも魅力的。日本で人気が出たポケモンは海外にも広がり世界中で喜ばれています。ハリウッドで実写映画化されポケモンたちがスクリーンで動き回ります。主人公と話せるピカチュウは探偵となり、主人公の父でありピカチュウのパートナーが巻き込まれた事件の真相を探る映画です。
監督:ロブ・レターマン 出演:ライアン・レイノルズ(名探偵ピカチュウ)、ジャスティス・スミス(ティム)、キャスリン・ニュートン(ルーシー)、渡辺謙(ヨシダ警部補)、ビル・ナイ、スーキー・ウォーターハウス、リタ・オラ、オマール・チャパーロ、クリス・ギア、ほか
映画「名探偵ピカチュウ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名探偵ピカチュウ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
名探偵ピカチュウの予告編 動画
映画「名探偵ピカチュウ」解説
この解説記事には映画「名探偵ピカチュウ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵ピカチュウのネタバレあらすじ:起
ティムはもともとポケモンが大好きな少年でしたが、ポケモンに関する事件で調査に向かった父親ハリーが家に戻ってこなかったことで、父親だけでなく、大好きだったポケモンも遠ざけるようになりました。
ティムは堅い仕事に就き、親しい友達が少ない中でも日々を懸命に生きています。数少ない友人が心配していますが、自分は大丈夫だと強がりを言っていました。ハリーの同僚、ヨシダ警部補から、ハリーが事故で亡くなったという知らせを受けます。遺品整理をするためポケモンと人が共存するライムシティへ向かいました。
ヨシダ警部補はティムを気遣いますが、大丈夫だと強がりを言い、すぐに父が暮らしていた住まいへと向かいました。部屋に行く途中、父親の死に疑問があるとティムに話しかける人物がいました。コダックを連れた女性の名前はルーシー。必ず真相を突きとめると言うルーシーと別れて父の住まいに足を踏み入れます。
部屋の中には誰もいないと思っていましたが、何かが動く気配を感じ正体を確かめます。部屋の中で動き回っていたのはポケモンのピカチュウ。父親のパートナーだと言い、なぜかティムと言葉を交わすことができました。
さらにピカチュウは自分は探偵だと豪語し、父親の行方を探ると息巻いています。父親は死んだすでにいないと言うティムにピカチュウは、父親の死体が出ていないことや自分は生き残っていることを理由に、共に真相を探ろうと誘いをかけました。
ピカチュウは事故の衝撃で記憶を失くしています。ハリーに何があったのか全く思い出せませんでした。ティムはピカチュウの提案を始めは断ろうとしましたが、父親の死の真相を探る旅に出ることにします。この時、凶暴化したエイパムに遭遇し大変な目に遭いました。
名探偵ピカチュウのネタバレあらすじ:承
ハリーの事故について調べても収穫が得られず、困ったティムとピカチュウはルーシーの情報に頼ることにしました。ルーシーはハリーの事故に関わる、ポケモンを凶暴化させるRという謎の薬品についても調査を行っていました。二人は協力して二つの謎を明らかにすることにします。
まずは情報屋だという男から、ラウンドハウスに行けば何か分かるのではないかと教えてもらいました。ラウンドハウス内で行われているポケモンバトルに誰もが熱くなっています。ピカチュウは以前に闘ったことがあるというリザードンと対決することになります。
バトルの間にRが撒かれ、会場内は大混乱です。Rの影響を受けて暴走するリザードンに対抗するため、コイキングを進化させてギャラドスにすることで難を乗り切ります。探し回っていたRに関する情報ですが、ハワード博士という人物が浮かび上がりました。真相を明らかにするためにもハワードから話を聞かなければなりません。
訪ねてきたティムとルーシーの前に、ハワードはハリーが事故に遭った時のホログラム映像を見せました。ポケモンを凶暴化させるRは危険な薬品です。詳しく調査をするためにハワードがハリーに頼んでいました。調査中に事故に遭ったハリーはまだ生きていました。
突然現れたミュウツーに連れ去られ、さらにピカチュウの記憶まで奪われてしまいます。ハリーが生きていることや、ピカチュウの記憶がどこでなくなったのかも分かりました。さらにハワードは息子のロジャーがミュウツーを操り、事件に関わっていることを告げます。
