映画「ジーサンズ はじめての強盗」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジーサンズ はじめての強盗の紹介：2017年アメリカ映画。理不尽にも年金を打ち切られたことに怒った老人3人組が、自分たちの年金分を取り戻そうと銀行強盗を企てる。オスカー俳優3人による豪華共演のコメディ。
監督：ザック・プラフ 出演：モーガン・フリーマン（ウィリー・デイビス）、マイケル・ケイン（ジョー・ハーディング）、アラン・アーキン（アルバート・ガーナー）、アン＝マーグレット（アニー・サントーリ）、ジョーイ・キング（ブルックリン・ハーディング）、ジョン・オーティス（ヘスース）、ピーター・セラフィノウィッツ（マーフィー）、キーナン・トンプソン（キース・ショーンフェルド店長）、マット・ディロン（ＦＢＩ捜査官アーレン・ヘイマー）、クリストファー・ロイド（ミルトン・カプチャク）、ほか
この解説記事には映画「ジーサンズ はじめての強盗」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
W・バーナー銀行で、初老の男ジョー（マイケル・ケイン）が住宅ローンの件で担当者に詰め寄っていると、銀行に強盗が押し入ってくる。強盗は銃で人々を脅していたが、老人であるジョーには敬った態度で接し、ものの数分で手際よく事を終え、強盗たちは去っていった。
ジョーはこの思いもよらぬ体験を親友のウィリー（モーガン・フリーマン）とアルバート（アラン・アーキン）に報告。3人は同じ工場で長年働いてきた仲間だった。そんな彼らに工場を所有していた会社から、会社の買収にともなって自分たちの年金が消滅する、と聞かされる。おまけにその買収にはW・バーナー銀行も関わっているという。
行きつけのダイナーで親友たちと先行きの不安を語り合い、家に帰ったジョーは、ローン返済不履行による差し押さえ通知を見て、銀行への不満が爆発、銀行強盗を決意する。もし捕まっても刑務所なら衣食住がタダだし、成功すれば金が手に入る、というジョーの言葉に「人は傷つけない」「年金分だけ奪う」という条件で、ウィリーとアルバートも乗ることにする。
事を起こす前に自分たちの実力のほどを確認するため、近くのスーパーで万引きを試みるが、あっけなく捕まり、やはりプロの手を借りるべきだと判断した3人は、ヘスース（ジョン・オーティス）という男に25％の報酬を条件に、強盗の手ほどきを頼む。
ヘスースの指導のもと、3人は体力づくりからアリバイ工作、逃走車両の手配、3分で事を終わらせるシミュレーションを繰り返し、いよいよ当日マスクをつけて銀行へ。以前にジョーが見た強盗の手順と同様に進めていく中、マスクで息苦しくなったウィリーが、人形を抱いた少女の前にしゃがみこむ。怖がることなくウィリーの様子を心配する少女に、彼も優しい言葉をかける。
その後、思わぬ反撃を受けながらも見事に金を奪い、逃走に成功、3人は祝杯をあげるが。しかし、ウィリーが倒れて病院に運ばれ、そこでジョーとアルバートはウィリーが腎臓移植を必要としていたことを知る。
その頃、警察は監視カメラの映像から、どうやら犯人は高齢者らしい、ということが分かり、映像を公開したところ、スーパーの店長から万引きの時の様子に似ている、と通報を受ける。ジョーたちは事情聴取をされるが、アリバイは完璧ですぐに釈放される。唯一の目撃者である少女による面通しでも、少女はウィリーの姿を認めながらも「この中にはいない」と答え、結局犯人は分からずじまいとなった。
後日、ヘスースによって資金洗浄された金を受け取ったジョーは、そこでヘスースが以前自分が遭遇した銀行強盗犯だったことを知る。3人は当初の約束どおり自分たちの年金分だけを受け取り、残りはダイナーのウェイトレスへのチップと老人会への寄付にした。ウィリーはアルバートの腎臓を移植して回復、アルバートは積極的にアプローチしてきたスーパーの店員アニー（アン＝マーグレット）と結婚。結婚式で3人は笑顔で乾杯を交わすのだった。
以上、映画「ジーサンズ はじめての強盗」のあらすじと結末でした。
やってる事はいけないんだけど、愛しい爺さんとして許せてしまう(^O^)ほっこり笑える家族で見てほしい映画でした！