囚われた国家の紹介:2019年アメリカ映画。地球外生命体に侵略された地球。アメリカ政府は地球外生命体の手先として、一般市民を監視します。ガブリエルとラファエルは地球外生命体に両親を殺され、レジスタンスのメンバーとして政府に戦いを挑みますが警察に追われることになります。レジスタンスの戦いはうまくいくのでしょうか?『囚われた国家』は、アメリカ第3の巨大都市シカゴを舞台に地球外生命体とその支配下にある政府とそれに反抗するレジスタンスの戦いを描いた映画で、意外な結末を迎えます。
監督:ルパート・ワイアット 出演:ジョン・グッドマン(ウィリアム・マリガン)、アシュトン・サンダーズ(ガブリエル)、ジョナサン・メジャース(ラファエル)、コルソン・ベイカー(ユルギス)、ヴェラ・ファーミガ(ジェーン)、ケイトリン・エヴォルド(アニタ)、ベン・ダニエルズ (ダニエル)、ケヴィン・ダン(アイゴー)、ほか
映画「囚われた国家」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「囚われた国家」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
囚われた国家の予告編 動画
映画「囚われた国家」解説
この解説記事には映画「囚われた国家」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
囚われた国家のネタバレあらすじ:起・地球外生命体に支配されるアメリカと市民の抵抗
2019年、地球外生命体(エイリアン)に攻撃されたアメリカのシカゴ市で、ドラモンド家は逃走を続けます。両親は車の中で殺されますが、2人の子供(ガブリエルとラファエル)は生き残ります。
2027年、世界は「統治者」と呼ばれるエイリアンの手先となった政府の支配下にあります。アメリカのシカゴ市、人々はエイリアンの地下居住地の建設に駆り出されています。しかしレジスタンスグループは抵抗を呼びかけます。
シカゴ警察特捜司令官マリガン(ジョン・グッドマン)は、レジスタンスが統治者を刺激することで人類に危険が及ぶと考え、成人したガブリエル(アシュトン・サンダーズ)の動きを監視しています。マリガンは古い付き合いのジェーン(ヴェラ・ファーミガ)の娼館を訪れますが、何もせず箱を受け取って出て行きます。
マリガンはオフィスに戻り、レジスタンス「フェニックス」に関する古い資料をあさり、「彼らは消滅していない」と部下に言います。レジスタンスは、シカゴのスタジアムで開催される政府支持派の団結集会での統治者への攻撃を計画していました。
ガブリエルは警察の極秘情報を手に入れ、その情報をレジスタンスに売ることで金を手に入れていました。そんなガブリエルに会ったマリガンは、彼の父とかつて友人であったことを話し、真っ当に生きるよう忠告し、彼と別れます。
囚われた国家のネタバレあらすじ:承・レジスタンスの反撃
ガブリエルはレジスタンスに情報を売ろうとしますが、レジスタンスのメンバーにどこかへ連れていかれます。シカゴのウィッカーパークという場所に着いたガブリエルは、死んだと思われていたレジスタンスのリーダー格だった兄ラファエル(ジョナサン・メジャーズ)と再会します。
ラファエルは情報を受け取り、ガブリエルに政府の危険性について訴え、逃げるよう言います。ラファエルは受け取った情報を伝書鳩でレジスタンスの仲間に送ります。
ガブリエルは恋人に政府の危険性について話し、一緒に逃げようと話しますが、折り合わず1人出ていきます。全てを監視されていたガブリエルはマリガンに見つかりますが、なんとか逃げきります。マリガンは、ラファエルが生きていると知り、追跡を始めます。
伝書鳩の情報がレジスタンスのエリソンに届き、エリソンはシステム担当のルヴィアとコンピュータで情報分析します。通信担当のリッテンハウスは仲間たちに計画の連絡を開始します。
レジスタンスのダニエル(ベン・ダニエルズ)、アニタ(ケイトリン・エヴォルド)が攻撃作戦を開始します。そしてガブリエルもレジスタンスに加わります。
囚われた国家のネタバレあらすじ:転・攻撃の失敗と政府の逆襲
レジスタンスはスタジアムに向かいます。スタジアムでは満員の観客の中、政府によるイベントと演説が始まります。マリガンはカメラで監視します。ラファエル、ダニエルはルヴィアと連絡を取りながら、統治者への爆弾攻撃を開始します。
逃げる政治家たちと観衆、攻撃はうまくいったかに見えます。レジスタンスもスタジアムから逃げますが、警察が反撃します。マリガンと彼の上司アイゴー本部長(ケヴィン・ダン)は、レジスタンスを反乱軍として鎮圧を始めます。マリガンはアイゴーと話しますが、アイゴーはエイリアンの元へ向かいます。マリガンはジェーンのもとを訪れますが、すぐに別れます。
警察は市内でレジスタンスのアジトを襲撃し、ガブリエルを逮捕します。ラファエル、アニタ、ダニエルはニューヨークに逃げるために、バスに乗ろうとします。しかしマリガンが彼らを見つけます。エイリアンたちがバスを攻撃、アニタとダニエルを殺害します。マリガンはラファエルを見つけ、身柄を拘束します。
ガブリエルは尋問され、マリガンから警察に協力するよう言われますが、拒否します。その後ガブリエルは、警察に捕まって拷問されるラファエルを目の当たりにします。マリガンはガブリエルに手紙を渡し、レジスタンスの首謀者に渡すように言います。
囚われた国家の結末:ジェーンとマリガンの正体、ガブリエルの運命
警察の監視のもと、ガブリエルはレジスタンスのメンバーに会い、手紙を渡します。ガブリエルはレジスタンスメンバーによりジェーンのもとに連れて行かれます。なぜかジェーンはガブリエルの名前を知っていましたが、マリガンの指令により警察が急襲し、ジェーンは射殺されます。
その後、マリガンはジェーンの家を訪れ、彼女がレジスタンスのリーダーで娼婦として情報収集や提供していたことを突き止めます。マリガンは、統治者を前に状況を報告します。マリガンはジェーンとレジスタンスのメンバーたちを殺害したことを報告し、上司アイゴーもジェーンに情報を提供していたことも暴露します。アイゴーは失墜します。さらに、統治者はマリガンもレジスタンスの仲間ではないかと疑いますが、マリガンは何も答えませんでした。
マリガンはガブリエルに会い、古い動画データを渡します。ガブリエルが動画を見ると、それはガブリエルの生まれる前の映像でした。その映像には、まだ母のお腹にいるガブリエルや、母とジェーンが同じ学校の教師であったこと、そしてマリガンが登場し、母やジェーン、レジスタンスのメンバーとパーティを楽しむ様子が映っていました。ガブリエルはマリガンもレジスタンスのメンバーであることを確信します。
その後、マリガンは、アイゴーの後任としてエイリアンに会いに行きますが、エイリアンの居住区に向かったマリガンのスーツには大量の爆弾が仕込まれていました。
マリガンは、レジスタンスの攻撃を影で操りアイゴーの後任に就任して統治者に会える立場となり、エイリアンに対して自爆攻撃を仕掛けるという目的を果たすのでした。
以上、映画「囚われた国家」のあらすじと結末でした。
「囚われた国家」感想・レビュー
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分かりやすい。
最後の自爆攻撃の結果、どうなったかまでは本編で書かれていないが、スタッフロールにてシカゴを始めに人々がまた、立ち上がり反抗してる描写が描かれている。
あと、マリガンがビデオの中でまだ産まれていない主人公にむけて、メッセージを送るシーンは泣けます。本当にいい映画です。