名探偵ピカチュウのネタバレあらすじ:転
ロジャーが事件の中心にいると聞かされたティムとルーシーは、研究所へと向かいます。封鎖されている研究施設に忍び込んだ先には、Rの開発の際に実験体となったポケモン、ドダイダス・ゲッコウガがいました。どのポケモンも実験のせいかパワーアップしています。さらにホログラム映像ではハリーがミュウツーを捕まえる様子が映し出されました。
研究所には誰もいませんでしたが、ティムたちを見張る人物らが遠隔で研究所内部を操作し、研究所内にいるポケモンを脱走させました。ティムたちは無事に安全な場所まで逃げたものの、ピカチュウが瀕死の重傷を負いました。腕の中で意識を失うピカチュウに必死に呼びかけるティム。目の前に現れたフシギダネにピカチュウを助けてくれるよう懇願しました。ポケモンと人間、言葉が分からないもの同士ですが、ティムの必死のお願いが通じます。
フシギダネの集団がティムとピカチュウをミュウツーの元へと導き、ミュウツーがピカチュウの手当てをします。すっかり良くなったピカチュウにティムは喜びます。ミュウツーが何か話しかけようとしますが、突然現れたハワードがミュウツーを捕らえ連れ去ります。
ピカチュウはティムから離れ、ティムはハワードの元を訪ねます。ピカチュウが事件について考えていく内に、ハリーはただ連れ去られたのではなくミュウツーに守られているのではないかという結論に行き着きました。危険人物はロジャーではなくハワードではないかと気づき、ハワードの元へ向かったティムの身を案じ、急いでティムの元へ向かいます。
ライムシティでは大勢の人間とポケモンが集まるイベントが開催されています。街中にはイベントのための大量のバルーンが用意されていました。ハワードはこのイベントで何かを企んでいました。
名探偵ピカチュウの結末
ハワードは長年の研究により、ポケモンに意識を転移することで新しい進化を遂げようとしていました。ハワードは身体が不自由であり車椅子生活。衰えて自由にならない身体ではなく、ミュウツーの身体を手に入れようとしました。ポケモンと一体化することで新たなポケモンの世界を創り出そうと考えたのです。一体のポケモンと一人の人間が、お互いをパートナーと呼び深い絆で結ばれています。
街中にあるバルーンを割り、中にあるガスを拡散します。街の人々に注意を呼びかけていたルーシーもコダックと一体となりました。無事なのはティムしかいませんが危険な状況でした。急いで駆けつけたピカチュウが、ラウンドハウスで使えなかった技を使ってハワードの意識を持ったミュウツーと対決します。
手足が縛られたロジャーが見つかり、彼は無実だということがはっきりしました。ティムは危険な目に遭ったものの、ミュウツーとハワードを引き離すことに成功します。ハワードは警察に連行され、彼の計画はご破算となりました。
元に戻ったミュウツーは街中を元に戻していき、人とポケモンがそれぞれ喜び合います。最後にピカチュウとティムの前にやって来て真相を告げました。ピカチュウは記憶が戻り、自分がハリー自身だと気づきます。ピカチュウの中にハリーの魂があり、ピカチュウとしてハリーとティムはパートナーを組んでいました。ティムだけがピカチュウの言葉が分かったのはそのためです。
思わぬ真実に驚きながらもミュウツーに身体を返してもらったハリーは、ティムと抱き合って喜びます。二人の今までの関係はすっかり改善していました。一度は家に戻るために駅までハリーに見送ってもらうティムですが、ライムシティに残りハリーと一緒に暮らすことを決めます。ピカチュウも二人のそばで嬉しそうに鳴き声を上げました。
以上、映画「名探偵ピカチュウ」のあらすじと結末でした。
「名探偵ピカチュウ」感想・レビュー
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もふもふで可愛いピカチュウをひたすら愛でる映画です。ピカチュウ以外のポケモンもみんな可愛いです。
CGのレベルが高く、ポケモンたちが実際に存在してるかのように自然です。ポケモン同士の戦いは迫力満点ですし、後半の大地が動く映像は壮大なスペクタクルです。
スピード感があって見ててあきません。
ピカチュウの可愛さは見てて癒やされます。謎を解決していくのですが、難し過ぎず先が読めそうで読めない展開で丁度良かったです。ポケモンが沢山いて、好きなポケモンを見つける楽しみもありました。
ポケモンをよく知らない人が見ても楽しめる映画でした。