野獣処刑人 ザ・ブロンソンの紹介:2018年アメリカ映画。街のダニを射殺して奪った金を、犯罪者の流れ弾に当たって車いす生活になった少女の母に送り続ける男がいました。やがて男は少女が車いす生活になった原因である麻薬売人のボスを追い込むことになり…という内容のバイオレンスアクション映画です。亡きチャールズ・ブロンソンにそっくりなロバート・ブロンジーの初主演作で、内容も『狼よさらば』を彷彿させるものとなっています。さらに、話し方や体の動きもそっくりに演じています。
監督:レネ・ペレス 出演者:ロバート・ブロンジー(男 / K)、リチャード・タイソン(タイレル)、ダニエル・ボールドウィン(DJ)、エヴァ・ハミルトン(アナ)、ストーミー・マヤ(タニヤ)ほか
映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
野獣処刑人 ザ・ブロンソンの予告編 動画
映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」解説
この解説記事には映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
野獣処刑人 ザ・ブロンソンのネタバレあらすじ:起
麻薬や人身売買を行う売人の家に、髭を生やした中年男がやって来ました。金を見せると、売人は先客がいると言って家に入るのを止めました。髭の男は売人を殴り倒し、中に入ると客の男を射殺、外に出て売人も射殺し、金品を奪いました。
地元のラジオ局DJは、警察は悪い犯罪を取り締まらず、交通違反などの軽犯罪ばかり取り締まっていると、グチをしゃべり続けていました。
翌日、髭の男は人里離れた家のポストを双眼鏡で見ていました。すると若い母親が出てきて封筒をとり、車いすの娘に見せました。中には札束が入っていて、母アナと娘イザベルは送り主の分からない金を大事に生活費に使っていました。この様子を見届けると髭の男は立ち去りました。
その夜も男は、街のダニどもを射殺し、金品を奪い、持っていたスマホから麻薬の運び屋を特定しました。空港にいた運び人は、麻薬の入った袋を飲みこんでいるようで、しきりに腹を抱えていました。そこで男は運び人の腹を何度も殴りつけました。やがて運び人は胃の中で破れた袋から麻薬が漏れ、死んでしまいました。
野獣処刑人 ザ・ブロンソンのネタバレあらすじ:承
DJは空港で死んだ男の話をしていました。そして何もしない警察を批判し、男を称賛しました。
翌日、男がポストへ金を入れていると、その様子を母親のアナに見られました。アナは男を呼び止め、名前を聞きますが答えませんでした。男からの金で家を手に入れたうえ、いつもお金をもらっているアナは、男に理由を聞きました。男は『ろくでもない男だが、君にお金を送ることで救われるんだ』と言って立ち去りました。
麻薬密売組織のボス・タイレルが、殺しをミスしたビリーのせいで息子が終身刑になったと、ビリーを殺そうとしていました。ビリーが命乞いをすると、隣の部屋にいる男を殺せと命じます。イスに縛られている男は布袋を頭に被せられていて顔は見えませんでした。タイレルがバットを渡すと、ビリーは何度もその男を殴って殺しました。
タイレルが布袋をとると、それはビリーの父親でした。そして今度は子分たちがビリーの妻を拉致していました。タイレルが「やれ!」と言うと子分はレイプし始めました。
野獣処刑人 ザ・ブロンソンのネタバレあらすじ:転
その時、髭の男がやって来て、ビリーも含め子分たちを殺し始めました。タイレルは銃弾をくらうものの、逃げ出します。男は逃げる子分を追い詰め、脚に銃弾を撃ちこみました。男はビリーの妻を連れてきて銃を持たせ、子分にとどめを刺させました。ビリーの妻にも殺人をさせ、警察に通報させないためでした。家に逃げ帰ったタイレルは、髭の男にずっと追われていることを話しました。
男はアナに金を手渡ししました。帰ろうとする男に、アナは「食事を食べて」と家の中に入れました。そしてあの事件の事を話し始めました。
自分は水商売の女で、あの日も娘イザベルを連れて売人の家に行っていました。そこで売人と客がもめて銃撃戦になり、流れ弾が娘イザベルの背中に当たって歩けなくなったと言いました。そしてわたしは悪い女だから、情けでお金をくれているのなら考え直してと話しました。
しかし男は、自分の名を”K”だと言って、逆にアナにコヨーテ防止用にと、銃の使い方を教えました。
その夜もKは街のダニを一人射殺するのでした。
野獣処刑人 ザ・ブロンソンの結末
Kが金を持ってアナの家に入ると、アナはKをベッドルームに呼びました。裸になって「体が目的でしょう?」と言うとKは「目的は話した通りだ」と言って出て行きました。
DJのいるスタジオにKがやってきました。DJは次のターゲットと居場所を教えます。街のダニを殺させていたのは実はDJでした。
森の中で、タイレルが一人の男を木に縛り、ケチャップをかけて狼のエサにしようとしていました。そこにKがやって来ました。子分を殺し、タイレルに一発の銃弾を浴びせ、動けなくしました。そしてタイレルを縛り付けると、タイレルが「今日で3回目だが、何故オレを狙うんだ」と聞きました。そしてKは少女イザベルの話をしました。
タイレルは「それならオレを警察に突き出せ」と言いますが、Kは「正義のためだ」と言ってケチャップをタイレルにかけて置き去りにしました。森の陰から狼の集団がタイレルを狙っていました。
イザベルの恨みを晴らしたKは、その後もアナに金を送り続けていました。
以上、映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」のあらすじと結末でした。
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