オルゴールの紹介:1989年日本映画。ヤクザの勇次は妹のきよと、きよの婚約者で舎弟の翔の計らいで、別れた妻と住む息子の蓮に会いました。蓮は満足な愛情が得られず、別れた妻の生活も荒れている事を知り、蓮の為に何かしようと考えていました・・・という内容の、ヤクザの生き様と家族の絆を描いた、長淵剛主演の作品です。
監督:黒土三男 出演者:長渕剛(神崎勇次)、仙道敦子(神崎きよ)、哀川翔(新居翔)、永島暎子(早苗)、 加藤雅典(蓮)、大滝秀治(今里恭平)、石倉三郎(仙吉)、寺田農(阿南勝成)、中村嘉葎雄(土門修造)ほか
映画「オルゴール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オルゴール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オルゴールの予告編 動画
映画「オルゴール」解説
この解説記事には映画「オルゴール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オルゴールのネタバレあらすじ:起
ヤクザの勇次は路地裏でナイフを持った男に命を狙われました。勇次は男に暴行を加え、逃げる男を追いかけて繁華街に入りました。そこで男は幼い子供にナイフを突きつけ、人質にしました。母親が子供を案じて男に迫りますが、男に刺殺されました。その時、男に殺しを指示した阿南たちが男を射殺しました。
自宅に帰ると刑事の土門が来ていました。土門はヤクザから金をもらい、少々の犯罪は目をつぶる男でした。阿南の指示と分かっていながら、金ををもらっているため、これ以上の捜査はしないと言いました。勇次も金を渡し、少々は目をつぶれと言いました。
自宅には妹のきよと、きよの婚約者で勇次の舎弟の翔と住んでいました。勇次には自分の気持ちをおさめるために、古美術店にあるオルゴールを聞くのが日課でした。店主の今里もよく分かっていて、オルゴールは勇次の為に、売らずに置いていました。
オルゴールのネタバレあらすじ:承
翔ときよは、幼稚園で蓮という男の子を見ていました。蓮は勇次の息子で、別れた妻の早苗が連れていました。服役中に離婚話になり、勇次は一切、蓮とは関わらないという約束でした。教えてやろうと言う翔に対し、きよは黙っていようと言いました。
勇次は阿南の事務所に乗り込みました。勇次と阿南は同じ釜の飯を食った仲ですが、二人は反目し合っていました。勇次は阿南に暴言を吐き、脅しをかけました。すると阿南は早苗と蓮の写真を見せました。そして幼稚園も居場所も知っていると言い、縄張りを返せば教えてやる!と言いました。
家に帰った勇次は、蓮の居場所を先に阿南に見つけられたことに腹を立て、翔に暴行を加えました。きよが止め、蓮に会いに行こうと言いました。友達のいない蓮を勇次が呼び、二人で話をしました。蓮はかぎっ子で、お父さんはいっぱいいると言いました。
オルゴールのネタバレあらすじ:転
古美術店でオルゴールを聞いた勇次は、その後、酔っぱらって男と歩く早苗を待ち伏せて暴行を加えました。そして蓮の母親ならしっかり育てろ!と怒鳴りつけました。すると早苗が、私をこんなにしたのはあなたじゃないの!と反論され、言葉を返せませんでした。
勇次はきよと翔に頼み、幼稚園で蓮たちを楽しませた後、蓮をジープに乗せて海を走り、テラスのレストランに行きました。そこでハンバーグを食べて親子で楽しみました。その勇次を射殺しようと、一人の男が車の中で狙っていました。これを阻止したのは、出所した勇次の兄弟分の仙吉でした。
勇次が目障りな阿南は、ドライブ中の翔ときよを襲い、拉致しました。そして港の倉庫に翔を縛って吊るしてリンチを加え、きよは阿南にレイプされようとしていました。きよを守る為に翔が阿南をののしりました。すると阿南は翔に銃弾を撃ち込みました。
オルゴールの結末
二人が拉致されたことを知った勇次は、港に向かいました。そこには血を出して瀕死の状態で倒れるきよがいました。勇次の問いかけに目をかすかに開けるのが精いっぱいのきよでした。一方、翔はすでに死んでいました。きよはショックから頭がおかしくなり、入院していました。勇次は売らずに置いていたというオルゴールを持って、きよに聞かせました。
日本刀を持った勇次が、結婚式の披露宴会場にいました。そこには来賓として阿南が来ていました。阿南が呼ばれて挨拶しようとした時、勇次が日本刀を抜き、阿南に向かいました。阿南はトイレに逃げ込みました。そして命乞いをする阿南を殺さず帰ろうとしました。その時、阿南が勇次に発砲しました。
怒りの形相の勇次は阿南を切り殺しました。駆け付けた警察に手錠をかけられ、パトカーに乗った勇次は、『おとうさ~ん』と呼びながら追いかける蓮を見つけました。勇次はパトカーを飛び出し、蓮を抱きしめました。
以上、映画「オルゴール」のあらすじと結末でした。
「オルゴール」感想・レビュー
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感動作。何回観ても飽きない
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神崎勇次、お前の罪を数えろ!
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石倉三郎さんの役名が仙吉なのに映画では(刑務所での面会シーン)「てっちゃん」と呼んでいた
なぜ❓️
翔が殺されたんだから、阿南の命乞いなんか無視して切りつけて欲しかった。
きよ、可哀想すぎる、、
蓮の名前が流行ったのはここからだよね。