映画「FREAKS フリークス 能力者たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
FREAKS フリークス 能力者たちの紹介：2018年カナダ,アメリカ映画。父ヘンリーはなぜか娘を家の中に閉じ込め、外の世界との接触をなくします。そして娘に違う名前を与え、新しい母がいると言い聞かせますが、それは娘の超能力のためでした。娘は外のアイスクリーム屋のアランに興味を持ちますが、アランはヘンリーの不可解な言動の謎を知り、中に閉じ込められた娘を助けようとします。本作は超能力少女を描いたSFホラー映画で、アメリカでは批評家から高い評価を受け、超能力少女を演じたレキシー・コルカーの演技は絶賛されました。”Freak”（フリーク）とは「奇形、突然変異、変わり者」などの意味で、映画内では不思議な能力を持ち社会から危険者扱いされる人たちを表します。
監督：ザック・リポフスキー 出演：レキシー・コルカー（クロエ）、エミール・ハーシュ（クロエの父ヘンリー）、ブルース・ダーン（クロエの祖父アラン）、アマンダ・クルー（クロエの母メアリー）、グレース・パク（レイ）、ほか
この解説記事には映画「FREAKS フリークス 能力者たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
７歳の少女クロエ（レキシー・コルカー）は窓からアイスクリームを売るトラックを見ています。しかし、父ヘンリー（エミール・ハーシュ）から「外を見るな」と怒られます。ヘンリーはクロエに「自分の名前はエレノア・リード、ママはナンシー・リード、お姉ちゃんはハーパー・リード」と暗唱させ、嘘をつかないと普通の子になれないと言います。
ヘンリーは学校にも行かないクロエに単語や数字を教えますが、クロエはアイスクリームが食べたい様子。しかし、ヘンリーは突然と目から流血し、クロエが外を見ないように窓を布で覆います。クロエは寝ますが、枕に母の絵を描き、会いたいようです。そして、クローゼットを開けるとある女性（アマンダ・クルー）と遭遇します。クロエは逃げてお化けの絵を描きます。クロエはヘンリーを呼び「一緒にいて」と懇願します。
翌朝、クロエはなぜか絵本を受け取りますが、その絵本にはアイスクリームトラックのおじいさんのアラン（ブルース・ダーン）の絵が描いてありました。クロエはヘンリーに内緒で窓の外を見ていると、少女がアイスクリームを買っています。クロエは「ハーパー、アイスクリームを持ってきて」と呪文のように唱えると、本当にその少女ハーパーがアイスクリームを持ってきます。
クロエがドアを開け、ハーパーが「クロエ」と呼びます。ヘンリーが慌ててやってきて、ハーパーの母ナンシー・リードも来ます。ヘンリーはクロエをエレノアと呼び、家に入れます。ヘンリーはクロエを怒鳴り「なぜハーパーはお前の本当の名前（クロエ）を知っている？」と怒鳴り、罰としてクロエを暗い部屋に閉じ込めます。
その暗い部屋でクロエはなぜかハーパーと出会います。ヘンリーは怒りがさめたのか、クロエを外に出します。クロエはもうドアを開けないとヘンリーと約束します。ヘンリーはクロエに、アイスクリーム・トラックで子供がアイスを食べた後に氷になった話をします。クロエはアイスクリームが食べたく、ヘンリーはクロエにアイスクリームをたくさん買うことを約束します。
クロエはドアの外の世界に興味がある様子で、外に出ようとします。しかし、ヘンリーが拳銃を持って怯え、再び流血します。クロエは不思議な力でヘンリーを眠らせ、外の世界へ逃げることを決め、ドアを開けます。
クロエはアイスクリームを売るトラックを目指します。アイスクリーム屋のアランはクロエと本当の名前で呼びます。シャボン玉がなぜか飛ぶ中、クロエは、アイスクリームを食べて氷づけになり、死んだ子供の話をします。アランはクロエをトラックの中に入れ、公園に行くことにします。
途中、クロエは目から血を流したら警察に通報という看板を目撃します。アランはクロエにヘンリーの言うことは聞くなと言います。アランとクロエが公園に着くと、クロエはブランコで遊びます。しかし、クロエはアランにブランコを強く振られ、恐怖を感じます。不信に感じた警官がクロエとアランに近寄ります。クロエは「アランのことは知らない人」だと言いますが、アランはクロエを孫だと言います。警官は銃を向けますが、クエロは突然「あっち行け！」と警官を怒鳴ると超能力を使い、警官は逃げます。
