デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日の紹介:2014年フランス映画。流れ星に願いを祈るをテーマにし、大接近した彗星から隕石となり、地上に落ちてきました。その流れ星に願いを祈った、15歳の少年ハワード、家政婦のアナ、そして童貞教師のダリル、3人の奇想天外な物語をオムニバスでつづったSF作品です。子供も楽しめるファンタジーのようですが、中身は大人向けの映画です。
監督:セドリック・アシャール, エルベ・ フライブルク, セバスチャン・ミルウ 出演者:エイドリアン・マリク(ハワード)、 ビアトリス・ドゥ・ラ・ブライユ(アナ)、 オーレリアン・ジェグー(ダリル)ほか
映画「デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日の予告編 動画
映画「デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日」解説
この解説記事には映画「デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デイオブザコメット彗星落下の日のネタバレあらすじ:バーニー
ラジオDJのモーリスが彗星の日を伝えていました。巨大彗星から76年を迎えたその日でした。この日に、彗星が飛来し、いろいろな出来事が起こります。
15歳のハワードはクマのぬいぐるみのバーニーが話し相手の妄想少年です。学校ではいつも叱られるフラクタル先生をバーニーが殺す妄想ばかりしています。家に帰ると、向かいの家の、年上の女の子のレアを双眼鏡で覗いていました。レアに彼氏がいることは知っています。
その夜、レアが彼氏と車でいちゃついている時、大きな流れ星が見えました。ハワードは願いをかけます。隕石が近くに落ち、破片がハワートの頭に当たります。朝、目覚めたハワードはバーニーが動いていることに気づきます。自宅に隕石の調査員だというジェレミーがやって来ます。
ハワードの母はイケメンのジェレミーに一目ぼれし話を聞きます。レアに話しかけられ嬉しそうに話すハワードの隙をついてバーニーが外に飛び出します。部屋に戻りバーニーが居ない事に気づいたハワードは、バーニーを探しに行きます。するとバーニーが網で獲られ何者かに連れ去られるのを見ました。
追いかけるハワードにレアも一緒に行きました。そしてついたところは屋敷でした。中には人間や色々な動物のミイラがあります。そのミイラを作っているのは、ハワードの嫌いなフラクタル先生でした。ベッドに縛られたバーニーを解放し、一緒に逃げているとフラクタルがショットガンをもって追ってきます。一方、ジェレミーと母はベッドインしていましたが、異変に気付いたジェレミーは屋敷に向かいます。
追い詰めたフラクタルはバーニーの腹に銃弾を撃ち込みます。死んだと思ったバーニーが蘇り、フラクタルを培養器に落とします。半分兎になったフラクタルが襲ってくると、駆けつけたジェレミーが射殺し、フラクタルを隕石から出てきた宇宙人と勘違いして持ち帰ります。ハワードはレアに告白します。レアはハワードにキスして「成長しないでね」と言いました。
デイオブザコメット彗星落下の日のネタバレあらすじ:領主の約束
実業家の富豪カール・ハロルドに憧れるアナは、白馬に乗って現れる王子様をいつも妄想して待っていました。そんなアナは、カールが買った大きな屋敷の家政婦に雇われます。外国人のアナが言葉があまりわからない事から、カールは「不細工、メガネ」などと馬鹿にしていました。
カールはこの屋敷の契約が明日なのに、鍵を貰った事で引っ越しを済ませていました。その夜、カール主催のパーティーが行われます。カールの事が気になるアナでしたが、カールは新人美人女優のカリタを映画女優として売り出すため、カリタに密着し、いつもより添っていました。
パーティの席で、前の持ち主は領主だったらしいと言う友人に、カールは「ただのパイロットだ」と小馬鹿にします。やがて隕石が落ちてきます。アナは王子様に会えるよう願いをかけました。隕石の破片は、家の中に飛び込み、前の家主の肖像画を突き破り、アナのいるキッチンに飛び込みます。ベッドで眠ったアナは、前の家主が白馬の乗って来て求愛する夢を見ました。
翌日、カールが契約に行き、パーティの後片付けをしていると、あちこちの鏡に、アナに対する愛の言葉が書かれていました。慌てて消しているとカリタの叫び声がし、見に行くと、カールとカリタが映画のセリフの練習をしていました。そしてカールがカリタにプレゼントを渡そうとした時、天井のシャンデリアが落下します。カリタの体に落ち、カリタは死亡しました。
悲しむカールがよろけて書棚にぶつかると、大きなブロンズ像が落ちてきてカールも死にます。しばらくして、カールとカリタがゾンビになって蘇りました。二人はアナを襲います。全て前の家主の霊がやっていたのでした。カールの首をカマで切り、カリタの頭をクワで叩き割ります。眼鏡を落としたアナに、再び蘇ったカールがバラの花を渡します。ぼやけてしか見えないアナは王子様に出会えたと思い、ゾンビのカールを抱きしめます。
デイオブザコメット彗星落下の日のネタバレあらすじ:童貞を食べる宇宙人
学校教師のダリルは、自宅の地下室に研究所をもち、自分の作ったロボットのマーフィが唯一の友達でした。教え子のスネークらのグループにはいじめられ、女子からは「童貞」と言われ笑われます。
町の皆に馬鹿にされるダリルをただ一人かばっていたのはアメリアでした。アメリアは「童貞」と馬鹿にされるダリルに「童貞なの?」と聞きますが、ダリルは答えませんでした。夜、ダリルが窓から外を見ていると隕石が落ちてきます。
隕石は神父の家の庭に落ちました。大きな音に気付いた神父が銃を持って見に行くと、全裸の美女がいて、神父を誘いました。翌日から神父がいなくなり、神父の家にはアナという美女が住み始めます。
アナに一目ぼれしたダリルは、いつも見つめていました。ある時、スネークらがアナに襲いかかっていました。ロボットのマーフィを使って退治すると、アナが家に呼びます。中にはアナの母で美人のボックスがいました。
アナとボックスはダリルに抱き着き、ゼリーのような食べ物を食べさせます。二人は牛乳のようなものを飲んでいました。ダリルがいなくなったことで、マーフィとアメリアが神父の家に忍び込みます。庭には隕石でできたクレーターがありました。
家の中に美人のウルタル叔母さんがやって、ダリルを殴り倒し監禁します。おしっこの化学反応を使って脱出したダリルは洞窟にいました。そこには友人のベルナールがいました。ベルナールは「隕石が落ちて宇宙人がやってきた。それがあの3人だ。童貞を集めて、童貞エキスを抽出し、飲み物を作っている。宇宙人を倒すのは処女じゃない女の血が必要だ」と言います。
するとスネークも捕まっていました。スネークも童貞だったことを知ったダリルは笑います。再びウルタルに捕まったダリルは、生成器に入れられようとしていました。そこへアメリアがやって来ます。ウルタルはやっつけたものの、ボックスに襲われ倒れて頭を打ちます。起き上がったアメリアの顔は血が流れていました。
ボックスに襲いかかった時、アメリアの血が付き、ボックスは溶け始めます。それを見たダリルは生成器のポンプをアナの口に押し込み爆発させます。3人を倒した後、ダリルはアメリアに「処女じゃなかったの?」と聞くと「訳があって・・」とアメリアが答え、二人はキスをしました。
ラジヲDJのモーリスがいつものように放送していると、宇宙船が襲来し、宇宙戦争が始まりました。
以上、映画「デイ・オブ・ザ・コメット 彗星落下の日」のあらすじと結末でした。
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