ブライトバーン/恐怖の拡散者(原題:Brightburn)の紹介:2019年アメリカ映画。待望の我が子は邪悪なスーパーマンだった…。自分の農場に墜落した宇宙船に乗っていた赤ちゃんを、我が子として育てた夫婦でしたが、12歳の誕生日を機に狂気に変貌し、殺人を繰り返していく息子と、息子を疑いながらも守り、何とかしようとする両親の姿を描いたSFホラー映画です。
監督:デヴィッド・ヤロヴェスキー 出演者:エリザベス・バンクス(トリ・ブレイヤー)、デヴィッド・デンマン(カイル・プレイヤー)、ジャクソン・A・ダン(ブランドン・ブレイヤー)、エミー・ハンター(ケイトリン)、マット・ジョーンズ(ノア・マクニコル)、メレディス・ハグナー(メリリー・マクニコル)、ベッキー・ウォールストロム(エリカ)、ほか
映画「ブライトバーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブライトバーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブライトバーン 恐怖の拡散者の予告編 動画
映画「ブライトバーン」解説
この解説記事には映画「ブライトバーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブライトバーン/恐怖の拡散者のネタバレあらすじ:起
アメリカ、カンザス州ブライトバーン。ある夜、カイルとトリの夫婦は、自分の農場に何かが落ちたのを感じました。子供の出来なかったカイルとトリは、ブランドンを養子として赤ちゃんから育てていました。やがて成長したブランドンは父から色々な事を学びました。
10年後、11歳のブランドンは学校でズバ抜けた能力を発揮していました。周りの同級生からは馬鹿にされますが、ケイトリンという女子だけはブランドンを見守っていました。
深夜、ベッドで眠りながら体が痙攣したブランドンは、2階の窓から飛び降りて納屋に向かいました。異変に気付いた母親のトリが追いかけると、鍵のかかった納屋の地下倉庫の扉をブランドンが必死で開けようとしていました。また、彼は自分に強力な力があることを感じ取っていました。
12歳の誕生日を迎えたブランドンは、両親と、母の兄夫婦から祝福されました。叔父に当たるノアがプレゼントにライフルをくれました。喜ぶブランドンにカイルは『銃はダメだ』と取り上げると、ブランドンは突然『返せ!』と語気を荒げて反抗しました。誕生日パーティーはお開きとなり、自宅でトリはカイルに「反抗期だから接し方を考えよう」と話しました。
その後トリはブランドンのベッドの下から下着姿の女性の写真や、内臓の飛び出した手術写真を見つけました。
ブライトバーン/恐怖の拡散者のネタバレあらすじ:承
思春期と反抗期が来ていると感じたカイルは、家族でキャンプに行こうと森に向かいました。銃で狩猟をしながらカイルはブランドンに、思春期の男の子の行動について話しました。そして、色々考えずに好きな女の子にはアタックしろとアドバイスしました。
夜、テントの中で目覚めたトリはブランドンがいないことに気づきました。ブランドンは30km離れた、好きなケイトリンの部屋に入っていました。しかしケイトリンに見られ、大声で叫ばれたことからテントに戻りました。
自宅の農場で鶏が怯えて暴れているのに気づいたカイルが見に行くと、立ちすくむブランドンは怯えていました。その後、鶏は全部食い殺されていました。
学校の体育の授業でブランドンは、再び軽蔑の目で見てきたケイトリンの手を握り潰し、骨を砕きました。カイルとトリが学校に呼ばれ、ケイトリンの母のエリカから、ブランドンの事を激しくののしられました。
その夜、ブランドンは納屋に行き、地下の扉の鍵と鎖を引きちぎりました。そして地下にある宇宙船からパワーを浴び、空中に浮遊しました。そこへ母のトリがやって来るとブランドンは浮遊状態から宇宙船の上に落下して手を切って血が出ました。
宇宙船を見られたトリは、ブランドンに全てを話しました。あの夜、農場に落ちたのは宇宙船で、その中に赤ちゃんが乗っていて、二人は神様からの授かりものだとしてブランドンと名付け、自分の子供として育てたのです。
ブライトバーン/恐怖の拡散者のネタバレあらすじ:転
この夜以来、ブランドンは怒りがこみ上げると目が赤く光り、ものすごいパワーを出せるようになりました。
そしてケイトリンの母エリカが後片付けをするレストランに行き、エリカを襲いました。翌朝レストランは惨状となっていました、エリカは見つかりませんでした。
学校ではカウンセリングをする叔母のメリリーが話をしました。しかし、自分の理屈ばかり言うブランドンにメリリーは、明日保安官に話をすると言いました。その夜、ブランドンはメリリーの家に行きました。メリリーに『保安官に話すの?』と聞きました。メリリーは目つきのおかしいブランドンが怖くなり追い返しました。
そこへカイルと飲んでいた叔父のノアが帰って来ました。ノアがブランドンを見つけると、ブランドンに吹き飛ばされました。驚いたノアが車で自宅に帰っていると、ブランドンに襲われ、車は激突したあと横転し、ノアは死んでしまいました。警察は飲酒運転が原因と言いましたが、カイルはブランドンが殺したのではと疑っていました。
そこで、ノアの死についてカイルはブランドンを追求しました。するとブランドンが怒りカイルをものすごい力で突き飛ばしました。その後、ブランドンが隠していたTシャツを見つけると、血が付いていたことから、カイルはトリに「ノアを殺したのはブランドンだ」と言いました。
ブライトバーン/恐怖の拡散者の結末
カイルとトリは話し合った結果、ブランドンを自分たちで殺すことに決め、カイルはブランドンを連れて狩りにでました。そして森の中で背後に立ったカイルは、ブランドンの頭に向けてライフルを撃ちました。頭に弾が当たったブランドンは平気な顔でカイルを見つめ、赤くなった目から光線を出し、カイルを破壊しました。
カイルの事が心配なトリが、カイルの携帯に電話すると、出たのはブランドンでした。この瞬間カイルが殺されたことを悟りました。
やがてブランドンが帰ってくると、トリに襲いかかりました。トリは911に電話すると、ブランドンに疑いを持っていた保安官が女性警官と共に家に来ますが、二人ともブランドンに殺されました。
逃げるトリは納屋の地下倉庫にある宇宙船へ向かいました。以前、ブランドンが宇宙船に落ちた時に手を切った周辺を探すと、突然灯が付き、目の前にはエリカが生贄のように殺されて吊るされていました。そしてトリはブランドンが手を切った金属片を手に取り、ブランドンを迎えました。
母としてブランドンに抱き寄せ、やさしい言葉をかけました。ブランドンの気が緩んだ隙に、金属片で刺そうとしますが、ブランドンが気づき、トリを抱いたまま一気に上空に舞い上がり、トリを落としました。ブランドンの目の前には航空機が迫っていました。
翌朝、航空機はブレイヤー家の農場に墜落していました。乗客と両親の死体が見つかり、生存者はブランドンだけでした。
以上、映画「ブライトバーン/恐怖の拡散者」のあらすじと結末でした。
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