映画「ハード・パニッシャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハード・パニッシャーの紹介：2013年イギリス映画。アフガン戦線の特殊部隊に所属するジミーが、イギリスの実家に帰ると、両親がギャング達に焼き殺されていました。この街では、出世を望む警部が、ギャング達の小さい犯罪を見て見ぬふりをしていました。逮捕しない警察の代わりに、ジミーは復讐の制裁を始めました…と言う内容のバイオレンス映画です。
監督：スティーブン・レイノルズ 出演：ダニー・ダイア（ジミー）、ジョセフ・アルティン（ロブ）、ロクサンヌ・マッキー（モーガン）、アリスター・ペトリ（ホランド警部）ほか
この解説記事には映画「ハード・パニッシャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イギリスに帰ったジミーはクリフからの留守電を聞きました。そしてバーに入ると店主のテリーがその時の様子を話しました。ジミーは戦闘中のアフガンから実家に帰るのが遅れ、両親が4人の男に焼き殺されました。その目撃者で通報者がテリーでした。
両親が殺された事の発端はこうでした。地元の麻薬密売組織の連中が、銀行員の女の車を襲い、金を奪おうとしていました。そこに偶然通りかかったタクシー運転手をしているジミーの父親のジョージが、4人の男の一人を棒で殴り殺してしまいました。一旦殺人罪で逮捕されたジョージでしたが、すぐ釈放され家に帰りました。殺した男は麻薬密売組織のボスのエバンスの弟でした。怒ったエバンスは、ダニー、ロブら3人を連れ、ジョージの家に押し入りました。母親のサンドラをレイプし、二人を生きたまま椅子に縛り焼き殺しました。
エバンスらの一団は、街でやりたい放題をやっていましたが、波風を立てず、出世しか望まないホランド警部のおかげで、犯罪を黙認されていました。そこでジミーは親友で警官のクリフから、犯人がエバンスであることを教えてもらい、復讐をはじめました。
ジミーはジムから出てきたエバンスを襲撃して拉致しました。ガソリンをかけ、ナイフで脅し、残り二人の名前を聞きました。そして有無を言わさず火をつけ、焼き殺しました。
ジミーは別居中の妻モーガンの部屋に行きました。エバンスに刺された傷を獣医であるモーガンに縫ってもらいました。そしてアフガンからの帰国が遅れた理由を聞きますが、ジミーは話しませんでした。二人は愛し合い一夜を過ごしました。
エバンスが殺されたことを、ニュースが大々的に報じていました。ホランド警部は、手下たちの報復で街が荒れるのを恐れ、犯人探しを急がせました。エバンスの手下どもはライバル組織のケイレブを襲いますが、オレじゃないと言って、妻に銃口を向けられ、引き下がりました。
警官クリフはジミーに「もう満足だろう」と言うと、ジミーは残りの二人の名前を見せ、住所を教えろと言いました。やめろと言うクリフにジミーは、「警察が何もしないのなら、オレが腐ったクズどもを始末する」と言いました。
二人の住所を聞き、ジミーは二人目のダニーを拉致しました。そして口からセメントを流し込んで殺しました。そしてあと3人殺すと書いて立ち去りました。
バーの店主のテリーは自分が通報したことで、自分の店が襲われるのを恐れ、ホランド警部に「復讐しているのはジミーだ」と教えました。ホランドはSWAT隊を出動させ、復讐を続けるジミーを追いました。警察の監視がきつくなり、モーガンの部屋に隠れていたジミーは、アフガンからの帰国遅れの理由を話しました。
タリバンによりイギリス兵を6人殺されたことで、ジミーはタリバン兵を拉致し、拷問にかけて口を割らせました。その後、残忍に殺害したことで軍に収監されました。モーガンの誤解を解くのと、実家に帰るため脱走して帰国したのでした。
路地で警官に止められたジミーでしたが、軍の大佐らがやって来て車に乗せられました。大佐は「軍に戻れ」と言いますが、ジミーは「やり残したことがある」と言いました。大佐は「48時間時間をやるから終わらせろ」と言ってジミーを放しました。ジミーは3人目のロブの足を撃ち、ケイレブの部屋に案内させ、ケイレブを硫酸をかけて殺しました。ロブは逃げ、警察病院に入院しました。
大佐はホランドに、軍の参謀総長らが警視正に会い、ジミーの情報を逐一連絡して、軍にとって重要な人間だから、決して逮捕するなと命令しました。出世したいホランドはロブに、ジミーの妻モーガンの事を教えました。ロブは病院を抜け出しますが、ジミーに拉致されました。
ロブはジミーにトランクの中を見ろと言いました。そこにはモーガンの死体がありました。怒り狂ったジミーはロブに銃弾を何発も浴びせました。そこへホランドとSWAT隊が来ました。銃口を向けられたとき、クリフがやって来て、モーガンの事を教えたのはホランドだと言いました。SWAT隊員は銃を下げ、ジミーを逃がそうとしました。
ジミーはホランドに銃口を向けて脅し、殴って立ち去りました。復讐の終わったジミーは、街のダニ退治を始めていました。そのころ大佐は、「ジミーを確保して軍に連れ戻せ」と命令しました。「断ったら殺せ」とも言いました。
以上、映画「ハード・パニッシャー」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する