メトロで恋しての紹介:2004年フランス映画。理想的な女性クララと出会った中年の独身俳優アントワーヌ。二人は恋に落ちますが、やがてクララが病にかかっていることが判明し…。パリを舞台に大人の恋愛模様を描くラブストーリー映画です。
監督:アルノー・ビアール 出演者:ジュリアン・ボワッスリエ(アントワーヌ)、ジュリー・ガイエ(クララ)、パスカル・アルビロ(イザベル)、ミシェル・オーモン(アントワーヌの父)、アントワーヌ・デュレリ(BT)、ほか
映画「メトロで恋して」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「メトロで恋して」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メトロで恋しての予告編 動画
映画「メトロで恋して」解説
この解説記事には映画「メトロで恋して」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
メトロで恋してのネタバレあらすじ:起
33歳になる喜劇俳優アントワーヌは孤独を感じており、結婚をしたいと考えていますが、なかなか理想的な女性と出会えません。そんなある日、地下鉄で美しい女性クララと出会い、一目ぼれをしてしまいます。思い切ってお茶に誘ったところ、クララから連絡先を教えてもらうことに成功しました。
後日、アントワーヌはクララに電話し、二人はデートをする約束をします。翌日、セーヌ河のほとりでロマンチックなデートを楽しみ、すっかりいいムードになった二人は、その夜関係を持ちます。アントワーヌにとってクララはまさに理想的な女性でした。
メトロで恋してのネタバレあらすじ:承
二人は順調に愛を育んでいきます。アントワーヌの姉イザベルもクララを気に入り、やがてアントワーヌとクララは結婚を考え始めます。しかしそんな矢先、健康診断を受けたクララがHIVの陽性であることが判明します。クララはショックを受け、塞ぎこむ日が多くなっていきます。
一方、アントワーヌは役者の仕事が順調で、クララと一緒にいても、つい仕事の話ばかりしてしまいます。クララはそんなアントワーヌを自分勝手だと責め、アントワーヌのほうはクララの存在が重荷になっていました。アントワーヌはクララの病を受け入れることができず、やがて二人は別れを選択します。
メトロで恋してのネタバレあらすじ:転
アントワーヌは人妻とデートしたりして寂しさを埋めようとしますが、クララのことがなかなか忘れらません。アントワーヌは長らく疎遠にしていた父に会うため六年ぶりに帰郷します。
そしてクララについて相談したところ、父は病気という障害がなくとも男女の仲というのは簡単にはいかないものだと語り掛けます。父はアントワーヌに後悔を残さないようアドバイスします。
メトロで恋しての結末
パリに戻ってきたアントワーヌは、クララの存在の大きさを痛感していました。そしてクララに会いにアパートへ行き、もう一度やり直せないかと伝えます。しかしクララはフランス語の教師となるためアルゼンチンへ行くことを決断した後でした。
アントワーヌは己の身勝手さを詫びた上で、一緒に暮らしたいと懇願しますが、クララは一緒にいても幸せにはなれないと拒絶します。クララはいつまでも待ち続けるというアントワーヌの言葉に苦悩します。そしてはっきりとした答えを出さないまま部屋へと戻っていくのでした。
以上、映画「メトロで恋して」のあらすじと結末でした。
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