ポゼッションの紹介:2012年アメリカ,カナダ映画。「スパイダーマン」等で日本でも有名な監督サム・ライミが久々に手掛けたホラー作品です。実際にあった話を元に悪魔が取り付いた箱に翻弄される親子の壮絶なる戦いを描いています。じわじわくる恐怖がたまらなく怖い作品です。
監督:オーレ・ボールネダル 出演:ジェフリー・ディーン・モーガン(クライド)、キーラ・セジウィック(ステファニー)、ナターシャ・カリス(エム / エミリー)、マディソン・ダヴェンポート(ハンナ)、グラント・ショウ(ブレット)、ロブ・ラベル(ラッセル)、ナナ・グベウォニョ(ダリウス)、ほか
映画「ポゼッション(2012年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ポゼッション(2012年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ポゼッションの予告編 動画
映画「ポゼッション(2012年)」解説
この解説記事には映画「ポゼッション(2012年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ポゼッションのネタバレあらすじ:起
冒頭、とある老婦人が怪しげな箱と格闘しているところからスタートします。老婦人は箱にボコボコにされてしまいます。
話は変わり、妻と離婚して週末ごとに二人の娘ハンナ(マディソン・ダヴェンポート)とエミリー(ナターシャ・カリス)と過ごしているクライド(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、娘エミリーが欲しがった箱を購入することになります。その木箱は冒頭で老婦人をボコボコにしたその箱その物でした。
偶然箱を開けてしまって以降、エミリーは木箱に対して異常なまでの執着を見せ、性格は打って変わったようになり、時には狂暴になり暴力を奮ってしまうようになってしまったのです。
ポゼッションのネタバレあらすじ:承
エミリーは学校でも問題を起こします。クライドとステファニー(キーラ・セジウィック)は学校に呼ばれますが、木箱を没収した教師は変死してしまいます。箱が原因だと感じたクライドは、箱を捨ててしまいますが、エミリーはクライドの静止を振り切り、深夜抜け出して箱を探しに行ってしまうのでした。
箱を見つけたエミリーの中に、箱に入っていた何かが入り込んでいきます。その後エミリーの容貌も変化していきます。喉の奥に指が見え、歯が抜け落ちたり、白目を剥いたりと、まるで悪魔に取り付かれたかのようです。ステファニーは暴れるエミリーを医者に連れていき、MRI検査をすると肺の部分に人間の顔のようなものが映っていて驚き、悲鳴をあげてしまいます。
ポゼッションのネタバレあらすじ:転
そんな中、クライドは箱を調べ始めます。知人の大学教授から箱の正体がユダヤ人が作った霊を封じ込める箱『ディブック』というものでした。その中に悪魔が封じ込められていたのです。ニューヨークのブルックリンの、ユダヤ教ハシド派のメンバーでもあるザディックに連絡をとり、悪魔払いをしている人達にエミリーを助けて貰おうと願い出ますが、命に関わるからと断られてしまいました。
このままだとらちが開かないと、クライドは一人でエミリーの元に向かおうとすると、ザディックだけが戒律違反覚悟で協力してくれる事になりました。ザディックは、「再び箱に封じ込めるには悪魔の名を呼び掛ける必要がある」と言います。悪魔の名前が分からない二人でしたが、箱の蓋にある鏡を割った所に、『子を奪うもの』という意味のアズビーという名前を見つけます。
ポゼッションの結末
エミリーの元に向かった二人、ステファニーとハンナにも手伝ってもらい理学療法室で悪魔払いをすることになりました。逃げ出したエミリーを追いかけるクライド。襲いかかるエミリーを抱き締め、クライドは「俺に乗り移ってみろ」と叫びます。
ザディック達が追い付くと、抱き合っているエミリーとクライドがいました。エミリーには悪魔がいないように見えましたが、何か様子がおかしいと気づいたザディックがアズビーの名を叫ぶと、クライドの中からアズビーが現れます。そして再び箱に封じ込める事が出来ました。
今回の事件を終え、クライドとステファニーは再び家族としてやり直すことにしました。傷つきながらも家族四人で共に仲良く暮らしていくのです。クライドから感謝の電話をもらったザディックは、箱の保管場所を探すようです。
するとトラックが運転するザディックに突っ込んできて大事故になってしまいます。ザディックの安否は分かりませんが、助かりそうにありません。大破した車の傍らにはあの箱がおぞましく転がっていました。悪夢はまだ続くのでしょうか。
以上、映画「ポゼッション」のあらすじと結末でした。
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