ARQ 時の牢獄の紹介:2016年アメリカ映画。タイムマシンを作った巨大企業トーラスの技術社員レンが、謎の4人組の男に元恋人ハンナを拉致監禁されます。その時ARQと呼ばれる機械に触った一人が感電死。これを機にレンはハンナと共に同じ時間を何度も繰り返すループに入ってしまい…という内容のSF映画です。自分だけがワープに気づいていると思っていたレンでしたが、何度も繰り返すうち同じメンバーもループに気づいて対応するという新しいパターンの作品です。
監督:トニー・エリオット 出演者:ロビー・アメル(レン)、レイチェル・テイラー(ハンナ)、ショーン・ベンソン(ソニー)、グレイ・パウエル(グリム/ファーザー)ほか
映画「ARQ 時の牢獄」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ARQ 時の牢獄」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ARQ 時の牢獄の予告編 動画
映画「ARQ 時の牢獄」解説
この解説記事には映画「ARQ 時の牢獄」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ARQ 時の牢獄のネタバレあらすじ:起
ハンナの家で目覚めたレンは、突然押し入って来た4人組に、ハンナと共に拘束監禁されます。男たちはそれぞれブラザー、カズ、ソニー、ファーザーと名乗ります。そして部屋にあった機械を触ったカズは感電死します。
別の部屋に3人が行ったすきに、レンはハサミで結束バンドを切り、ハンナを助けて逃げようとしますが、男たちに見つかり、レンはお腹を刺されてしまいます。レンを見るハンナ・・・その時、レンがハンナのベッドで目覚めます。
再び4人組の男たちが押し入って来ます。明らかにさっきと同じ状況です。ハンナは全く記憶がなく気づいていませんが、レンは部屋にある機械のARQに繋がっているパソコンを見て、時間が巻き戻ってループしていることがわかりました。
そこでレンは、ハンナにもガスマスクをつけさせ、殺人ガスを流して3人を殺そうとしますが、ガスが漏れ、さらにハンナが3人組の仲間だったことにより、レンは撃たれます。
ARQ 時の牢獄のネタバレあらすじ:承
レンはトーラスという巨大企業の技術者で、ARQという機械の開発者でした。トーラスは国家をも動かす企業で、戦争兵器を作り国民を抑圧していました。それに対抗した反乱組織ブロックが、レンからARQのプログラムと仮株券を奪おうとしていました。そして元彼女のハンナもブロック側の人間になっていました。
ファーザーと呼ばれる男はハンナの彼氏で、グリムという名前でした。3回目のループはレンがハンナを説得し、3人を拘束して脱出しようとしますが、再び殺され、4回目のループになります。するとハンナが3回目のループの内容を覚えていました。ループを重ねるうちに記憶として残ることがわかります。
そしてレンはARQがループしているのは、カズが感電したことが原因だという事も突き止めます。更にループの始まりと終わりの時間もつかみます。ハンナはトーラスに監禁された5か月で、トーラスの技術者のレンを殺し、トーラスの切り札を盗み、優位に立とうと考えていました。そこでハンナはレンに、「あの3人は私の部下だから私の指示通りに動く」と言います。
ARQ 時の牢獄のネタバレあらすじ:転
5回目のループはハンナの計画で進みます。しかしソニーがハンナを射殺してしまいます。6回目のループでハンナは、ソニーとブラザーがトーラス側の人間だったことを伝えます。そしてソニーはARQを取り戻すためにブロック側にスパイとして入っていたのでした。ソニーがグリムを殺し、レンがソニーを殺しますが、レンはブラザーに殺されます。
7回目のループでレンはハンナにARQを破壊させるコマンドを教え、ループが終わる時間の手前に実行しろと言いますが、レンを失いたくないハンナは入力できませんでした。8回目はソニーとブラザーを殺人ガスで殺し、ARQ爆破コマンドを入力し、爆破させようとします。
計画はうまく進みましたが、ソニーが射殺したグリムから流れ出た大量の血を踏んだハンナが感電死してしまいます。9回目のループになり、押し入ってきたのはグリムとブラザーだけでした。全員にループの記憶が残り、ソニーはカズが感電しないように別の場所にいました。
ARQ 時の牢獄の結末
レンはパソコンに残された自分たちの画像を見て、自分の知らないループがあった事を知ります。そこでハンナを連れて家の外に脱出します。しばらく走ると、地面に線が見えます。線は円を描き、家も中に入っていました。この円内でループが起こっていたのでした。
レンは「ソニーにはARQは渡さない」と家に戻ります。ブラザーと格闘になったレンに、ソニーもやって来ます。するとハンナがソニーにガソリンをかけて火をつけます。
レンはARQのパソコンを調べます。すると、このループが無限に行われていることがわかります。自分の記憶にないループがすでに起こっていたのです。その時、扉を壊そうとする音が聞こえます。トーラスの傭兵が迫っていました。
レンが自分たちの事を記録に残そうとした時、扉が壊されトーラスから送り込まれたロボットが襲ってきました。レンはハンナのベッドで再び目覚めるのでした。
以上、映画「ARQ 時の牢獄」のあらすじと結末でした。
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