The Prodigy ザ・プロディジーの紹介:2019年アメリカ映画。何人もの女性を監禁して惨殺した猟奇殺人鬼が、警官によって射殺された時、別の場所ではマイルズという男の子が生まれました。マイルズは知能の発達が異常に早く、天才と呼ばれました。成長するにつれてマイルズの異様な行動が見え始めました。博士によるとマイルズの体にはもう一人いて、その男が乗っ取ろうとしているといいますが…という内容のホラー映画です。
監督:ニコラス・マッカーシー 出演者:テイラー・シリング(サラ)、ジャクソン・ロバート・スコット(マイルズ)、コルム・フィオール(アーサー・ヤコブソン)、ブリタニー・アレン(マーガレット・ジェームズ)、ピーター・ムーニー(ジョン)ほか
映画「The Prodigy ザ・プロディジー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「The Prodigy ザ・プロディジー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
The Prodigy ザ・プロディジーの予告編 動画
映画「The Prodigy ザ・プロディジー」解説
この解説記事には映画「The Prodigy ザ・プロディジー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
The Prodigy ザ・プロディジーのネタバレあらすじ:起
夜、オハイオ州の田舎で走って逃げている女性を、一台の車が撥ねました。女性は片腕が手首から切断されていました。駆けつけた警官たちが女性を監禁したと思われる男を追い詰めていました。男は全裸で飛び出すと、構えていた警官たちに射殺されました。
妊娠中のサラが予定日よりかなり早く産気づき、夫のジョンが病院へ運びました。ジョンが手を握り締め、出産の態勢が整いました。そしてサラは男の子を出産しました。右目と左目の目の色が違う珍しい男のでした。マイルズと名付けられた男の子は、異常なスピードで知能が発達し、わずか数カ月でしゃべりはじめました。医師はこの子は天才だと称しました。5歳になったマイルズは特別な幼稚園に入り、英才教育を受けました。このころからマイルズの異様な行動が見え始めていました。
両親がいない中、ベビーシッターのゾーイが階段から転落して大けがを負いました。ゾーイの足には鋭利なものが刺さっていました。そして8歳になったマイルズは、同じく特別な小学校に入学しました。夜、マイルズが変な寝言を言っていました。気になったサラは寝言を録音し、マイルズを起こしました。
The Prodigy ザ・プロディジーのネタバレあらすじ:承
クラスメートと一切仲良くしないマイルズでしたが、お気に入りの女の子のヘイリーが、ダッシュという男子と仲良く課題をやっているのを見て、ダッシュを金属の工具で叩きのめしました。
学校関係者の友人のストラッサーに呼ばれたサラは寝言のテープを渡し、調べてくれと頼みました。ストラッサーは虐待されているのでは?と言いますが、そんな事実はありませんでした。その後、ストラッサーからヤコブソン博士を紹介されました。ヤコブソン博士は、寝言はハンガリーの方言で、とても卑猥な言葉を発していると言いました。そして誰かの生まれ変わりがマイルズの体を乗っ取ろうとしている可能性があると言いました。話を信じないサラにヤコブソン博士はDVDを渡しました。そのDVDには過去に生まれ変わりだとされる少年たちの実態が収められていました。
飼い犬のタルーラがいなくなりました。ジョンはマイルズを車に乗せて探しますが、運転中にマイルズがジョンに向かって汚い言葉を発しました。怒ったジョンが怒鳴りつけると、サラと自分しか知らない事を話し始めました。自宅に帰ったジョンは、リビングにマイルズの仕掛けた盗聴器を見つけました。怒ったジョンはしばらく家を出ると言って出て行きました。
The Prodigy ザ・プロディジーのネタバレあらすじ:転
サラとマイルズが寝ていると、マイルズがサラの体を触って来ました。息子ではない感じがしたサラは、血の気が引きました。そして部屋にハエが大量に飛び始めました。ハエを探っていると、地下室に行き当たり、愛犬のタルーラの腐乱死体を見つけました。
サラはマイルズを連れ、ヤコブソン博士のもとへ行きました。博士は催眠術をかけ、マイルズの中に誰がいるのか調べました。驚愕の事実を知った博士でしたが、催眠療法が終わり、出てきた博士はぎこちない言い方で、おかしなところはなかったと言ってマイルズを帰しました。帰ってきたジョンはマイルズを施設に入れることにしました。
深夜、ヤコブソン博士から電話がありました。マイルズに聞かれないようにと注意され、エドワード・スカルカという名をネットで調べろと言いました。この男は何人もの女性を監禁し、両手首を切断して殺害した猟奇殺人鬼で、左目と右目の色が違う男でした。そして警官に射殺された日時と、マイルズの生まれた日時が一致していました。この殺人鬼がマイルズの体を乗っ取ろうとしているのでした。
慌てたサラはマイルズの部屋を探りました。するとスカルカに片方の手首を切断されながらも逃げたマーガレット・ジェームズの著書と、彼女について調べた記事がありました。
The Prodigy ザ・プロディジーの結末
ジョンはマイルズを施設に送ろうと車で移動していました。しかし途中でマイルズにナイフで刺されて車は激突、大けがを負って入院しました。
サラはマーガレット・ジェームズを殺せば、マイルズからスカルカが出ていくと思い、マイルズを車に乗せてジェームスを訪ねました。マイルズを車の中で睡眠薬で眠らせ、ジェームスに会って銃を向けますが撃てませんでした。するとマイルズが背後からナイフでジェームスを刺殺しました。てっきりスカルカが出て行ったものだと思ったサラでしたが、マイルズの体はスカルカに乗っ取られていました。
いつからスカルカになったのかと聞くと、ベッドの中で体を触っていた時からだとマイルズは答えました。サラはマイルズに銃口を向けて殺そうとしました。発砲音がして目をやると、地元の人にサラは射殺されていました。家に帰ったマイルズが鏡の前に立つと、そこに映っていたのはスカルカでした。
以上、映画「The Prodigy ザ・プロディジー」のあらすじと結末でした。
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