皆殺しの流儀の紹介:2014年イギリス映画。ロンドンのある街を仕切っていたギャングのチャーリーとリッチーの兄弟は、高齢になり優雅な生活をしています。その街は今、E2ギャングという若者集団がやりたい放題にやっていて、レイプをやめさせようとしたチャーリーが殺されてしまいます。連絡を受けた弟のリッチーは、E2ギャングを壊滅させるためスペインからロンドンに舞い戻り、昔のギャング仲間を集め始め…という高齢者が若者を退治する痛快なサスペンス映画です。
監督:サシャ・ベネット 出演者:イアン・オギルビー(リッチー)、アリソン・ドゥーディ(テイラー警部補)、リセット・アンソニー(リジー)、ジェームズ・コスモ(アーサー)、スティーヴン・バーコフ(チャーリー)ほか
映画「皆殺しの流儀」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「皆殺しの流儀」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
皆殺しの流儀の予告編 動画
映画「皆殺しの流儀」解説
この解説記事には映画「皆殺しの流儀」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
皆殺しの流儀のネタバレあらすじ:起
かつてロンドンのある街を牛耳っていたチャーリーとリッチーの兄弟は高齢になり引退し、チャーリーを残してリッチーはスペインで彼女と優雅に暮らしていました。チャーリーの誕生日を控え、リッチーはロンドンに帰る準備をしています。一方、チャーリーは昔つるんでいたリジーらとレストランで楽しみ、裏路地を帰っています。
E2ギャングのリーダーのアーロンは、彼女のローレンに飽きて、子分たちにローレンをレイプさせようと、ローレンの事が好きなディーンに彼女を呼ばせます。何も知らないディーンがローレンを呼んでくるとアーロンが「順番にやれ!」と指示します。嫌がるローレンが抵抗していると、チャーリーが通りがかり、レイプを止めさせアーロンらに闘いを挑みます。
サシでかかってこいというチャーリーに、E2メンバーたちは集団で暴行し、最後はアーロンが滅多打ちにします。そしてチャーリーはそのままうずくまります。アーロンらが帰っていると、リジーとすれ違います。リジーにちょっかいを出すE2メンバーらに対し、若い頃暴れていたリジーも言い返します。そして裏路地に入った時、チャーリーの死体を見つけます。
皆殺しの流儀のネタバレあらすじ:承
警察に通報したリジーは、新任のタイラー警部補らの聴取を受けます。リジーはすれ違ったE2のメンバーが犯人だと言いますが、タイラーは慎重に捜査すると言って話を聞いただけでした。
リジーは昔好きだったリッチーに電話をし、兄のチャーリーが殺されたことを告げます。リッチーはヘリコプターでスペインから飛んできて空港に着くと、昔のギャング仲間のロイが待っていました。そしてロイとチャーリーが殺された現場を見に行くと、タイラーらが検証しています。
昔ギャングの大物だったことを知るリッチーを見たタイラーは、捜査の邪魔をしたら牢屋にぶち込むとクギを刺します。タイラーにアリバイを聞かれたアーロンは、すれ違ったリジーと元彼女のローレンが通報した可能性があると言います。
そのころリッチーはリジーから闇のSNSにアップされたチャーリー殺しの動画を見せられます。そしてローレンがレイプされかかっている動画もあります。そこでリッチーはローレンに会いに行き、アーロンの居場所を聞きます。この様子をE2メンバーのDKが見ていました。
皆殺しの流儀のネタバレあらすじ:転
チャーリーの葬儀に昔の仲間が集まります。リッチーの復讐にアーサーとブッチも同調し、ロンも加えて4人になりました。葬儀が終わると元警視正のジャックに会って、アーロンらの情報をもらいます。ジャックはかつて、リッチーらに、犯罪を見逃す代わりに街の悪党どもを殺させ、大金をもらっていました。
早速E2メンバーのリロイとマズを拉致し、アーロンの居場所を聞きますが、吐かない為、拷問したうえで殺します。次にJPを拉致してリッチーが暴行を加えていると、リッチーは心臓発作で倒れます。実はローレンはタイラーの娘で、リッチーが入院したことをローレンが盗み聞きしていました。ローレンはアーロンに会い、リッチーの入院先を教えます。
一方、リッチーらは何かを企んでいました。アーロンは武器と人間を集め、病院に乗り込みます。しかし病院内の様子が変で、ナースも入院患者もいませんでした。リッチーがローレンに指示して、アーロンらを呼んでいたのでした。
皆殺しの流儀の結末
リッチーらが、武装して総攻撃をかけます。E2メンバーも銃撃しますが半数近くが殺されます。そこでアーロンはローレンを人質にとり、武器を捨てて出てこいと言います。素直に応じたリッチーらが前に出ると、ローレンを助ける為ディーンがアーロンに飛びかかります。アーロンがひるんだ隙にリッチーがアーロンを殴り、拳銃を取り上げ撃とうとしますが、弾が上手くセットできず、引き金が弾けませんでした。
するとアーロンが拳銃を取り上げ、銃口を向けます。そこに武装警官たちがやって来ました。銃を持ったまま振り向いたアーロンは、弾が出ず警官たちに射殺されます。リッチーは警官が突入してきていたことを知って、銃の弾を抜き、アーロンを警官に殺させたのでした。
タイラーの聴取を受けるリッチーらは正当防衛を主張します。やがて正当防衛が認められ、リッチーはスペインの彼女に「今日帰る」と連絡します。そしてリジーに「一緒にスペインに行こう」と言いますが、リジーは断ります。
ヘリが飛び立ち、ロイらが見送っていた時、ヘリに乗っていなかったリッチーがやって来ます。そして、若い頃のように血が騒ぎ「この街を仕切るために一緒にやろう」と言いました。
以上、映画「皆殺しの流儀」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する