インスタント・ファミリー 本当の家族見つけましたの紹介:2018年アメリカ映画。子供を作ろうとしないピートとエリーは、エリーの妹夫婦に触発され養子を受け入れることを決意します。子育て経験のない二人が三人の子供を迎え、手探りで子育てを行うという実話をもとにコメディタッチに描かれた作品です。
監督:ショーン アンダース 出演:マーク・ウォールバーグ(ピート・ワグナー)、ローズ・バーン(エリー・ワグナー)、イザベラ・モナー(リジー・ビアーラ)、オクタヴィア・スペンサー (カレン)、ティグ・ノタロ (シャロン) 犬(ミートボール)、ほか
映画「インスタントファミリー 本当の家族見つけました」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インスタントファミリー 本当の家族見つけました」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インスタント・ファミリー 本当の家族見つけましたの予告編 動画
映画「インスタントファミリー 本当の家族見つけました」解説
この解説記事には映画「インスタントファミリー 本当の家族見つけました」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インスタントファミリー本当の家族見つけましたのネタバレあらすじ:起
工務店を営むエリー・ワグナー(ローズ・バーン)は、夫ピート(マーク・ウォールバーグ)とエリーの妹であるキミー夫婦と共に購入した家に訪れます。転売屋もやっているワグナー夫妻は妹夫婦にその家を修繕して住むことを勧めますが、改装費用がかなり掛かりそうな家のため気に入ってもらえず、キミーの夫がワグナー夫妻に「子供を持つ気がない二人には広すぎる」と触発し、エリーとピートはその家を我が家にすることにします。
41歳のピートは5歳の養子を貰おうと、軽い気持ちでエリーに言いますが、ピートの言葉を真剣に考えたエリーは養子縁組について調べます。ピートにジョークだったと言われたエリーは「考えてみただけ」と言葉を返します。エリーが部屋に入るとジョークだったと言っていたピートも、養子縁組を求める子供たちの写真を涙を浮かべながら食い入るように見ます。
里親機関に説明を聞きに行った二人は、養子を迎えることを前向きに考えます。そして8週間の里親講習を受け、同時に自宅でも養子を迎える準備を行います。無事に里親になる資格を取ったエリーとピートでしたが、いざ子供たちとコンタクトを取ろうとしても難しく、ピートは、難しい年ごろで誰からも声をかけられない中高生の群れに声をかけに行こうとします。
エリーは思わず「ドラッグに自慰行為、他人がゲームする動画を見る。対処できない」と言うと、群れの中から話しかけてきたのは15歳のリジー(イザベラ・モナー)で「丸聞こえだよ、クソ溜め・自慰行為他のことも」「同情は必要ないよ、私たちもわかってる、行って余計なこと考えず幼児と遊んで楽しんでね、バイバイ」と言うと戻っていきました。
インスタントファミリー本当の家族見つけましたのネタバレあらすじ:承
リジーが気になる二人は、リジーと弟のホアンと妹のリタの三人と会います。ホアンは気弱な少年で、リタは汚い言葉で人形を罵倒します。それでも三人の里親になったエリーとピート。三人の部屋を準備した家での家族生活が始まります。部屋にたくさんのぬいぐるみを持参したリタに唖然とする二人に、リジーは「家庭裁判所でもらえるの」と言います。そして子供たちにお休みのキスをして一日が終わります。
里親支援グループに参加したエリーとピート、他の参加者が問題点を語る中、まるで問題がないように話す二人。現状はリタはわがままで自分の意見が通らないと泣き叫び、スーパーの中でも泣き叫び、その声でホアンは怯えてショッピングカートに身体を埋め、スーパー内は騒然とします。
その後、支援グループでは二人も問題点を打ち明け、素直に相談するようになります。リタとホアンの問題点は相変わらずで、リジーは弟と妹の問題点に大人が介入するのを嫌がるのだと相談すると、センターの担当者カレン(オクタヴィア・スペンサー)は「リジーは10歳の時に失跡した母親の代わりに弟と妹の面倒を見てきたせいではないか」と言い、職員は「彼女がまた敵意を示したら3つのルールを試して」と言います。
