ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊の紹介:2019年アメリカ映画。数々の作品で映画化されているシャロン・テート事件。ロマン・ポランスキー監督婦人で当時妊娠8ヵ月だったシャロンが、チャールズ・マンソン率いるカルト集団に惨殺されたという有名な事件をシャロン・テート側の視点で描いたのが本作になります。
監督:ダニエル・ファランズ 出演:ヒラリー・ダフ(シャロン・テート)、ジョナサン・ベネット(ジェイ・セブリング)、リディア・ハースト(アビゲイル・フォルガー)、タイラー・ジョンソン(テックス・ワトソン)、パヴェウ・シャイダ(ヴォイテック・フライコウスキー)、ライアン・カーギル(スティーヴン・ペアレント)、イエロー(フィヴェル・スチュワート)、ベラ・ポパ(スーザン・アトキンス)、ベン・メリッシュ(チャールズ・マンソン)、ほか
映画「ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊の予告編 動画
映画「ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊」解説
この解説記事には映画「ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊のネタバレあらすじ:起
インタビューで、心霊体験があると話すシャロン・テート(ヒラリー・ダフ)は、夫ロマン・ポランスキーと暮らす新居を紹介していました。ここでも奇妙な物を見たというシャロン。それは寝室の前に立つ男と、縛られた友人と、シャロン本人でした。2人は喉を切り裂かれて殺されてしまいます。
それから1年後、妊娠中のシャロンを含む5人が殺害され、事件はチャールズ・マンソンの指示で行われたと、マンソンファミリーのメンバーは語ります。
事件から遡った3日前、シャロンはヘアドレッサーであるジェイ(ジョナサン・ベネット)の運転する車で自宅へと戻ります。自宅で待っていたのはギブとそのパートナーのヴォイテック。2人はポランスキー夫妻の友人で、脚本の執筆で家を空けることの多いロマン・ポランスキーが身重の妻を気遣い、彼女を支えるようにと、2人が共に暮らす事を許したのでした。彼らはポランスキーの新作映画の話をしながら楽しく過ごしていました。
4人でゲームをしていると、チャールズと名乗る男がテリーという男を訪ねてやってきました。応対したヴォイテックが、今はポランスキー宅だという事を説明し、男を追い払います。
ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊のネタバレあらすじ:承
その夜、不審な物音に目を覚ましたシャロンが屋敷を調べていると、玄関がノックされる音が聞こえました。玄関を開けると飼い犬が飛び出していきますが、ドアの前にはテリー宛の荷物が残されていただけでした。
昨夜現れた男についてヴォイテックに尋ねると、シャロンの留守中に男と取り巻きの女を家に招き入れていたことが分かりました。勝手な振る舞いにシャロンは怒りを隠せません。落ち着いたシャロンが散歩に出かけると、取り巻きの女が現れ、シャロン達を抜き去っていきます。
その後、シャロンは死体となった飼い犬の遺体を発見するのでした。犬の遺体は知らぬ間に管理人になっていたスティーブンが処理しました。
自分が知らない間に管理人が変わるなどあり得ない、様々な不安や不満が積もって、傍若無人なギブとヴォイテックに対する怒りが抑えられなくなったシャロンは、ジェイに相談します。ポランスキーが帰ったら2人を追い出せばいいと励ますジェイでしたが、シャロンには一抹の不安が残ります。
ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊のネタバレあらすじ:転
その夜、再び何者かが自宅に侵入します。その男は自らを悪魔だと語るのでした。縛られ捕まってしまったシャロンとジェイ。ジェイは身重のシャロンを庇おうとしますが、侵入者に殺されてしまいます。シャロンはギブとヴォイテックに逃げるよう促し、2人は外に出ていきますが、庭で滅多刺しに遭い殺されてしまいました。シャロンはお腹の子供だけはと懇願しますが、侵入者は容赦なくナイフをシャロンに突き立てたその時にシャロンは悲鳴を上げ目を覚まします。どうやら悪い夢を見たようです。
精神的に参っているシャロンを見て友人達は心配し、ポランスキーに連絡を取ろうとしますが彼は捕まりませんでした。ヴォイテックはシャロンの留守中にチャールズとそのファミリーを名乗る者が現れたと説明すると、ますます不安定になるシャロン。恐怖に怯え部屋に綴じ込もってしまいます。
夫であるポランスキーの声でさえ幻覚だと感じるようになると、シャロンの精神はピークを迎え悲鳴を上げてしまいました。
ハリウッド1969 シャロンテートの亡霊の結末
しかしこの恐ろしい出来事はスティーブンの見た夢だったのです。スティーブンはシャロンの出産が近い事が分かり病院へ連絡しようとすると、電話線が切られていました。マンソンファミリーの襲撃が始まると悟ったシャロンは逃げ出そうとしますが、襲撃者達に見つかり捕まってしまいました。
夢の通りに縛られてしまったシャロンとジェイ。しかし一方的にやられた夢とは違い、シャロン達は反撃を開始します。1人また1人と襲撃者を打ち倒していき、最後の1人をシャロンの銃が撃ち抜いた運命の日の朝、シャロン達は無事にその日を乗り越えたと安堵し、シャロンが振り向くと庭先にジェイ、ギブ、ヴォイテック、スティーブンの遺体が横たわっていました。呆然とするシャロンが最後の遺体の被せてあるシーツを剥がすと、そこには彼女自身の姿があったのです。
邸には数多くの警官や記者が訪れていました。しかし誰1人シャロン達には気づきません。彼らは警官や記者をすり抜けて外に出ていきました。
冒頭のインタビューのシーンに戻ります。シャロンはこう語りました。「私はおとぎの世界に住んでいて、これからもずっと全てがバラ色に見えるメガネで世界を見ているのです。」
以上、映画「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」のあらすじと結末でした。
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