映画「アースクエイクバード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アースクエイクバードの紹介：2019年アメリカ映画。1980年代の日本である日本人に恋した外国人女性がある事件に巻き込まれていくというサスペンス作品です。スザンナ・ジョーンズ原作の同名小説の映画化作品で、舞台は日本。東京と新潟県の佐渡島で撮影されている。「リリーのすべて」の大ヒットで注目されたアリシア・ビガンダーが主演。製作に名匠リドリー・スコットが加わり、さらに注目度が増しました。
監督：ウォッシュ・ウェストモアランド 出演：アリシア・ヴィキャンデル（ルーシー）、ライリー・キーオ（リリー）、小林直己（禎司）、祐真キキ（なつこ）、佐久間良子（山本）、山村憲之介（小口）、室山和廣（亀山）、クリスタル・ケイ（ナイトクラブ歌手）、ジャック・ヒューストン（ボブ）、ほか
この解説記事には映画「アースクエイクバード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1989年、東京。翻訳の会社で働くルーシー(アリシア・ビガンダー)は、日本に来て間もなく行方不明になり何者かに殺害されたアメリカ人女性リリー(ライリー・キーオ)と友人関係だったために、重要参考人として警察から取り調べを受けていました。
警察はリリーと最後に会ったのがルーシーだったため、ルーシーに疑いを向けています。やがてルーシーはリリーと一人の日本人男性・禎司(小林直己)について少しずつ話し始めます。
ルーシーと禎司の出会いは、ふいに禎司から写真を撮られた所から始まります。いきなり写真を撮られた事に怒っていたルーシーでしたが、何度か会っている内に禎司の持つ不思議な魅力に心惹かれていきます。
ルーシーは友人から日本に来たばかりの女性を紹介されます。それがリリーでした。日本語の話せないリリーの面倒を見ているうちに、二人は仲良くなっていきます。
ある日、ルーシーの友人・山本さんがルーシーの目の前で階段から落ちて頭を強打し亡くなってしまう出来事がありました。ショックで塞ぎ混むルーシーの脳裏には、かつて友人の父親と関係を持ってしまい、ルーシーの妊娠を知った男が溺死体で発見されたという忌まわしい記憶が蘇ります。
自分の周りには死が付きまとう、そう考え落ち込むルーシーを禎司は優しく慰めます。
そんな中、禎司とルーシーが佐渡島に行く話をリリーが聞きつけ、一緒に行きたがりました。ルーシーは渋々引き受け、三人で佐渡島に向かう事になります。登山中にルーシーは気分が悪くなり、休んでいる間に禎司とリリーがずっと一緒にいたことに不安を覚えます。
その不満を禎司にぶつけますが、禎司になだめられ気を取り直します。しかし、東京に戻ったその日、ルーシーは禎司とリリーが隠れて会っているのを目撃してしまいます。
その日からルーシーはリリーを憎むようになりました。話をしに来たリリーをルーシーは追い返してしまいます。以降リリーの行方が分からなくなったのです。
ルーシーは刑事に「私が殺した」と話しますが、冒頭に見つかった遺体が鑑定の結果リリーではないことが分かります。リリーはいまだ行方不明という事になりました。
刑事はルーシーの話に信憑性がなく、彼女の周りで起こった度重なる死亡事故がそう考えさせるのだと考え、ルーシーは解放されました。
その足で禎司の家に向かったルーシーは、禎司が撮った写真の中にリリーの写真が混ざっている事に気づきます。その写真はだんだんと表情を変えていき、最後の写真は今目の前で倒れているリリーを撮ったものだったのです。
証拠写真を持って家に帰ったルーシー、帰ると禎司が待っていました。いつものように優しい顔で『二人で遠くに行こう』と語りかけます。全てを知ったルーシーが拒絶し別れを告げると、禎司が豹変しルーシーに襲いかかりました。
物凄い力でルーシーの首を絞めようとする禎司、どうにか逃げようと手に取った鉢で禎司を強打したルーシー、運の悪いことに、割れたガラスの破片が禎司の頭に刺さり、そのまま絶命してしまいます。
事件後、ルーシーは日本人の友人宅に世話になっていました。自分の周りには常に死が付きまとう。ショックで塞ぎ混み、私が悪いと自分を責めるルーシーに、日本人の友人が、階段から落ちて亡くなった友人・山本さんの事件の事を話し始めました。
「あの日、階段に二年に一度のワックスをかけていたのは私。電話で話したが滑りやすいから気をつけてと伝えるのを忘れていた。これは私が殺した事になるの？」
震えながら話す友人に、ルーシーは涙を流しながら彼女の手を握り、互いに見つめ合うのでした。
以上、映画「アースクエイク バード」のあらすじと結末でした。
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