1.調整 “リジー深呼吸をして10数えて”
2.共感 “怒る気持ちは理解できる”
3.分別 “怒るのはいい”
しかし、結果は失敗。リジーは既に3つのルールを知っていたのでした。リジーが家を出ていこうとしたその時、ピートの母親が遊園地のチケットを持ってやってきます。遊園地でもリジーは一人友人の所へ行き、別行動を取ります。止めようとする二人を制してお小遣いを渡す祖母、そして待ち合わせ時間より1時間遅れて戻ったリジーは、祖母にTシャツの土産を買ってきたのでした。
インスタントファミリー本当の家族見つけましたのネタバレあらすじ:転
そんな時事故が起こります。家を出ようとしたリジーに気を取られてる隙に、ホアンがネイルガンで足に怪我を負ってしまいます。カレンに事情を聞かれた時にピートは、自分の過失だと言いますが、リジーは私のせいだと言います。そして「家庭を移動させられちゃう」と不安がります。
そんな事があってから少しづつ打ち解けた気がしたエリーとピートでしたが、リジーの心はまだ固く、リジーにストレスを解消させるため、ピートは解体工事現場に連れていき、思いっきり物を壊させます。すると帰宅したリジーには笑顔が見られました。それからは三人共穏やかに過ごすようになり、ホアンはエリーを“ママ”と呼ぶようになります。
リジーから「実母が出所したのでできれば会いたい」と言われ、送っていくことになりました。複雑な気持ちでその場を後にするピートとエリー。その後も3度母親との面会をしますが、その都度子供たちの様子が元のように荒れてしまいました。そして実母が親権の復活の手続きを取ったことをカレンから聞かされます。
落胆した気持ちで帰宅したエリーとピートに、またもや問題が起きます。リジーが学校の清掃員ジェイコブと性器の写真をメールで見せ合おうとしていたのです。騒然とした中、エリーの母親が言います「ママも昔こんな時は自分の心に語り掛けてたわ、“そもそもどうして私は母親になったのか”」その言葉にピートはエリーを、センターで会った問題の多い里子のブレンダを立ち直らせて養子にした里親の家に連れていきます。
だがブレンダは何度も更生施設に行き、今もドラックの依存症から立ち直るために更生施設に行っていると聞かされます。そして、二人が抱えている気持ち“不満、恐れ、失望”その全てを里子たちは毎日感じていると言われます。
ブレンダの父母から「里親になって自分に自信を持てたのは、その責任が分かったからでしょう・・・」「里子たちには君達しかいないだから、その子たちを守ってやれ、報われなくてもね」と言われます。
インスタントファミリー本当の家族見つけましたの結末
二人はリジーを救うため、学校に押しかけます。ジェイコブは逮捕され、二人もジェイコブに暴力をふるったため警察に連れていかれます。その姿をリジーは見つめていました。保釈された二人を迎えたのはピートの母親で、リジーを取り戻すための判事宛の意見書を見て書き直すように言います。リジーの気持ちを考えて書いたはずのその文面は、リジーが見ると自分は愛されてないと思うと母親は言います。
裁判所では、リジーが実母の元へ戻ろうとしています。ホアンとエリーは実母の元へは戻りたくないと泣きます。
翌朝迎えに来るはずの母親は現れず、引き取れないと言ったことを聞かされます。母親を待っていたリジーは泣きながら飛び出し、エリーはリジーに裁判所では読むことが出来なかった書き直した意見書を手渡します。
そこには、以前はリジーに答えられなかった里親になった理由が書かれていました。自分たちの生活に欠けていたのはホアンとリタとリジーの三人だったと書かれていたのでした。
2017年7月12日聴聞会の場で、晴れて三人の子供達を養子に迎え、正式に本当の家族になり、裁判所で職員も含め皆で写真を撮りました。そこには本当の家族を見つけたピートとエリー、リジー、リタ、ホアンの本当の笑顔がありました。
以上、映画「インスタント・ファミリー 本当の家族見つけました」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する