帰りのトラックの中でクロエは女性の写真をみつけ、アランは「その写真はお前のママ、俺の娘で有名人、超能力を持ち、山に暮らしている」と言います。アランはクロエに、これをパパの食べ物に入れろと粉を渡します。家に帰るとヘンリーは外に出たクロエに激怒しますが、クロエは「ママは生きている、アイスクリームで子供は死なない、パパは嘘つき」と怒り、ヘンリーを追い出します。
クロエは一人になると、叫び声を聞きます。クロエはクローゼットで女性に会いますが、それは写真の母メアリーにそっくりでした。クロエが近づくと、メアリーは怒鳴りクロエは逃げます。クロエは部屋のテレビでフリークについて話す番組を見ます。「１０年前、ダラス市はフリークにより攻撃された、フリーク達は山に隔離された、フリークな少女は適切な教育をすれば危険ではない」と専門家は話します。
クロエがハーパーのことを考えると、ハーパーと大勢の少女が部屋にいます。「何しにきた？」と言う彼女たちはクロエをフリークと呼びます。クロエがクローゼットを開けると、母メアリーがいます。メアリーはようやくクロエを本物の娘だとわかります。メアリーはクロエと子供の頃に別れたと言い、クロエに新しい母（ナンシー）がいるとわかると驚きます。メアリーは「一緒にいられない、ナンシーと暮らせ」とクロエと別れます。
クロエは外に出たがり、「クローゼットの母メアリーが新しい母ナンシーと暮らせと言った、パパは死ねばいい」と言います。ヘンリーは誰かが自分を殺すと言います。クロエはヘンリーに、アランからもらった粉を入れたジュースを渡します。しかし、ヘンリーはジュースに異変を感じ、クロエに毒殺されると感じます。クロエはヘンリーを眠らせます。
アランはクロエを、本当の母に会わせると言い、トラックに乗せます。アランはクロエをレストランに連れていき、政府関係者のレイ（グレース・パク）に会わせます。アランはクロエの父だと嘘をつき、クロエと自分をフリークの集まる山へ連れて行ってくれと言います。レイはクロエがフリークかどうか調べる検査をし、クロエの顔に異常を発見しフリークと感じます。しかし、クロエは自分は「フリークでない」と叫び、レストランの調理場へ逃げます。アランは調理場で働く男の目から流血させ、倒します。
レイと警察は二人を追いますが、クロエとアランは不思議な力を使って逃げます。トラックの中でクロエは家に帰りたいとアランに叫びます。そこへ、ヘンリーが現れアランと喧嘩になります。トラックから逃げるクロエは車にひかれそうになりますが、ヘンリーに救われます。
ヘンリーはクロエをナンシーの家に連れていきます。ナンシーの夫は驚きますが、ヘンリーは金を見せ、家に入ります。ナンシーはヘンリーの金を見てクロエを歓迎しますが、娘ハーパーはクロエをフリークだと嫌います。ナンシーはクロエがフリークだと気づき、ヘンリーに、金でクロエを養女にするのはクロエがフリークでないことが条件だったと怒ります。クロエはナンシーに「私を愛して」と叫びますが、ナンシーはパニックになり、「警察を呼ぶ」と叫び、ヘンリーとクロエを追い出します。
アランはヘンリーに監禁されていました。ヘンリーはクロエをクローゼットに閉じ込めます。クロエはメアリーに会いますが、メアリーは政府関係者に連れ去られます。クロエがクローゼットから出ると、ヘンリーはクローゼットをネジで固定しようとしますが、クロエは超能力を使いヘンリーを止めます。ヘンリーはメアリーは死んだと言いますが、アランとクロエは、彼女は生きていると言って口論を始めます。外ではナンシーが、警察にクロエがフリークであることを話していると、クロエはナンシーと警察を攻撃します。
クロエはメアリーと再会しますが、メアリーは手錠で縛られ政府関係者に殺される寸前です。クロエは超能力でメアリーを救い、メアリーは手錠をはずしてクロエと別れ、家の外に出ようとします。外にはレイ捜査官が家に来ていました。
ヘンリーはレイを家の中に入れますが、レイはクロエの引き渡しを求めます。アランとヘンリーがレイを殺そうとしますが、レイに撃たれます。そこへクロエが現れレイを殺害します。アランはクロエにメアリーを救えと言い残し死にます。家は警察に包囲されますが、ヘンリーが外に出て警察を倒します。
メアリーは地下道から外に逃げようとしますが、外へのドアが開きません。メアリーは警察に包囲されますが、クロエの超能力でドアが開きます。空からアメリカ軍の飛行機が家を爆撃します。ヘンリーはクロエを救おうとしますが、爆撃でヘンリーは死んでしまいます。
クロエはメアリーと再会します。メアリーはクロエに安全な場所で暮らそうといい、空に旅立つのでした。
以上、映画「FREAKS フリークス 能力者たち」のあらすじと結末でした。
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