ロボット2.0の紹介:2018年インド映画。前作『ロボット』での出来事から8年。今回バシー博士が戦う相手はなんとインド人が持つ数々のスマホ。突如街からスマホが次々と失踪し、全スマホが合体して巨大なロボットに姿を変えた。インド・チェンナイの街は崩壊の危機にさらされ、一度は解体されたロボット、チッティが復活。スーパーパワーを身に付けたチッティは人類の味方となるバージョン2.0として再起動。地球を救うため狂暴化したスマホロボと激しいバトルを繰り広げる。主演は前作に引き続きインドが誇るスーパースター、ラジニカーント御年68歳。インド映画ブームの歴史を作った『ムトゥ踊るマハラジャ』で世界を魅了した大ベテラン。今回も天才博士バシーと最強ロボ・チッティの一人二役をこなし、縦横無尽に暴れまわる。
監督:シャンカル 出演:ラジニカーント(バシーガラン博士/チッティ)、アクシャイ・クマール(パクシ・ラジャン)、エイミー・ジャクソン(ニラー)、ほか
映画「ロボット2.0」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロボット2.0」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロボット2.0の予告編 動画
映画「ロボット2.0」解説
この解説記事には映画「ロボット2.0」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロボット2.0のネタバレあらすじ:起
ある日突然、インド・チェンナイの人々の手からスマホが空を舞い失踪。それらのスマホはまるで鳥のように集合しどこか彼方へと消えていきました。原因不明のまま街は大騒動。携帯会社と警察署の前では人々が波のように押し寄せ大パニックに陥りました。
時同じくして、携帯業者や通信大臣が大量のスマホに生き埋めにされたり、体内に入り爆発したりと殺人事件が次々と起こりました。
そこで国は、ロボット工学の専門家バシーガラン博士(ラジニカーント)を召喚。知的で美しいロボット助手のニラーと共にスマホの行方と事件を追うことになりました。
ロボット2.0のネタバレあらすじ:承
意思を持ったおびただしい数のスマホは合体し、なんと巨大な怪鳥に変身しました。スマホ怪鳥はやりたい放題に街を破壊。軍隊まで出動しますが、モンスター化した敵にまるで歯が立ちません。次々に死者が出る中で政府はバシー博士を召喚。かつて封印されたあの伝説のロボット「チッティ」を復活させ人類を守ることを議会で宣言したのです。
勢いが止まることないモンスターは街の人々を掴んで空高くから落としました。しかしそこへ、チッティが登場。ギリギリのところで救出することができました。
バシー博士らは怪鳥の激しい怒りと憎悪を探っていくうちに、パワーの源は人間の負のエネルギーにあることを突き止めます。恐ろしいこのパワーを中和させるべく、装置を発明し改造車に乗せて敵を迎えます。
ロボット2.0のネタバレあらすじ:転
怪鳥のもとへたどり着いたバシー博士、チッティ、ニラー。この化け物の正体は鳥類学者パクシ・ラジャン(アクシャイ・クマール)でした。パクシはインド国内の電波塔の建設ラッシュと電磁波の影響で渡り鳥の方向感覚が失われたり、ひなが育つ前に死んでしまうことを嘆き、スマホの使用制限を訴えていました。しかし誰にも聞き入れられずに1年前、電波塔に登って首を吊り自らの命を絶ったのでした。鳥たちの怨念をまとったパクシの負のオーラは怪鳥の姿に変え、人々からスマホを奪いさらに巨大なモンスターへと進化。人類に復讐する存在として蘇ったのでした。
このモンスターに対し、命をかけチッティとニラーは戦いました。強いパワーに時より押されそうになりながらも激闘の末、怪鳥のエネルギーを封じ込めることに成功しました。
これで街に平和が訪れます。
ロボット2.0の結末
しかし、この一連の出来事に一人だけ浮かない表情を浮かべている人がいました。チッティに殺されたボラ博士の息子でした。彼は夜の施設に忍び込むと、封印したパクシを再び世に開放。バシー博士の肉体を乗っ取り、チッティの体まで破壊してしまいました。
この事態に対応すべくニラーが立ち上がりました。1人でチッティの修理に取り掛かると、心臓部にあたるMPUに埋め込んだのは、なんと前回暴走のきっかけとなったファームウェア2.0、通称レッド・チップでした。こうしてバージョン2.0のチッティが誕生。パクシを倒すためにサッカースタジアムへ追い詰めます。スタジアムは大混乱の中、どちらも引かない戦い。しかしチッティのバッテリーが切れそうになり、ピンチを迎えます。
もうダメだと思われたその時、助けに来たのは凄まじい数のハトに乗ったバージョン3.0のミニチッティでした。鳥を愛するパクシはハトに手出しすることができません。その間にチッティはバッテリーをチャージ。ミニチッティたちはスマホに姿を変え、スマホ怪鳥へ飛び移り爆破。怪鳥からバシー博士の肉体を救出して、今度こそ敵を倒しました。
チッティからレッド・チップは抜かれ、いつものチッティへと戻りました。
後日、大臣がバシー博士の元を訪れお礼を伝えました。博士はパクシの意を受け、大臣に携帯会社と電波塔を減らすことを約束させ、チャンライの街に真の平和が訪れたのでした。
以上、映画「ロボット2.0」のあらすじと結末でした。
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