2001年アメリカ作品 監督:ピーター・チェルソム 出演:ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセイル、ジョン・コーベット、ジェレミー・ピヴェン、ユージン・レヴィ、ブリジット・モイナハンほか
セレンディピティの紹介: 男女が偶然出会い運命を感じつつも別れてしまう。しかしお互い忘れられず再び探し求める。ニューヨークを舞台に繰り広げられるロマンティックラブストーリー。
映画「セレンディピティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「セレンディピティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
セレンディピティの予告編 動画
映画「セレンディピティ」解説
この解説記事には映画「セレンディピティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
出会いは偶然?それとも運命?:セレンディピティのあらすじ
クリスマス前に買い物客で混雑するニューヨークのデパート。ジョナサンとサラは、1組の黒い手袋に同時に手を伸ばす。それが2人の出会いだった。お互いに惹かれ合い、スケートリンクでつかの間の楽しい時間を過ごす2人。だがお互い恋人がいる身。それでサラは小さな賭けに出る。自分は古本に、ジョナサンは5ドル札にそれぞれ連絡先を書いて手放す。本当に運命の出会いならまたきっと会えるはずだと。
現実を生きるか、運命にかけるか?:セレンディピティのあらすじ
数年後、ジョナサンは恋人ハリーと婚約していた。そしてサラもまた恋人からのプロポーズを受けていた。でもお互いにニューヨークでの出会いが忘れられない。2人は運命を信じてお互いを探し始める。すれ違いの連続でニアミスばかりの2人。お互い婚約者との未来にも疑問を感じ、ジョナサンとサラはますます再会へと思いが募るようになる。まわりの友人達を巻き込んで繰り広げるドタバタ劇が楽しい。先にジョナサンが古本を手にし、(持ってきたのは婚約者のハリー。これもまた運命のいたずら)サラの家へと向かうが、窓にうつるサラの妹(恋人と一緒だった)をサラと勘違いし、ショックを受ける。あきらめてハリーと結婚しようとするジョナサン。そんな時、婚約者と終止符を打ったサラもようやくあの5ドル札にたどり着く。
ついに運命の再会:セレンディピティの結末
ジョナサンのもとに向かうサラ。しかし、その日はすでに結婚式の日だった。後片付けを始めている会場にたたずむサラ。沈むサラにスタッフから「キャンセルになったよ」と声がかかる。再び走り出すサラ。そしてついに、思い出のスケートリンクで2人は再会。運命の再会を喜び合うのだった。
ついに運命の再会:セレンディピティについて
「こんなことって本当にある?」と思ってしまいそうなストーリーなのに、観ているうちにどんどん引き込まれていきます。ジョナサンとサラがとてもチャーミングで、結婚が決まった後の揺れ動く姿にも共感できます。「セレンディピティ」とは「思いがけないものを偶然に発見する」「成功を引き寄せる」という意味があるそうですが、本当にこの映画にぴったり。単なるおとぎ話でなく、それぞれ別の恋人がいながらも、2人は真のパートナーを求めて奔走します。最初は単なる偶然だったかもしれない、でもそれをチャンスにできるかどうかは自分次第。とても素敵な言葉だと思います。観終わった後、気持ちが明るく優しくなれる、素敵な恋愛がしたくなる、そんな映画です。
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